鎮魂祭における3つの儀は呪術的側面のあるもの

分類1-3
質問鎮魂祭における3つの儀は呪術的側面のあるもので神人合一とは階層的に異なるとの内容でしたが、3つの儀を行うことで鎮魂されるとの「確信」に近い概念を当時の人々が持っていたがゆえに、それを行うことで天皇自身も、「自分が鎮魂された」と意図できる、という言わば神人合一に向けての階段としての役割であって3つの儀≠鎮魂3つの儀≠神人合一イコールではない、との理解でよろしいでしょうか?
回答寧ろ、3つの儀式は鎮魂でもあり、神人合一でもあるとも言えます。なぜなら、儀式においては、当時の時代環境ゆえの方便的な手段として、その時代に見合った形として呪術的な形式を取り入れたことにはなったかもしれませんが、儀式の真義たるその本質は時空間の次元を超えて貫かれていると考えるからです。
回答講師斉藤亘弘