0090話:2017年03月31日

◇三千世界

お祓いというのは、非常に曖昧な中身が時制というかね、国文学的に言うと、だいぶ曖昧な時制というのは、過去形、現在形、未来形とたぶんそのときに吐いた言葉がそのまま過去にも未来にも繋がるというか、そういう当然のことに考えていたと思うんですけれどもね。我々がどんなお祓いを、時制をあげているかというと、過去を祓うこともやっているし、今を祓うということもやっているし、未来を未然形の祓いと私はよく言うのですが、未然形の祓いというのは未来に対して然らざるものに対して祓いをするというかね。そういうことでたぶん同時に3つの時制、時間を越えていると言えば中今で越えているのですが、それを三千世界と言って、3つの世界というふうに捉えていたのかもしれませんね。広いという意味もあるし、過去、現在、未来という、その一つ一つを今風に言うと、三千世界という言い方をしていたのではないのかと。三千世界ということは今、我々が4月2日のロゴフェスはもう世界に発信しているわけですね。我々が今日の時点でお祓いをするということは、未来に起こるであろう4月2日のロゴフェスの会場とかですね、未来時間の中に祓いをしているということが未然の祓いですね。未然形というものを使った祓いをしているわけですね。

だから、成功したその時点から戻ってきて、全体が循環するというか、そういう循環法というかですね。この意識の発信と同時にそれが時間の中で戻ってくるというか、そういう意味の未然法の祓いに繋がっているというかですね。

◇循環の中での祓いという意識

ですから、過去というものも、過去全体を祓うということは個人個人の家のことや、あるいは人類というようなことですね。だから、よく言うようにネアンデルタール人の遺伝子を我々は51%くらい持っているわけですけれども、そういうものも、もし問題があったとしたら、そこまで宇宙創造から遡ったそういう循環の中での祓いというような意識というか、それが五次元というものに入る祓いに繋がるというかですね。少なくともそういう時間の遷移形というか、その中で自分たちがしっかりとストロークするというか、お祓いという宇宙に広がる、時間の中に広がり、また全て一度戻ってくるというか、そういう壮大なものが祓いというものの中にあるのではないかと。それが現代の一番の進んだ科学から見て、少なくとも捉え直すということが、こういうお祓いの中でもやった方がよいかなと。

◇上代語の曖昧さが融通無碍を表現する

本当に上代語の曖昧さについて、いつも思うのですが、現代風な文法には収まらないような部分がありますけれども、そういうもの今はチョムスキーの生成文法みたいなものも否定されるようなことにも今なりつつあってですね。人文科学なんかでは、一番進んだ言語学も今、物理学的な意味のところから変更を迫られているところがあって、自然科学、人文科学、社会科学というように今、急激に2023年くらいまでは、そういう学問も急速に変化を始めておりますけれども。そういう風な中で我々も上代語というか、和語というもので世界を見るということを大祓の中ではやっているわけですね。

毎日、ある面では対峙しているというか、問題解決をやっていると思うんですけれども、そういう捉え方の中で曖昧なように見える大祓の言葉で、そういう一つの現代の時というものから4次元的なものから見て、その抜ける道を考えていくというかね。昨日のような神様の一つのリレーションで消していくというオートポイエーシスという、まだ完成されていないシステム理論というか、その融通無碍というか・・・。進化というものは、融通無碍がフレキシビリティーの中で起こることだから、ある面では、大祓の言葉というものが非常に融通無碍な表現をできるようになっていくのではないかと思いました。その辺りを我々が使えるようなことになると、祓いも一段と進むのではないかと思いました。

今日もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。