白川学館の教えはとても面白く、

分類2-1
質問白川学館の教えはとても面白く、共感することが多いのですが、正直に申しますと、柏手の意味がよくわかりません。第七種の柏手が神々と一体になるためのものである、ということは教えていただいたのでわかりましたが、実感としてつかめていません。何か形式にとらわれているような気がしてしまい、こんなことをしなくても、そこに意識をむければ、神さまは常に一緒にいてくださるのに、などと思ってしまいます。柏手の意味を理解できるように教えていただけますか?
回答最初から神であるのになぜ、わざわざ「神になる」ということをするのか、また、その作法が決まっているのか。意識を合わせるだけでいいのではないか?という問いは、学ぶ過程で多くの方が感じることです。私もそう思ったことがあります。しかし、実際に日々の生活の中で、神との一体感というのは、ほぼ間違いなく薄れていくものです。そして、お作法を通して「思い出す」のですが、柏手は、そのご挨拶のためのものです。柏手を打つということは、あくまで、ご挨拶であって、その後の祓詞奏上につながる一連のプロセスの中で感じ取っていくことで、その意味が見えてくると思います。当然感じる疑問ですが、また、作法を実践する中で、つかめていくことだとも思います。ぜひ、祝殿での作法を通して改めてその意味を感じてみてください。
回答講師七沢智樹