0072話:2017年03月03日

◇慢心しない

よく慢心しないという白川の唯一の綱領みたいなものがあるんですけれども。慢心というのは、今の我々の仕事の中でもそうですけれども、やはりこれこそ一番だという認識で当然、何でもやっているわけですが、そこのところがもし攻撃されると、一番そこが弱いところになるということですね。針小棒大にちょっとしたことの弱点を突いて、その攻撃が起こるわけですね。それを針小棒大にして、それを煽るという方法があります。それに、噂とか、今はネットでもそうだし、マスメディアでもそうなんだけれども、そういうものに一番全てうまくやっていても、ニセ情報を流されて、だいたいそれが噂となって瓦解してしまうんですね。

我々が毎日、外側に神様を立てて、神を迎えるということをやるということは、自分が完璧ではないということを表明しているわけですね。表明するということを別の言い方をすると、そこに神が働く余地ということがあるということですね。ですから、必ず自分が、いわゆる人事を尽くして天命を待つ、という言い方もありますけども、人間として最高にやったということが全てではない。まだ足りない部分がある。そこは注意深く神の存在の仕組みを考える、ということが必要です。そうして毎日慢心しないということを、どういう風に喚起するのかというと、そこは大祓の中に書いてあるわけですね。

罪を認めて、その上で清めるということをすると、天津神は天の岩戸を押し開き、国津神は高山短山のいほりをかきわけて働いてくださるという約束ですね。元々は神と天皇の約束のものでした。我々は、そういうものを大祓として頂いているということですね。毎日生きる中で、ちょっとしたことが罪になりうるわけですが、そういうことを自覚して、毎日を生きるということは、決して弱いということではない。それが白川の神を迎え、神の言葉によって生きるというか、そういう生き方をすることで可能になる。その為に、毎日のようにお祓いをあげさせて頂いているということですね。

◇宣命。神と人との約束

イスラエルには、イスラエルのそういう神と人の約束ということもありますし、各民族、部族にもあるのでしょうけど、日本民族は宣命という、大祓という、稀有な神事によって、そういうものが神と人との約束ということで、約束の内容を詳細に伝えて頂いたのは、白川伯王家であり、言霊であり、鎮魂であり、ということですね。それをワンセットと言ったら失礼ですが、それによって、我々が学ぶものはものすごく大きな中身を持っていて、白川も慢心しないようにということを、唯一の倫理行動憲章のようにしていたことの意味がそこにあろうと思います。

神を迎えて、自分自身のその上での慢心というものもありますから、慢心も深い中身がありますけれども、兎に角、しかし、神の力を借りて、一部のスキもないようにするということで、我々も、白川も、みんなが安泰になるというようなことですね。

◇小さなうちに解決する

今まで、私はどちらかと言うと、凶を受けて、それを4倍、5倍の力でひっくり返してやるということをやっていきましたが、これからは卑怯と言われようと100%のところを追求して、しかし、逃げないというような方法を取りたいと思います。そうすれば、凶を向けられる先がないわけですね。そうしたら、安全にいけるということですね。

もし、問題があるとすれば、特に仲澤さんたちがやっているコールセンターというのは非常に大切なところだと思います。微かな予兆を掴んで、すぐに知らせて頂いて対応すると。これからのNigiにしろ、別天水にしろ、ぎりぎりの攻防が起こります。科学、物理学、あるいは今、そういうものに携わっている人たち、様々な狙いを持った方々が、色々とアプローチがあろうと思いますが、そういうものを明確に、もしそういう問題があるとすれば、我々が少しでも解決するように、小さなうちに解決するようにということでやっていきたいと思います。

Nigiにしろ、別天水にしろ、先ほど言いましたように、大事なというか、社会的に注目されている中身でありますから、どんどんみんなが喜んで手にしてくれる、飲んでくれるということが起こると思いますけれども、そういう時に一番、注意深くやっていこうと思います。その点、ひとつよろしくお願いしたいと思います。

慢心ということの意味が色々あって、人間として最高のことが出来るということの意味での慢心と、神を迎えることが出来るという意味の慢心ということがあるので、神を迎えて慢心するということではなく、神を迎えた時に、また離れて、自分自身が人であるということを自覚するということが、慢心をしないということですね。そうすることで、自分自身がより慢心しないということが分かるということになります。

四六時中、神様になり続けて頂く方は、天皇陛下一人で、本当に申し訳ありませんけれどもやって頂くということでですね。その辺のことが今日感じたことでございます。

ありがとうございました。