0094話:2017年04月10日

◇経済活動をしながら出家もしている

ワープのツアーとデジタルメディテーションが、丁度、同じ土曜日にありました。Iさんはてんてこ舞いで、祝殿と第二祝殿をかけもちで飛び回っていました。大変だったでしょう。やはり、鎮魂と言霊と祓いという、昔の映画ではないですが、三本立てでやっていますからね。これを我々が、今の時代の社会で言うと、資本主義ですね。人類の幸の為に、なかなか破れない壁が資本主義ですね。資本主義の一番大きな命題というか、信仰の段階にまでなっているのが、お金にまつわることですね。信仰対象になっているわけですね。

我々は宗教というものをやらないのですが、宗教のスタンスでも出来るようにしてあります。それをやらないということで、山の中に隠居してしまえば、そういう世界もあるのでしょうけれども、それがいわゆる出家ですね。在家と出家ですね。坊さんもヒンズー教もイスラム教もですね、キリスト教で言えば、男性は献身として神父や牧師に、女性は修道女になったりするわけですね。いわゆる出家ですが、我々は在家で出家もしているわけですが、そこを示してくれたのは白鳥さんですね。

Iさんも両方の家系が禅の僧侶ですから、普通の時代だったら、坊さんになっていたと思うんですよね。だけれども坊さんにならないで、鎮魂とか、デジタルメディテーションをやって頂いています。しかも、資本主義の一番ポイントになる、一番大事な社長という仕事もやっています。稼いでこないといけないので、これは大変なことですね。この時代、そういう資本主義の中で出来なければしょうがないということもあるということですね。一方、ここで出家者のようにお祓いをあげられる、あるいは言霊を使える、鎮魂が出来るとか、そういうことをしながら経済活動が出来るということですね。

◇四六時中、神にならなくていい

天皇陛下は四六時中、神にならないといけないけれども、我々は要するに、四六時中、神にならなくていい、ということを高濱先生はよく言われました。

一日の中でですね、我々もそれで神になる時、お祓いをして神を迎えるということと、実生活を同時にやっていかなければいけないというかですね。そういう大変な部分もあると思います。それを前提にしているわけですから、どの社会の構造というか、階層というか、どんな仕事でも、学者の仕事であろうが、ビジネスであろうが、宗教であろうが、いつでもどこでも、その場に入って自在に活動できるようになることですね。そのような方法を掴まないといけないということですね。非常に大事なところで、非常に難しいことですね。我々の仕事も5倍、10倍くらいの仕事を絶えず念頭におきながら、やらなければいけないということがあり、大変だと思いますが、それをやってみようという覚悟を明確にしていくというかですね。

◇その時々で一番合うテンポでお祓いをする

音楽家の西洋音楽だったり、あるいは芸術であったり、それをやるということにおいて、大変な労力をしているわけですね。それで、なかなかお祓いを一緒に出来ない場合もあるのですね。そういう中で我々は、お祓いをするというかですね。我々は一緒にお祓いをあげて頂かないと、ヨーロッパ人のトレーニング方法は色々な意味で教えられるのですが、我々は我々の中で、お祓いの極意みたいなものを掴まなければいけないというところがあって、非常に大変だと思います。

皆さんの中で、音楽の心得がある方もいらっしゃるわけですが、やはり今日のようにお祓いをあげていますよね。メトロノームの原則がありますね。メトロノームというのは、速いのもみんな同じになりますね。そういう科学で解明できないのが当たり前かもしれませんけれどもね。周波数がみんな同じになると。地球の固有の周波数が同じになるというのは当たり前だと思うんですけれども。そういうことも一つの新しいというか、科学というか、そういうものの目でもってみるようなこと。我々は、これは音楽ではないと言って、祓いをあげているわけですが、そうすると何なんだろうということを考えないといけないわけですね。

一方では、ガンマ波を使うというような速いものもあるのと、今日のようにゆっくりあげるあげ方もあります。やはり速度を自在に、その時その時で変えていくということをある程度やったほうが良いのではないのかなと思います。メトロノームを出すわけではないですが、少なくとも誰かが把握しておいて、江戸時代にやっていたように、鈴で出だしのところをあげて、また誰かにやってもらってもいいのかなと思います。

