0123話:2017年05月23日

◇外でやるご修行、御田植祭

日曜日に御田植祭を京都の綾部でやって頂いていました。御田植祭というのは、外でやるご修行ということになるんですけれどもね。我々は大きい屋根の下で、という意味の公(おおやけ)で隠れているというか、この祝殿の空間の中におりますけれども、それが実は、外の自然と人間との関係、自然というものが神と人の関係でもあるわけですが、そういうものの最終的に外で体験するというものが、もちろん沢山あるんですね。

水の修行にしても、木の修行でも外でやるわけですね。来年、もし御田植祭があるとすれば、それを修行ということを含めて五行の中の泥魂(ぬるみたま)、あるいは埴安彦、埴安姫というか、土の修行も出来ます。もちろん、水もありますから水の修行も出来ますね。修行の最初のところが体感できる方法だなと。その中で、巡りを実感されることもあると思います。それが神の入り口なんですね。ですから、そういうものを共にやっていくと良いかなと感じました。

もう一つは、僕は勝手なことを言ったらいけないけれども、次の天皇陛下がたたれる時に、大嘗祭というお祭りがあるんですね。その時の悠紀田・主基田の一つの田圃として、そこで取れた稲穂を捧げるというお祭りが大嘗祭なんですけれども、本来であれば、今回は綾部が良いなと自分で日曜日の丁度、お祭りをしている頃、そんなことを感じました。誰が占いを立てるか、宮内庁かどうかはわかりませんが、私だったら綾部にしましょうということを勝手に決めました(笑)。内々でそれはやれば良いのですので、何も問題はないのですが。

◇形見

もう一つ、昨日、嬉しかったのは小笠原先生の形見を妹が持ってきてくれました。子どもの時の御札とお薬を入れる大きな巾着袋が出てきました。中を検めさせて頂きましたけれども、先生の小さい頃から100年位前、それくらい経つわけですけれども、先生から託されたものというか、生前、結局、言霊も、ここに言霊神社を祀って頂いてやれということで、今、まさにこの中身を皆様方や世界に向かって開く作業を一緒にして頂いて非常にありがたいことです。

改めて、三人の先生からそれぞれの形見を預かっているわけですが、形のあるものと伝承している見えないものを含めた中身であろうと実感しました。新たに一種のミッションと言いますか、奈良先生は特に、宇宙ならびに世界平和人類和楽神道即生祖国安穏天命完遂神仏霊人物御感謝、というあらゆるもの全てを表現するような表現で、祈りの言葉を言われていました。そういう我々、一人ひとりが天命を完遂するというか、生きてきて命を全うする、そしてその生きてきたミッション、役割を全うするということが、個人個人、皆さん一人ひとりにあって、それを全うすることを守る為に皇太子、天皇であれば十種神寶というものがあると。我々も皆様方を守る最高の宝物である十種神寶をお持ち頂けるというかですね、そういうもので守って頂けるということを、この教えの中に全てあると思うんですけれども。

◇天命完遂

その辺りも含めた天命完遂、自己の本来生まれてきた目的に対して、しっかりと意味を掴んで、そしてそれを実行するというか、あるいは実践するということであると。この祝殿の中に入るということは、そういうことを体感するということが皆様あると思います。その辺を一つひとつお掴みして頂いて、そしてその守るものも持たして頂いて乗り切っていくという世界があると。

日本というものが、もしこれからの世界の中で役割があるとすれば、日本のミッションというものが多分あるのだろうと。そういう時にどのように働くのか、これはまさに御田植祭の本質というのは、縄文から弥生と続けているわけですね。DNAの中に、精神遺伝子、体遺伝子の中にあると思うのですけれども、それをどのような連続として見るのか、実践するのかというところが、多分それは丁度、神武天皇の時の中身であろうと思います。

神武天皇と125代重ねた、その文明というもの受け継いだ中身というものを含めて、縄文からそれが今、世界に対して必要な発現というか、文明の中身になると思います。その辺りをこれから明確にして、世界に問うてみるということが必ず必要なことではないのかということを感じております。それは気がついた我々がするしかないということが現実でもあります。ですから、そのあたりを皆様方一人ひとりがお持ちになっている天命というものを完遂するというか、それを実践するというところが大切だと感じます。

そういうものに気付く最先端の情報系の中身であり、その情報系がひいては、世界にお伝えするという中身であると思います。そういうことを通じて、更に世界の平和と言いますか、そういうものに繋がるものを持っているということははっきりと言えると思います。ですから、我々が天命というものに、まだ気が付かない中身は沢山あろうかと思いますけれども、そのことは必ずやこの時代にはっきりしてくるということは確信として言えるし、実際にそういう風に次々に意識化にあがっているように思います。

これからもそういう点をお考え頂きながらやっていきたいと思います。今月も色々な問題が出てきますし、様々な人達との交流が起こる時にあたっております。また、それを述べ伝えてくださる沢山の方々が出てくると思います。

どうぞよろしくお願いいたします。今日はありがとうございます。