0081話:2017年03月17日

◆久子先生

おはようございます。今日お話することは3つあります。美智子皇后陛下と今上天皇がベトナムを訪問されました。美智子皇后陛下が、帯状疱疹になられたと報道に出ていたようです。今上天皇が生前退位ということで申し上げられて、そして、皆さん色々なところで動いていますが、2002年にスイスのバーゼルでの国際児童図書評議会50周年記念式典で、竹内てるよ先生の代表作である「頬」という詩を朗読されたんですね。

竹内てるよ先生は、山梨の猿橋というところに、お住いになられていることがあって、私どもも先生のゆかりのあるお寺に行き、先生の息子様が眠られているところに参った時に、「海のオルゴール」という代表作で、テレビで2回放映されたこともあるものをご住職様の奥様から頂戴したりして本当にご縁が深いんですね。その「頬」という代表作は、

「生まれて何も知らぬ 吾子の頬に 母よ 絶望の涙をおとすな」

という詩なのですが、今、色々な方が赤ちゃんを生まれて、楽しい嬉しいというところにいる中で、パラダイムシフトが起こる中で、また、世界情勢が変わっていく中で、すごく不安に思うことがあるかもしれません。

◇お祓いをあげることで自分が美しく生きることが出来る

ただ、私はいつもお祓いをあげている時に思うのですが、このお祓いをあげることで自分が美しく生きることが出来る、と。美しさというのは、綺麗に着飾って、それも美しいかもしれませんが、清楚の中に美しさは見出されると思うんですね。

美智子皇后陛下のお姿や3人のお子様を育てられたお姿を見ていると、美智子皇后陛下の凛としたお姿、そして、今上天皇をお支えする細かいお気遣い、そして、私たち平民というか、国民に対する所作というのがすごく温かくて、潤いがあって、素晴らしいかなと思っています。

ですから、今上天皇が生前退位するという時こそ、皆さんが自分の中に国家の象徴として、日本に生きているということと、美しく生きたいというものを持って頂ければいいのかなと思いました。

◇太刀が出来るという過程を見る

そして、今日は3つ話すんですけれども、稀勢の里が2月に横綱になられてからこちらにいらっしゃって、火入れ式に行ったのですが、昨日、「ててて!TV」という山梨放送のテレビで、3時50分に「今日の山梨」というコーナーで、刀鍛冶の伊藤さんが取材され、放映されました。私達が伊藤さんのところに訪問した時、隕鉄を初めて打ったのが稀勢の里で、その次にうちの主人が打ちました。それから、火入れをした後、素延べという火に入れて叩いて、水に入れてという形で、昨日のテレビでは、素延べの工程が放映されていました。隕鉄がとても長くなっていました。それがテレビで放映されていました。

一番初めに一般社団法人白川学館の創作というコメントを、アナウンサーが述べてから、その放映がありました。それを間近で見ていて、隕鉄を叩く姿勢というか、隕鉄がここにあって、これから太刀が出来るという過程を見るというのがすごく大切なことなのかなと思っています。

今日は、Sさんご夫妻と共に行って、伊藤さんの取材をしてきます。私は伊藤さんと同級生なので、そういうものを交えながら対談してきます。

◇心のラポール

もう一つは、黒川伊保子さんと言いまして、人工知能の研究者で、感性リサーチを立ち上げている女性の方です。その方とお会いする機会がありました。その方がおっしゃったのは、明らかに女性脳と男性脳は違っていて、女性というのは15分間ずっと喋り続けて、喋っている中で結論を出すというのが女性脳だそうです。男性脳は、僕はこういきたいと、まず結果を出して、それは3つあるよと言って、1つ目はこれ、2つ目はこれ、3つ目はこれ、と言ってやるのが男性脳と言っていました。ですから、女性脳と男性脳をよく見極めて生きると、すごくラクなんですよという話をお聞きしました。

言葉の中で共感したり、オウム返ししたり、いわゆる心のラポールなんですね。自転車の前輪と後輪のように、共感して一緒に動くというのが大切ですね。言葉の語彙をもう一回繰り返してあげると「すごくこの方は納得してくれるんだ」ということを聞きました。私は歯科をしていますが、コールセンターでお話する時にも、「こうして、こうなんです」という時に、「それでどうしました」ではなくて、「そうなんですね、あなたはここでこうなんですね」とオウム返ししてあげると良いですね。

黒川伊保子さんは、エアコンの水が室内に漏れてしまった時に、コールセンターに電話したら、「それは大変お困りでしたね」と同情の言葉をかけてくれたそうです。その対応は素晴らしいと思ったそうです。人との関わりは共感して、同感して、一緒に生きるということが大事かなと思います。

今日は、美智子皇后陛下の歌、稀勢の里のこと、黒川伊保子さんの3つをお話させて頂きました。今日は男性脳でお話してしまいました(笑)。私は男性脳も女性脳も大切なものだと思っています。高濱清七郎先生のお孫様の中村新子先生は、審神者・神代を両方されたそうです。中村新子先生は、男性脳と女性脳の両方があって生きていた方だと思います。

私は審神者・神代を目指していますが、まだまだですね。もう少し頑張っていきたいと思います。

本日もありがとうございました。