0009話:2016年12月01日

昔から一日と十五日というのは、神の日ということでご神殿に供えたりしていました。丁度、月の半分と・・・。年の半分では、六月と正月、十二月ということで、一つ区切りがあります。区切りというのは、暦はもちろんそうですが、農耕とか季節が来るということだけではなくて、心も一つの区切りとしてある。師走、月の一ヶ月を無事に過ごそうというような意味で、一日と十五日にですね、やるようになっているようですけれども・・・。

毎日毎日お祓いをして、寝るときには、キリスト教の新約聖書ではないですが、一日の苦労は一日で足れり、と。明日のことは、明日、自らが思い煩うだろう、ということがあります。

高濱先生と毎月、四日、五日くらいここで暮らしていました。寝る前には火打ちを打って、神様に挨拶をしておられました。先生にどんな挨拶をするんですか、とお尋ねしたら、やはりそのような意味合いのことをおっしゃっていました。一日にありがとうございましたと感謝をして、明日は明日でまた宜しくお願いいたしますと。そんなことを思い出しました。

◇どう生きたらいいか

私が今日感じたのは、大きな世界の変換期、それが良いとか悪いとかではなくて、また、それが世界を支配するとか、支配をやめるということではなくて、右翼とか左翼とかではなくて、そのような論理を使いながら人間をうまくコントロールしてきたと思います。ネットでも、ネトウヨとかいう言い方をして、非難したりして、争わせるという方法を使いますけれども・・・。そういう流れの中で、世界中で混乱している。右も左もなく、どういうふうに生きればいいかということを問われているというかですね。

そういったときに、どう生きたらいいのかというと、今までの科学というものの中で、合理的な生き方というものが、ある程度完成してきました。科学、それを前提とすることは、当たり前なのですが、その中身を結局、支配のために利用されてきたということもあります。

◇転換期をどう見るか

日本人は、客観性で受け入れた。日本には様々なノーベル賞受賞者がいらっしゃいます。昨日もナノチューブの研究をしている信州大学の先生の話をしましたけれども・・・。候補者はいっぱいいらっしゃるんですけれども、受賞が流行でコントロールされて、そして、表に出されたり、あるいは、そういう開発や製品を創るということでやってきたわけですね。

ですから、そのときに必要であっても、自分たちのリズムに合わなければ、そのことを伏せておくということをやってきたわけです。我々もそのようなことを痛感していますけれども・・・。

今、起こっている世界のことは、支配をする人達もちょっと分からないような事態で起こっているからですね、ちょっと考えあぐねているということも沢山あるんですね。そういうときに、常人というわけではないのですが、世界のいくつかの民族で、名乗りを上げるようなことのできる民族がいます。それは戦前もそうだったし、大航海時代もそうだったし・・・。

インカのような強大なですね、金や財宝をたくさん持っていたとしても、奪われてしまうわけですね。たかだか二百トンくらいの金なんですけれどもね。たかだかといったら失礼ですけれども、そういうものがみんな盗られていった。大きな転換期のときにですね、我々がそれをチャンスと見るか、どう見るのかということですね。混乱だから自分も混乱するのかというところですね。

◇自分も変わるチャンス

皆さんがこの期に一気に掴んでいくというか、高めていく。自己の感性というものを求めてですね、一気にやっちゃうと・・・。社会が大きく変わるときは、自分も変わりうるチャンスである、とそういうふうにみた方が良いのではないかと思っています。

もちろん命運がありますから、今、バイオリズムが下がっているのに、みんなで一緒に頑張らないといけないということを思ったりするかもしれないけれども、公というエネルギーの中でいうと、それは一つのチャンスとなる。そのチャンスに、お祓いを奏上する人もいるかもしれませんし、出たら危ういと抑える自分もいるかもしれません。

◇エネルギーをチャージするとき

僕が思うに、そのときに運の問題があるんだと思うんですね。運気ですね、それをバイオリズムとか色々な言い方があるのですが・・・。下がっているということ、十二年を一つの周期としたときに、下がっている上がっているということがあるんですけれども。たぶん下がっているときというのは自分にエネルギーチャージをするときなのであって、知とか情とか、意志とか、そういうエネルギーをチャージするときですね。元気の良いときは、運は整っているから、自分の一番やりたいことができる、伸ばすことができるという面もあるわけですね。

星座や中国の占いがあるように、そのようなことは確かにあるかもしれないけれども・・・。僕も散々そのようなことの研究をしてきました。確かにあるということは思いますけれども、今、思いますのは、それをも乗り越えていくにはどうするのかということです。

