白川神事の心得である「それ神の

分類1-2
質問白川神事の心得である「それ神のことは、いささかも私心なしを尊ぶ」の教えは、現在でも神職を志す大学でも伝えられているのでしょうか?また現代の神道学の基である文献実証主義というのは、わかりやすく考えると「文学的」に近いという意味合いなのでしょうか? 神道の本質となりますと祭祀などいった行いも重要になってくるのではないかと考えています。
回答白川の教えとしての「それ神のことは、いささかも私心なしを尊ぶ」が、神社本庁が出している神事心得に掲載されていますが、大学の講義では説明されてはいないと思います。 現在の神道学は文献学に基づく研究が中心となっているようですが、文献学による実証だけでは得てして時系列的な次元の枠に偏重しやすく、古神道が本来備える本質的な普遍性を見い出しにくいことから、文献実証主義と表現しました。 祭祀は古神道の本質でもありますが、祭祀の本来のあり方や意味合い、その実践活用方法は、入門講義での核心となる学び、つまり日本文化の真髄ともいえる白川のおみちと言霊学から見い出していただければと思います。
回答講師斉藤亘弘