0127話:2017年05月29日

◇混合主義(シンクレティズム)

私は若い時に宗教学という学問をやっていました。元々は色々な宗教を比較研究する比較宗教学ということをやっていたんですね。色々な文明が出会って、宗教が交じり合う、一種の混合する、ということも起こるんですね。そういうことを混合主義(シンクレティズム)と言います。合う所が見付かると、そこで一つのものを作り上げていくということをやるんですけれども、それは大概上手くいかないんですね。

今の科学でも色々なものをやりますが、科学以外の違うものを混ぜ合わせると変なものが出てきてしまう場合が多い。キメラ結合というギリシャ神話で出てきますが、顔は人間だけれども足は馬とかね。細胞もそういうことをやるのですが、だいたい上手くいかないわけですね。端的に言えば、我々が日本文明という時、仏教の影響があります。533年とか、日本に仏教が入ってきた年があるわけですね。もちろん、キリスト教は大航海時代の頃から来ていますが色々とありますね。戦後150年で決定的に出会い、受容したというかですね。そういう仏教と神道を合わせるという結合は色々なものがありますが、ほとんど失敗しているんですね。だから、独自の教祖が出てきて始めるような形ですね。その中で色々なものを混ぜてしまうということがあるのですが、上手くいかないんですね。一代限りとかね。

私も、もちろん混ぜるということはハナからしていないです。◯◯の役人なんかは、私がどういう風に混ぜるかをつぶさに監視されています。私が混ぜないから、自分で混ぜて持ってくる人もいましたが(笑)。極端に言うと、別天水も、他の機能水と全然混ざらないんですね。階層が違うからということもあるのですが、混ざらないということもあります。

話が飛びますが、人類が700万年前にチンパンジーと、人の祖先と分かれた時に混じり合わなかったんですね。チンパンジーの意志と混ざりあったら強いから、元に戻ってしまうんですね。それが戻らなかったということは、チンパンジーから離れたから人類という種が今あるわけですね。

また話は飛びますが、我々が今、進化しようという話をしているわけですね。それはDNAの進化、どう変わるかということ、せいぜい切って繋げる位の話で、なかなかキメラ結合というのは上手くいかないと思うんですね。多分それは駄目になる。700万年で1回くらいのチャンスを我々が役立てたというかね。あるいは神の創造意志かもしれませんけれども。

◇自己とスピリチュアルを混ぜないという決意表明が大祓

今、我々が生きている世界というのは、我々が意識進化という呼び方をして進化しましょうと提案しているわけですね。意識進化をするということは、ある面ではよく分からないところもあります。もちろん、スピリチュアルの好きな方々は中にはいますが・・・。これはよく言っておきますが、自己とスピリチュアルを混ぜると妖怪になってしまうんですね。絶対に駄目なんですね。同じことなんですね精神も。それをしないという決意表明が大祓なんですね。

大祓というのは、極端にまで純粋でいようと言っているだけなんですね。それを、罪という名目で回避しているだけです。罪をまぜこぜにするということはいけないですよ。ですから、T先生は動物もやっていますが、絶対に混ぜないでしょ。気持ちは知ることはあっても、人間の気持ちと動物の気持ちはまた別なんですね。それを人の心を混ぜた時に妖怪になるんですね。それは絶対に避ける。

昨日もある大学に行って、最初の実習の後、精神病になってしまったという方の両親様がいらっしゃいました。やはりそれはある大学の動物を研究する場所に行った後なってしまったということだったんですけれどもね。それは動物のせいにしているだけなのかもしれませんけれども、でもそういうことがあって、人間の意識と動物の意識を合わせると妖怪になるんですね。

◇意識進化は意識を変えること

我々が意識進化と言っていることは、人間の意識を変えることですよね。すべての存在を肯定して優しく扱うというのとは、少し違う世界があると思います。ですから、我々が純粋にいくということの意味、一本でいかないといけない。意識進化も人が進化するというかね。これは人間の量子脳理論ではありませんけれども、脳の中に精神遺伝子というか、そういうものを変化させる、我々が生きている間に切ったりすることは出来ますけれども、能力と能力を重ね合わせて遺伝子を勝手に繋げてしまってはいけないわけですね。しかし、精神はそれをやってしまう。ですから、我々がなぜ、水にこだわるかと言うと、水は脳の92%の中で意識進化に寄与することが可能ということがあるんですね。それは量子脳理論として、我々のロゴストロンのアンパイアーとして、機械になって、そしてその意識を安全に変えられるということを機械として出来るわけですね。それは、我々が関わっていることでもあるわけですね。ですから、ソフトウェアとしての中身が非常に大切なところになりますね。間違うことは出来ない。入力した言葉によって、極小のエネルギーで正しく変わるからですね。それを奇跡と呼ぶんですね。

