0084話:2017年03月22日

◇複雑系のでっかい組織

月次祭の時に色々と言ったことをもう一度、確認してみるのですけれども。月次祭の時でも50人近くいらっしゃっているので、ここがいっぱいですね。我々は複雑な関係論というか、要するに、人間関係というか、事業からでも見ていると、一般社団法人白川学館ですね。一般社団法人なんですね。それを町田管長は、非常にでっかい組織だ、とビックリしているわけですね。間違うと宗教法人でも、間違ってもおかしくない内容ですよね。近所の人たちは何も分からない。宗教団体と思っている人が、中にはいるかもしれないけれども。人は、ここを会社法人なのか、宗教法人なのか、社団法人なのか、財団法人なのかよく分かり難いわけですね。そういうものがそれぞれありながら、それぞれがまた加わっていくわけでしょ。しかも、その数たるや7つか、8つくらいあります。今度、一つ減らそうと思っているのもあるんですけれども・・・。

会社も特にですね。今は、ロゴファームというものもあり、今度は宮園さんや木村さんがブドウ園をどうするのか?ということで始まったりするわけでしょ。一方で、またロゴストロン株式会社や株式会社七沢研究所という感じで、仕事もいっぱいあるんですね。しかも、母屋というから、ほとんど家業ではないのか?と思われるわけですね。事業と家業を分けるのが普通です。家業がだんだん発達して、大きくなって、ずっと家業のままの所もありますけれどもね。

出光ならば出光で、ブリジストンは石橋家でずっと家業なんですね、株式会社で株を売り出さない限りは。家業ですよね。そういう風な生き方をするのか?それとも事業とするのか?と。

しかも今度は、やっていることの中に勉強、ロゴスタディとか、ロゴソロジーとか、これはもう学問ですね。言霊学も学問ですね。それを事業化しようということなんですけれども、それ自体はまず学問をして、そういうことを学ぶということ、あるいは、赤ちゃんがいたりして、下手をすると、子どもを連れてきたりと、非常に家族のようになっちゃうということもあります。とんでもない複雑系をやっているわけですね。

◇事業と家業

それでいながら、社員はそんなにいないです。事業を業務委託という形で、それぞれ独立しながらやるというやり方をしている。社会みたいなものの縮図となって、それの関係する個人の数もドンドン増えていくわけですね。岩田さんなんて、40年、巨大な企業に勤めていて、また来られて、ここはもっと複雑系な会社に入られた感じでしょうね(笑)あるいは、T君みたいに、初めて入った会社がどこにもないような会社で(笑)あまりにもやらなければいけないことが多いと。そういう複雑系の中で今、我々が生きているから、普通はもちません。人間関係も、家族はいますが、そこに差別はないんですね。逆で、一番厳しいのは、奥さんであったり、子どもであったり。厳しいわけですね。家業なんかしていないということを言っているんだけれども、要するに、この段階に来ると、家業ではないけれども、一種、家業みたいな部分があると。それはしょうがないですね。そのことを確認しながら、やっているわけですね。それは濃い人間関係で良いですが、これから沢山来られる人達にも、そういうものが前提にあるわけですね。だんだん数が多くなると、事業を中心に考えると家族性は希薄になるんですね。

さらに、資本主義が新しいカタチのところにいこうとしている。例えば、デビット・ロックフェラーが亡くなったけれども、ロックフェラー家のそういう家業ではないですか、ある面では。それを世界の金融やエネルギーの世界に、自分たちの意向を拡げていているわけですね。白川家でも、ある面では、高濱家がやってきたけれども、今、高濱家の人たちは一人もいないですね。

そういう白川というものの「おみち」。「おみち」ということは、「おみち」をやるということは、「国の道」ということですね。「人の道」であると同時に、「国の道」でもあると。

我々はそういうものの家業の前の段階の生業ですね。生きるということをやっている。

インド的に言えば、学生期とか、要するに仕事をして、奉仕をして、そして隠居するというかね。そういう「生きる」ということの生業があるんですね。それが肉屋であれば、肉屋で家業としてあるわけですね。そして、家業をみんなが拡げて、沢山の人に貢献すれば事業になるわけですね。

◇人類において、日本においての実験

丁度、今、ここでもって動き出しているわけですね。実験場なんですね。色々な軋轢とか、ピッタリ来ない部分があるかもしれませんが、だんだん自分の役割が回ってきて、自分の役割をどう出来るかと。「組織と体制」というものが、ハッキリとあるんだけれども、その運行方法がみんな分かり難いということもありましたので、それは4月2日くらいまでに明確にします。

お金の面ではこういう風にしましょうということは出てきたけれども、体制というものは人ですね、その組織を動かす為の、その組織に誰が配置されるかという配置図にしていこうと思います。そうすると、そんなに苦労しなくて良い部分があると思います。これからは、組織と体制を皆さんにお伝えしながら、正確にしてやっていこうと思います。

これは人類において、日本において、ある面、実験だと思っています。非常に楽しい部分もあるけれども、苦しい部分もあるから、それはなるべく出し合って、みんなで話して解決していくということをしたいと思います。

本日はまた違った経路の話をしました。よろしくお願いいたします。