0028話:2017年01月03日

◇三年間が三日間の中にある

この三日間がどのようにできたかということが、これからの世界、あるいは日本というもの、あるいは我々が、白川でやるということにおいて非常に大事な中身であると思っています。美しい衣がいよいよ付くというかですね。世界的に見ると、新しい時代の、新しい衣ができ上がってくるような一年間になるのではないかと思います。ですから、美しい衣というものが用意されるという年なのではないのか、ということがいえると思います。我々もそういう意味では、国でいうと「国体」というものに、国ぶりというものが現れてくると。もちろん、それは我々が色々と今年からやろうとしていることの中にもあろうかと思います。どうもそういう「国体」に着る衣というかですね。そういうものが非常に美しいものが用意されるのではないかと。まだ一年がはじまったばかりなので、そんなことを思えないという人が多いと思いますが、そんなことがあると思います。

しかし、内実というか、中が充実してこなければ、それは意味のないことになりますので、内容の充実がこれからなると思います。ですから、我々が素晴らしい教えや、素晴らしい道、あるいは哲学で、日本という国を見つめるために、内容がなければ、世界から大した事がないなと思われてしまうので、内容の充実が急務であります。日本国においても、世界においても。公のために、どのように尽くそうかと考えたときには、内容をいかに充実させるかが重要なものになると思います。

さて、我々は三年間が三日間の中にあるという考え方をするわけですね。これが祈りや祓いの極意であります。これは時間が中今ということで、過去も未来も今という瞬間の中に存在しているのだということ。そういう生き方や哲学をもっているわけですが、この三日間というもののあり様を見るということが非常に大事なことだったのではないかと思います。そうしますと、三日目には、非常に良い知らせが届きました。我々の中でも、確認させていただきました。二日目は、初夢というものを語るべきことでありましたが、普通は意味論というか、宝船を置いて眠るわけですが、「長き夜の 遠の眠りの 皆めざめ 波乗り船の 音の良きかな」ということを念じて、夢を見るわけですが・・・。夢の内容は、「一富士 二鷹 三茄子」というかですね。

たまたま今日は村山修験の創始者の方が、Yさんの元の家だったという話しを今日しましたが、お参りに行こうというような話もしたのですが。村山修験は、富士山に村山古道というのがありまして、山を開いたわけですね。そして、富士登山ということをはじめたのが、七沢家であります。三代将軍の家光さんに頼まれて、三百人くらいがお参りするのがはじまりです。そんなことがあったので、今日は一日遅れの一富士だったなと・・・(笑)。

私も二日には湿疹が出て、色々とただならぬことがあったなと。今朝の三時に、枕元で綺麗に整理したら、全部解決して、三日間皆様方にご挨拶できて、非常に嬉しいです。

◇祓いにはじまり、祓いに終わる

我々は一体、どこからエネルギーを入れているのかということが大事なことです。今の社会においては、食料と、まさに石油のようなエネルギーが基本にある。そして、金融というようなものが、大きなエネルギーの源となっているわけですが、農業をKさんが一生懸命努力して、農業というのは非常に大変な研究であって、金山先生と一緒に行っています。一方で、経済的にIさんを中心として非常に大きな成果をあげてきました。国土ということを考えると、土地というものが、非常に大きなものとして出てきたと。もちろん、我々は情報というものを大きなエネルギーということにしていて、その情報のシステム化ということを色々とはじめています。この中身も非常に豊かな中身であります。

そういう中で、我々は白川学館としての原動力は何かと考えたとき、我々にあるのは、白川の高濱先生がずっとおっしゃっていたように、「祓いにはじまり、祓いに終わる」と。祓いの中に全てのエネルギーの源泉があり、祓い自体が最大のエネルギーなんだということを、我々は自覚しなければいけない中身ではないのか。正月の挨拶の中で、斉藤さんが祝殿宮司として、甲府でいよいよ活動していただくということを、はっきりと宣言していただきました。斉藤さんには三日間祝詞をあげていただきましたけれども、祝殿を最初に作った時の竣工式をすべて彼に司っていただいたんです。この三日間で、その全ての、いよいよ大きなエネルギーで、先頭に立っていくことを承諾していだき、皆さんの前で宣言していただきました。これは非常に大きな力になります。我々の四つの祓いというものが、どうしてそんなエネルギーの源となるかというと、世界というものは確かに創造されたという過去形であるんですけれども、我々は絶えず創造されるというかですね、世界の哲学や宗教では、宇宙は神によって創造されたんですね。我々は瞬間、瞬間、中今に宇宙は創造されているという現在進行形の創造論なんですね。それが大きな違いです。その現在進行形の創造論を表現するものが祓いです。祓いというものが瞬間、瞬間に宇宙創造されているということの表現、意志です。創造というものの意志というものを、瞬間、瞬間に言葉にして表現して、発している。創造意志を発するということが、実は最大のエネルギーの源であるわけであります。