今日は慣れていない方もいらっしゃるので、そんなに早くやれとは言いませんが、どうも、もうちょっとテンポが116とは言わないけれども、その時々で一番合うテンポがあるのではないかとずっと考えています。これからは実験的に取り組んでやっていきたいということですね。ここは音楽の専門家に何度も聞いてきたのですが、誰も答えてくれなかった。音楽のもっている一つの客観性というか、周波数というものは、我々は布留部と言いますが、そういうものはあるので、そういうことを少し考えて、これからは速度をもっと機械的にですね、ここが一種のデジタルというかですね、メトロノームはデジタル機械というのか、まぁ、時計と同じようなものだから、それが始まりだと思うから、ちょっとそれを取り入れてやるようなことも考えています。考えるというよりもやろうかなぁと思っています。

◇言葉を発して創造している

もう一つは、我々の声というものが出てくるのですが、どうもやっぱり我々が体とか、身体そのものが宇宙の創造・維持・帰趨という広大な宇宙がありますけれども、我々は声の中でそれを自分に返している。その辺の創造の世界と、科学の世界とかが結びつつあるな、ということを非常に感じています。こういう方法が一つのお祓いというものがもっている、根本的な中身でなかろうかということですね。人体と外に出していく周波数というのは、声というものと、エネルギー場というものが、そういう中から出てくるわけですね。それは脳でもあるかもしれませんけれども。口の中で、父韻と母音が一緒に出てくるわけですが、その大元が布斗麻邇という大原則です。要するに、見取り図があって、そしてそれが脳の振動で、エネルギー場が、言霊として使われて音が出るわけですね。その瞬間に子音が出てくるということですね。

白川が言っている布斗麻邇、布留部、鎮霊、鎮魂としてそれを吐き出している、創造しているんだと。これは階層になっていますけれども、それが我々の身体の中に存在する。人間が言葉を発する時に、その周波数が発せられて創造が出来てくる。それが人間の小宇宙たる所以です。よくミクロコスモスとマクロコスモスというものが同じだと言いますが、実はそういうところに、どうも根拠があってやっているのではないのかと。そういうことが大事なのではないかと。そういうことを科学の前提として捉えないといけないから大変なところであります。

◇今世でやり遂げるという意志をもつ、そういう時に来ている

昔は神話知として、それが書かれているんだと。白川にも、言霊にも、鎮魂にもありました。それは現代の生活社会を否定するものではなく、それも自在に出来ないといけない、ということがポイントになります。それは社会というものの発達段階を見ながら、より広く、一つの組織の為だけではなくて、世界の、全ての存在が良くなる為の社会を作っていくことがミッションであるとハッキリ言えることではないのかなと。

デジタルメディテーションでは、一番アナログなメディテーションという部分をデジタルにするわけですね。再現可能なものとしていこうと。お師匠様の言うことをただ聞けということではなく、もっと希望があるわけですね。あと3回生まれ変わらなければ悟れないということが言われますが、それではあまりにも失礼ではないのかと。それを今世でやって頂くと。人類全体がそういう時に来ているというかね。あと3回とか、300回を今世でやり遂げるという意志をもって、その部分をやらないとしょうがないですね。そこを絶対に諦めないで欲しいなと思います。今世でやってしまう。

キリスト教も待っているだけですね。今世でやり尽くして、あとは最後の審判の時に天国に行くか、地獄に行くかということで待っているわけですね。だから、土葬にしているわけでしょ。そういう時間を越えて、一人ひとりが今世で出来るような悟りの中身になっていった方が良いのではないのかと。それは、今世を生きる中で、もちろん、過去の先祖や今生で、ちょっと遅れてしまった場合は、デジタルで供養をしちゃおうということですから、そういうことも含めて、ここにおいでになって、一緒にお祓いをあげて頂く、鎮魂して頂くということは、やはりそういうことで、特に今世でやろう、という意志をハッキリともってやって頂ければ一番有り難いかなと思います。そうすれば一列にみんな並んで、ヨーイドンでやれるようにする。

ありがとうございました。