神と一体になるという概念につい

分類1-6
質問神と一体になるという概念についてですが、審神者神代でいうと神の働きを読み取る社会に当てはめるということ(ここでは判断するということ)にとどまっているように聞こえるのですが、何か神と一体になるということは人が神懸り的な働きをしているように捉えていましたがどうなるのでしょうか。
回答神代が神と一体となり、審神者が判断します。また、審神者も判断するためには、神と一体とはどういうことか詳細に把握している必要があります。神と一体となる=神がかりとなるということは、どういうことかという質問はよくいただきますが、例えば、祓いを行った感想として、多いのが、「ちょっとしたことに動じなくなった」「とても落ちついて日々過ごせている」「いつもとは違う感覚がある」等の感想ですが、これらは、気持ち、心が左右に揺れない、過去や未来をわずらわない、ということであり、二項対立の構造を超えてきているということであり、落ち着いているというのは、鎮魂されてきているということであり、神の働きを受ける器が大きくなってきているということであり、さらに、いつもと違う感覚というのは、階層が繰り上がってきているということです。そういう体感を重ねることで、神とは何か見えてきます。ただし、いわゆる一神教などが説く神とは全く異なり、姿かたちはありません。その力が発動し自らを通して働きが起こるということです。
回答講師七沢智樹

統合されたところに(神があり)

分類1-6
質問統合されたところに(神があり)創造が現れるということはどれを言っているのでしょうか
回答全ての対立するものが統合されるところに創造が起きるということです。例えば、男女の統合により子供が、陽電子と電子の統合により光が、有ると無いの統合により空の意識=悟りの意識が産まれるのと同じです。
回答講師七沢智樹

神は「人と共にある」の意味がわ

分類1-6
質問神は「人と共にある」の意味がわかりません。人はそもそも神であるからそのように表現しているだけなのでしょうか?日常生活の中に神が顕われていることを指しているのでしょうか。
回答人である私、神である私が、その境をあいまいにして、存在しているというような意味です。日常生活の中に神が顕れていることを表現しています。
回答講師七沢智樹

古代ギリシアのどこかに「イソノ

分類1-6
質問古代ギリシアのどこかに「イソノミヤ」というコミュニティがあった、とお聞きしましたが、このことが書かれている文献がありましたら、お教え下さい。 呉茂一の「ギリシア抒情詩集」でギリシア古代詩に関心を持っていたものですから。
回答『哲学の起源』(柄谷行人著)に書かれています。
回答講師小野寺潤

世界の宗教の中で、「中今」の概

分類1-6
質問世界の宗教の中で、「中今」の概念、あるいはそれに近い概念を持つ宗教、あるいは考え方はあるのでしょうか。
回答仏教における「色即是空」の「空」、また、老荘思想における「道」などがそれに相当します。
回答講師小野寺潤

生まれが京都の伏見で、現在の住

分類1-6
質問生まれが京都の伏見で、現在の住まいの隣がお稲荷さんのため、何か縁がある気もしております。お稲荷さんの話題がありましたので、差支えなければご教示いただければ幸いです。
回答伏見稲荷大社は、江戸時代は、公家、白川家が教えていた神社(当時は、白川家か吉田家が免許状を出していた。)です。しかし、稲荷神社でお祀りしているのは、「狐」であるため、神道の神観の講義でもお伝えしていますが、太陽や月、地球、木火土金水や宇宙創造の働きのようなよりスケールの大きな神々ではありません。同じお祀りするのであれば、よりスケールの大きな、宇宙自然の働きをお祀りしたほうが、宇宙自然の働きと一体となりやすいということがあります。白川では、造化三神(宇宙創造の神々)と天照大御神(太陽)、豊受大神(大地の恵み)をお祀りしています。
回答講師七沢智樹