しかし、一神教などでは、普通、創られたものから創られたものへという、被造物から被造物への変化と捉えています。これは学問的には物理学で、唯物論であります。我々は唯物論ではなく、意志論です。無から有という世界のエネルギー場を使わせていただく。そこに大きな違いがある。無から発するエネルギーというものが創造意志という瞬間、瞬間に行われているというところから出てくるエネルギー場ですね。これは様々な神話にもありますが・・・。

◇創造意志エネルギー

非常に古く、素晴らしい神話が日本に残っています。世界にも沢山あります。それは宇宙創造ででき上がった以降の中身なんですね。ですから、我々が「とほかみえみため」からはじまる中身、造化三神を祀り、別天津神、そして十神そして、十七神と・・・。あるいは、十七神以降の五十神と・・・。そういう神話世界によって体系付けられたものです。五十、五十一神以降は九十七番目までが、その調整ですね。それがまた、祓いの中身になっているということですね。八十七番目から九十七番目までの十一神によって、天津神の中の身禊祓が、まず行われるわけですが、その類似形が大祓の中にあります。九十八、九十九、百の三神の兄弟神様が百番目になるんですね。そして、その三神が一番最初の天之御中主神を迎えるという技が鎮魂にあるわけですね。とくに、イザナギ・イザナミの命が、国生みをしたということが非常に大事な前提となっています。

そういうことを含めますと、創造ということが一つの大事なエネルギーの可能性であると。創造することができるということは、エネルギーそのものなのです。一番大事なエネルギー。あとは、それが戻ってくる時の、創造して、維持されているエネルギーと、そして、帰趨というか、破壊されたりして元に戻ってくるということが大事な中身であるわけです。

これからのソフトウェアというものは、創造意志エネルギーの情報形と、そしてそれが、創造・維持・破壊するエネルギーが等価ではあるが、それが創造という点に帰ることによって、エネルギー場が作られるということが可能になる哲学である。必ず中今というところに戻ってくるわけですね。それではじめて宇宙がまたでき上がる。そのような壮大なエネルギー論となっている。その部分がフリーエネルギーの源でもあると思います。人間の意識場が創造ということの意志と、創造という意識場が新しい全てを満たしていくエネルギーの源になる。

◇新しい時代の物理学

仏教的にいいますと、我々は阿吽(あうん)の呼吸とか、阿と吽といいますけれども、阿という情緒レベルの世界から、吽という比較するという意味の吽というところにいくと。神社でも、狛犬が阿と吽になっています。そういう連続の働きの中で、命というものがずっと繋がっていく。それがこれからは物質的にはエーテルであり、水であります。広い意味では物理学の上をいくような全ての源となる学問、窮理学というもので、一番の中心になるのがエーテルではないかと。そういうものが繋がり合い、新しい時代の物理学となることが可能になる。それが窮理学。エーテルであり、水である。そういうものを立証していくようなことをやりたい。

三種の神器によって水を創るということを、白川の最終的な水創りの中身というものが、ここにあげられています隕石の鏡と剣と、はやぶさに使われたチタンの鏡と、黒曜石の玉というものを使わせていただいてやっていきます。これは鏡と剣と玉、この三つがいよいよ水創りに二月の節分祭の手前でいよいよ創られると。今は、隕石のインゴットを水創りに使わせていただいていますけれども、いよいよ隕鉄の剣と、反転鏡と、黒曜石を使っていきます。チタンはNigiにも応用されています。

神事と科学と哲学というものが一体となった中身で、この一年間をやっていきたいと思っています。まさに白川という「おみち」が、水を天皇陛下に差し上げるという中身を持っていたわけですから、そのあたりをいよいよ実現する時が来たというふうに思っています。

◇後七日御修法

まさに三日間、皆様方と大祓をあげて、予祝という意味でいくと、非常に良かったと思います。無事に行えて、この三日間が一年の、千年前でいえば、国家の安寧と国体の安泰ということを目指して白川ではやっていました。

今回、一月八日から一月十四日まで、後七日御修法を行っていきます。宮中真言院で行っていたのと同じことをします。祭りの連続になりますけれども、今年は斉藤さんを中心として、臨時祭を徹底的に行いまして、これもまたご参加いただいて、しっかりと創造の意志というもののエネルギー場を世界に拡げていくという大事な仕事を共にやって、決意表明ができたと思っています。

本当にこの三日間ありがとうございました。

どうぞよろしくお願いいたします。