脳の自発性の中で、意識進化に寄与するという奇跡が起こるということが、ロゴストロンの中身ということに突き当たると思います。それを如何に我々が当たり前のように、意識のキメラ、妖怪にならないで、純粋に人類の意識進化に寄与出来るかということが一番のポイントになることですね。その為にごっちゃにしないで、一つ一つをきっちりと立て、分けられるというかね。ソフトウェアとして、言葉として、文章として書き分けていく。その中に新しい生き方が出てくるという意識進化の中身を、今まさにやろうとしているわけですね。そのことをやる人たちはまだ一握りですね。

◇予言の中身を検討し新しい時代の文明として提案する

その一握りは、きっと宗教の中に、キリスト教の中に、予言の中にある、仏教の法華経の中にあるものに予告された中身であったり、時空間を超えて知らされた中身であるということですね。ヨハネの黙示録の予言には14万4千人とか、最初の規模の神の子たちが出てくると言ったり、法華経の中では階層知を超えて、地涌菩薩が出てくるということですね。そういう予言があるわけですけれども。予言はあくまでも予言であって、我々は科学をしていかないといけない時代に来ているわけですね。ですから、その中身を人文科学ではなくて、あらゆる科学を一気通貫で、表現できるような科学として表現しないといけないわけですね。それが少なくとも救世主や、菩薩や、阿弥陀如来という存在ですね。

地獄から天国に引き上げてくれるという救世主であったり、菩薩であったり、阿弥陀如来ということですね。そういうものの中身を我々は検討する。あるいは、その中身を出していくということが、本当の意味の役割ということになるんですね。それが新しい時代の文明として提案することだと。一万五千年前の縄文文明をそのまま日本文明として示すわけではない、ということですね。変化、発展をしているわけですね。

日本語の言霊というもの、鎮魂ということ、祓いということ、天皇という存在があるということで、それを今、科学的に説明するということでやらせて頂いているということですね。役割がない、価値がなければやらなければいいわけです。こんな能力がない私が、こんなことを言いたくはないですが、誰もやって頂けないからしていることですね。これをする人が出てきてくださいということですね。そして、どんどんそういう人が出てきたわけですね。

ですから、ある面では、皆さんが意識進化という過程の中で、新人類というわけですね。精神遺伝子をどのように掴むか、それがどのように人類の為に役立つのかという方向で進化を遂げようというわけですから、そのしかるべき意志は混乱してはいけないんですね。純粋に妖怪にならないで、正確に日本語と天皇の問題と、鎮魂と祓いというものをそれぞれやりながら、毎回毎回ここまで来たね、ということを確認するということは、一つの技術として、技法として、証明できれば、それが世界に表明できる中身ということになりますね。ですから、一神教、西洋占星術の至ったところのカルマや業や原罪と言われている全ての超えられない中身を、どのように超えるのかというソフトウェアとしての提案をして、それを真実として示すことで、明示することで、始めて我々が役に立ったということになるわけですね。

今、西洋文明が一つに終末を迎えようとしている時に、日本文明というものがこういうところで役に立つのではないのかということでいく。人類の進化の意志としていく、神の進化の意識として、それを葬り去ることは出来ないということは言えると思うんですね。

我々はある面では守られながら新しい人類の意識進化の場を頂いているのではないのかと。決して色々なものを混ぜ合わせることなく、これは追求して大丈夫だと。我々の中の言霊も、鎮魂も、祓いもごっちゃにしないで、それぞれコンカレント(同時共時、並行的)に引き上げていくことをやっていくというのが、大事な方法論ということを再度、ご説明を申し上げて今日の話とさせて頂きます。

今日はありがとうございました。