◇命運を超える

命運を超えていくということ、自分の心身に負担がかからない状況で、意志をどんどん高めることができるというか、そういうことができないかということで、奈良先生以来そのような研究をしてきました。当然、私もそのような経緯を知っているんですけれども・・・。

そんな中で生まれてきたものが秘密兵器ではないですけれども、ロゴストロンという機械であるし、白川という道であるし、言霊という方法があるわけですね。ですから、これを試していただくといいますか・・・。

◇マップを作ろう

昨日は、思考実験も実験だといいましたが、具体的にその過程といいますか、それも踏んでいただければ、それは可能なのではないかということですね。

基本的に、我々が変わらなければいけない中身というのは、今やっていることでいえば、脳の変化ですね。階層的には生命的なホメオスタシスとか、生体恒常性とか、あるいは感情のコントロールという意味での心理学というか、精神医学のところで、現時点における最高レベルの科学というものは、それ以上行っていないわけです。科学の、その先をどういうふうに開発していくのかということを、言霊と白川と鎮魂、あるいはロゴストロンということですね。そこに可能性が秘められているというかですね。その辺の精緻なマップというか、自己がその中をいくマップのようなものをですね、それぞれがどう行けるかということを、提示しなければいけないということが多々あります。

◇デジタルとアナログ

それを今、デジタル・アナログということでやっていますが、悪くいえば洗脳されているわけですね。デジタルなんていうものは、ノイマン型コンピュータが出てくる、あるいは様々なシステム哲学というか、サイバネティクスとかがこの世界に出てきて、たかだかまだ七十~八十年の話ですね。ただ人間がデジタルと表現しただけです。

それは人間の思い通りにいかないという、例えば、感情というようなものをどうすればいいか、ということをデジタル式に考えることで解決しようということであるわけですね。

デジタル、そういう呼び方でもってアナログというものを貶めたわけではないでしょうけれども、少なくとも苦しみから開放されようとして、そういう表現をしたということが分かるんですね。今や、自己の中での争いの種になってしまって、我々の中で自分自身と機械、あるいはデジタルとアナログという二項対立の中にハマっているということがあるんですね。

◇乗り越える

今、我々は「知・情・意」という形でまとめてはいますが、少なくとも「知」というものの移転というものが、瞬時にできているということが、「知」の掴み方ですね。「情」というようなものも可能性としてはですね、それをコントロールできる世界に、今、突入しようとしているということですね。そういう階層を、しっかりと掴んで、少なくとも時間がかかるものを縮めていくということのために、鎮魂も祓いもご修行も言霊もあるというふうにですね。

そういうふうに捉えてこの機に命運というものも含めた、そして、どうしようもないところも含めた自分の情緒というものが、どう変わるのかということを見つけて、ロードマップを作っていただきたいということです。自分でそういうところを乗り越えていきたいなという・・・。

何十年かやっているものを、効果があったかどうかは別にして、先に進んでいるものがあれば、そこのところを教えていただくということはあってもいいと思っています。この三週間以上やってみて、どうしてもこれは今日聞きたいなということをですね、みんなの前でいってもいいと思ったら、質問してもらうというところも必要かなと・・・。

今日はだいたい三分五十秒、祓いが早かったので、そういうようなことで何かあれば質問をしてもらえればいいのかなと・・・。

◇門人の質問1

僕は、今日は二ヶ所違えてしまって、それはすぐに自分の中では消えてそのままやっています。祓いで間違ったときにもう一回最初からやりなおした方がいいのですか、という質問を僕自身も受けるのですが、それを生徒さん、受講している方には、いい直しができる場合には、いい直しをしていただいて、あとで間違った場所を振り返ると良いと思いますよ、といっています。自分自身が間違った場合、その場でいい直しがきく場合は、そのようにして、ただそのようなことを粛々と続けていくしかないかなと思っています。

自分が納得できる祓いがまだできていないという想いもあって、自分の声で祓いができたということもあるのですが、ご修行が進んでいる方々と自分を見比べたときに、何となく自分は祓いきれていないのではないかと思っています。どこでその違いが出てくるのかなとも思います。おそらく、それをただ日々祓っていくしかないのかなと思っています。その辺のことでアドバイスをお願いできますでしょうか?

