審神者は何故発生したのでしょうか。

分類1-6
質問審神者は何故発生したのでしょうか。天皇(人)が神でないためでしょうか。天皇が真の神であれば、審神者は必要でないと考えます。
回答個人のご修行においても審神者としての客観的判断が核心ともなりますが、それは国体を維持するためにも当然のごとく生命線になりました。しかも誤った判断及びに決定は国の存亡にも関わるため、本来の神の働きを掴むことが常時必要でした。そのためにも、審神者という明確で客観的な判断を執り行う立場を設定することで、確固とした万全なあり方を作り出したのでしょう。それだけに、本来の神の働きとは次元の異なる、指導意志霊、支配霊といった憑依霊等の霊的な存在の介入を見極めることには慎重に慎重を重ねてきたのです。それは一神教的な支配判断の次元を未然に防いできたことにもなりました。このようなことからも、審神者という明確な客観性を必ず伴う天皇の立場は、初めから祓われる立場であることで初めから神でもありました。
回答講師斉藤亘弘

第6講義をありがとうございました。

分類1-6
質問第6講義をありがとうございました。 とても勉強になりました。 テキストの本章最後の137頁に、人を祀っている神社の説明で、「祀られている人に象徴されている神の働きを祀るという意味合いが強い」とあり、そう考えると素直に拝めそうな気がしました。 そこで北野天満宮や神田明神など、いわゆる怨霊信仰として祀られている場合も、そこに神の働きを見るという理解でいいでしょうか。なんか害を与えていて殺しておいて、祀る側の勝手だなあと思わないこともないので、何となく気になった次第です。
回答そういったこともあり、そういった神社にはあまりお参りしておりません。七沢賢治は、神社にはいかないです。自分で神をお祀りしているわけですので。
回答講師七沢智樹

七沢賢治代表の言葉に、言霊学

分類1-13
質問七沢賢治代表の言葉に、言霊学を実社会に応用して、公正なビジネスとして展開しておられること、その役割を小野寺先生が担っておられる事が書かれていました。 私は長年、公の使命を果たしたいと言うことと、まず私を満たすということの両立がうまくいかず、どっちつかずの生き方で苦しんできました。 長年近畿に住んでいて七沢代表の教えに触れることも出来ず、ロゴストロンを購入することもできず、空回りで生きてきました。 今は東京に住んでおり、3年になりますので、ようやく教えに近づくことが出来ました。しかし、まだ経済的な面で私を満たすとはほど遠い状況です。自分なりに公の役割を果たすには、経済的自由が必要です。 きっと言霊学が私にとって、まずわたくしを満たし、次いで公の使命を果たす土台になるのだと感じております。公私ともに満たされた人、という七沢代表の言葉もありました。 現状は、コールセンター勤務で毎日同じ事を繰り返しておりますが、どうやっていけばおみちと言霊学を自分が生きていって私を満たす事につなげていけるのでしょうか。もちろん、公の使命・天命を果たすことにつながる質問です。よろしくお願い致します。
回答私どもの教えにある根本的な方法論は二つしかありません。それは、「祓い」と「鎮魂」です。(言霊はそのうえで効果を発揮するもの) どちらも、私が私だと思っている偽りの私を破壊し、本来の「私」で勝負することを意図しています。その本来の「私」とは、「空(くう)」であり「すべて」であるという感覚ですが、それを掴むにはやはり徹底した祓いしかありません。まずは地道に祓詞を毎日唱え、日々を明るく感謝の気持ちで過ごすことが重要だと思います。それだけで必ず何らかの変化が出てきます。
回答講師小野寺潤

動画では話されていませんでしたが、先生は吉田

分類1-4
質問動画では話されていませんでしたが、先生は吉田神道をどう思いますか?教科書を読むと、吉田家は自己流に権力あるものと親しくなり勢力を強めていったワンマン経営者、良くも悪くも押しが強い。一方白川は由緒正しい家柄。吉田家残念だなぁと吉田に嫁いだ私は思ってしまいました。
回答吉田家と白川家の二つの家柄で、祭祀を司ってきたという歴史的事実は確かなことです。どちらの家においても、独自の伝承形態や伝承方法によって行われておりますので、その中身については検証や検討する必要があるかもしれませんね。
回答講師櫻井慎也

写し祝詞の見本(用紙)で「一二三祓」は漢字で

分類1-9
質問写し祝詞の見本(用紙)で「一二三祓」は漢字で書かれていた為、ひらがなで書く際には相応しい字体や感覚が難しかったです。できればわかり易く画像でポイントを教えて戴けないでしょうか?
回答ひらがなは難しいですから漢字のみで、勉強して頂きたいと思います
回答講師西村博美

古事記において五十音の一語一語にそれぞれ神

分類1-11
質問古事記において五十音の一語一語にそれぞれ神の名が該当するのは、当時の人はどのように解釈していったのでしょうか?
回答天皇もしくは言霊の伝承者のみが知っていたと思われます。つまり、古事記の神名に言霊を隠したということであり、そうした立場にある人以外が解釈できるようなものではありませんでした。
回答講師小野寺潤

講義中白川神道の先人の言葉、先学先人の言葉

分類1-2
質問講義中白川神道の先人の言葉、先学先人の言葉が出て来ましたが、今後白川神道を学んで行く上で、どこまで掘り下げて先学先人を学んで行けば良いのでしょうか。白川学館入門講義集頁中の文言を学び、次の講義動画へ進んで良いのでしょうか。
回答入門講義集の中心となる主旨を掴んでいただきながら、神道神学の講義範囲に掲載されている文言を必要最小限としてご参考にして学んでいただき、次の講義動画へとお進みください。
回答講師斉藤亘弘