神と一体になるという概念につい

分類1-6
質問神と一体になるという概念についてですが、審神者神代でいうと神の働きを読み取る社会に当てはめるということ(ここでは判断するということ)にとどまっているように聞こえるのですが、何か神と一体になるということは人が神懸り的な働きをしているように捉えていましたがどうなるのでしょうか。
回答神代が神と一体となり、審神者が判断します。また、審神者も判断するためには、神と一体とはどういうことか詳細に把握している必要があります。神と一体となる=神がかりとなるということは、どういうことかという質問はよくいただきますが、例えば、祓いを行った感想として、多いのが、「ちょっとしたことに動じなくなった」「とても落ちついて日々過ごせている」「いつもとは違う感覚がある」等の感想ですが、これらは、気持ち、心が左右に揺れない、過去や未来をわずらわない、ということであり、二項対立の構造を超えてきているということであり、落ち着いているというのは、鎮魂されてきているということであり、神の働きを受ける器が大きくなってきているということであり、さらに、いつもと違う感覚というのは、階層が繰り上がってきているということです。そういう体感を重ねることで、神とは何か見えてきます。ただし、いわゆる一神教などが説く神とは全く異なり、姿かたちはありません。その力が発動し自らを通して働きが起こるということです。
回答講師七沢智樹