【七沢代表より】

祓いはね、毎回毎回、昨日と今日と速度も違うし、そのときの状態というか、それが反映されるから・・・。一回一回を捉えるのは良いとは思いますが、たぶん祓いの中で、自己の中で湧き上がるような、違う意味のそのときに出てくる速さにもよるんだけれども、色々な想いもあったりするわけです。基本的には、脳がリセットしているわけですね。消していくということです。

みんな、心理的にはトラウマといったりしますが、そういうものが脳に刻み込まれているということがありまして、すぐに記憶のところに感情が張り付いて、そこにいって、悩んだり思い出したりするわけです。何回か思い出していくようになるんですけれども、悟りと同じで、老齢化した時の脳の状態は、ほとんど同じということが椙村先生の実験結果としてありました。若いときは逆に、しっかりと思い出していくんですけれどもね。

お祓いというのは、一回ごとに沢山の脳の領域の鬱滞した振動を減らしていっている。消していっているんですね。それは今までの自分の刻印したトラウマではないですが、脳に刻印された神経細胞に留めている絶対量みたいなものがあるから、それを早めにアースし、無くしていくわけですね。変性意識状態まで戻していくと、それは消えやすいんですね。整体術でそのようなことができないか、現在、開発しています。

昔からここはITとか、一種の整体とか、必須科目みたいなものだといっていたのですが、だからそういう会社もあり、そういう研究もずっとしてきました。形状記憶合金ではないですが、筋肉に記憶しているものを消していくようなものが脳においてもあるわけですね。

それに対する方法を、それこそデジタル・アナログというところで、言霊を作っていくということを今やっているわけですが・・・。カウンセリングもやっていましたが、なかなか時間がかかるわけです。根っこを引き出して、それを消すというのは・・・。

例えば、育った環境の中で思い出すようなものがあると、自分の中にまたああいうことがあったなということを脳に刻印するわけです。だから、先ほどいったように、一日の苦労は一日でいいよね、忘れよう。お祓いというのは一種の忘れる技術というようなものですね。全て流していくのですから。「さすらいうしないたまひてむ」という世界をやるわけだから、それを原則としてやっていくということを考えて、それが少しでもできたらということにおいてですね、喜びを持つようなやり方がいいかなと。

年をだんだんとっていくと、脳の状態が、ボケのような状態となるというか、それが幸せな状態になるときもあるんですけれども。皆さんは、まだ脳が若いというわけですね()

◇門人の質問2

言葉と体が一緒にならない感じで、言葉が頭の中で追いつかなくて・・・。その場合は、その想念をもつということでもよろしいのでしょうか?

【七沢代表より】

ゆっくりになってもいいのではないですかね。黙祷とか、念祷とかは、脳の中でいっているわけですね。脳の中で直接通じ合うとテレパシーですけれども、音波で通じたり、光波で通じるというのは分かりやすいけどね。自分の中では、自分が自分自身にいっているわけですから、それはまずは必要なのではないですかね。まずは意識を感じながらやるのとでは違うんではないですかね。読むというのもそうでしょう。速読法のように光波で見ているのか、音というか、ない音で読むのかという黙読との違いがありますね。文字を光で瞬間に入れてしまうという求聞持法(虚空蔵求聞持法(こくうぞうくもんじほう))というか、一種の妖術というか、呪術のようなものだったかもしれませんけれどもね。

ポイントは、そういうものを一体にしていれば良いのではないかと思います。脳の中で、文字として浮かんだり、音で聞こえてくるわけですし、脳の中の無音の音もあるわけですが・・・。分けてやるとそういうことになるということですね。だいたい一つのことでやっているんですけどね。早くお祓いをあげるとそういう音だけですね。目を半眼にして、早くあげると雑念は起きにくいですね。それが良いかどうかではなく、なんかの霊に取り憑かれているという意味合いが昔あったのでしょう。お墓であげる作法は、最大限早くするのですね。変なものに取り憑かれないようにやっていたんでしょうね。

今は長くすると、自己自身の中で、雑念が湧いてきて、雑念を自覚していくというかですね。雑念を自覚していくということに関しては役に立つのですけどね。一番良いお祓いというのは、それが一体となったお祓いですね。速度の違うものを、脳の中で一つにして「ことたま」にするというかですね。バラバラに分けると瞬間に働いている言霊と、そういう音波でいくものと、周波数ですね、シューマン波や惑星の運行の周波数で動いているものと色々あると思いますけどね。特徴があるんですね、自分のね。いわゆる音波で見るという特徴があったり、パッパと光の感じでもって、それを受け止めるという違いがあるんですけれども。出てくる感情というのは、そのときそのときにハッキリと出てくると思いますけど、出てきたら確認して次にいくのが良いと思います。

本日もよろしくお願いいたします。