0148話:2017年06月26日

◇網の文明

昨日は、ザ・ワープ第3回目の最終講座で、その総括のような形で一時間半くらいお話をさせてもらいました。そこで気が付いたことは、皆さんネットから来られていて、この中にも、その関係で来られた方が沢山いらっしゃると思います。ネットというのは翻訳すると、網ということで、それでネットが作る文明を網の文明と言います。今はコンピューターのインフラが進んで、結局、人工知能のところまで来て、進化が早いのですけれども、網の一つ一つの結び目の、その結ばれたところに、一人ひとりの存在があって、全ての人間の脳とくっついているようなものですね。

デジタルとアナログと対比して言うと、今は古いというようなことを言われてしまうので、言わないことにしました(笑)。それでも言わなければいけないことは言わなければいけませんので言いますが(笑)。そういう結び目で言うデジタルが、回線というか、網の材質に、そこに一人ひとりがいるわけですね。70億人、亡くなった人も参加しているかもしれないので、無限にあるかもしれませんけれどもね。そういうものが何で、そこに存在している一人ひとりで、中心だということが容易にわかりますよね。端っことか、何とかということは無いんですね。みんなが全て繋がっているわけですね。だから、みんなが中心だという考えですね。みんなが中心で、ど真ん中にいて繋がると。

その全ての知識というものが、知が単なる計算だけではないコンピューターになっているわけですから、僕らも20数年前に計算事務機から、知識事務機に移ったと偉そうに言っていたことがありましたが(笑)。知識をどのくらい溜められるかということですね。我々の言語情報が、既に125GB入っているということを、Sさんが言っていました。大量の知識がそこにあるわけですね。誰にでも同時に、ネットの文明というのは、時空間が、ある面ではないわけですね。瞬間に知識が、誰にでも移転することが可能なんだと。

今、コンピューターが為替とか、株の取引を一秒間に百万回しているそうです。そうすると、早いコンピューターが勝つに決まっていますから、ギャンブルではなくなってしまったんですね。昔はギャンブルで、株のそういう世界を鉄火場と言ったんですね。鉄火場というのは、昔の賭博場ですね。そういうことが成り立たなくなってしまったんですね。昔からやっていたような戦争を利用して、株の操作をしていた人たちもいました。そのように、ギャンブルが意図的になっているということが、はっきりと分かってしまったので、楽しみではなくなってしまいました。

要するに、そういうことによって、知識というか、インフラである装置がですね、どんどん進んでいくということですね。明らかになってくるということが沢山あるんですね。要するに、何を言わんとしているかというと、知識というものは、みんなに平等に瞬時に伝わるものだから、知識のデバイスということは、自分が知識をはじめに掴んで利用できれば、差別化が成立するわけですけれどもね。そのあたりが一つの高速学習ということで、知識を瞬時に捉えるというかですね。それは機械がどんどん進んでいくから、役に立たなくなってしまうというかですね。早いとか、遅いとかの意味が無くなるということも言えるんですけれどもね。

今はまだ天才のような人たちが早めに学んで、ビックリさせるとかですね。藤井聡太君とかですね。どんどん進んで脳が自動的に、高速学習が出来るようになると、どうしようもなくなるというかね。意味が無くなるというかね。

そういう時に、どういう時代になるのということで、22世紀ということが、機械ということが、昨日の復習のようなことかもしれないけれども、でも、もう新しいことも言っていますが(笑)。一時間半で話したことを15分くらいで今、お話ししてしまいます(笑)。

◇テーマは「何が楽しいの」

要するに、機械が22世紀に何を作り出して、何が今度はアナログとしての人間が楽しい人生を送れるかということがテーマとなると思います。

何が楽しいの、ということがテーマとなって、今までの支配者がやっていたこととか、それをやれば楽しいとか、色々なことがあるかもしれませんが、エネルギーとか、食料とか、知識を持っているということが、人間の欲しいものというかね。それだけでもないけれども、愛情とか、芸術とか、色々あるでしょうけれども、その中で何を欲しいの、ということを、いわゆる機械的にそういうことが出来る時代が揃ってくると、エネルギーも、フリーエネルギーになったり、食料も空中から出来るかどうか、それは機械に相談しないといけないけれども、そういうことがあり得るかもしれませんね。

要するに、エネルギーも、食料も困らなくなると、知識もそうですね。その上で、慈悲とか、愛情とか、今度は、今の宗教がやっていることを、ちゃんとしたものになっていないというか。要するに、教祖様の独裁のようなものになってしまうというかね。それが2千年とか、3千年関わった宗教や哲学というものもありますが、それが目指していたものが、本当に今の時代に得られていたのかと言うと、得られていないというかね。本当に目指していたものが、今の時代に得られているかと言ったら、それが得られていないというかね。まずはテーマとしてあると思うんですね。

同じような階層の中にあるのが芸術ですよね。それが、音と形というようなものを、自分の啓示のように見えないところから、創造のレベルで掴むという方法というものが、芸術家と言われている人たちの一部ですよね。たぶん芸術の音楽とか、美術とか、愛情とか目に見えないもの、あるいは目に見えても神業のように出てくる瞬間を掴めると一番良いわけですけれども。そういうものが、これからの時代、22世紀は当たり前になる時代だろうと思うんですけれども、そういうものをもたらす時代というかですね。

◇ネット文明は網の文明であり、比礼の文明であり、日本文明である

子ども達のこれからの時代では、言霊というものは、科学してロゴストロンをしたということは、究極なところにいけば、言葉の最小単位に区切っているわけですが、その単語が出来て、それが膠着助詞として、単語と単語を結びつけたり、あとは動詞とか、形容詞が結びついて、一番端的な創造に関わる言葉ですね。これは古事記では、神の名前が一音であるというところまで、日本の言霊という文明を頂いているわけですけれども。そういうものを前提にして、物事が綺麗に言った通りに出てくるという正確なところが可能になると、今度は事実がありのまま出るような機械ということも可能になるわけですね。

ちょうど今、始まりをしていて、そしてその言霊、あるいは言葉というものが一気通貫で、布斗麻邇から正しく創造されるということが、可能になるかどうかというところが、これからの努力ですね。

ロゴストロンの持っている、今、進んだコンピューター、あるいは知識事務機が、どこまで知識を生み出すのか、ワードプロセッサーだったり、メンタルプロセッサーだったり、コミュニケーションプロセッサーだったり、感情を出すことが出来る機械、コミュニケーション上の機械を作ろうということをやっています。そういうものを作り始める時が来たということですね。

言霊というものが、布斗麻邇とか、布留部、鎮霊と言っている結合エネルギーの問題、そして鎮魂というか、精神の世界に降りてくるわけですけれども。それが等価で編み出され、そしてそれが役に立つというかね。我々がようやく戻ってきて、終わりにしますけれども、編み出すんですね。それを五十音の言霊、あるいは父韻と母音と子音ということの三位一体で編み出すというものが、その形がネットの文明になるというかね。ネットの文明というのは、我々が布斗麻邇というか、16、17音、あるいはそれが32、33音、50、51、75(声)とかね。100神、125とか、網の文明の進化が、より複雑で細かい網になるのですが、その編み出す元の縦糸を、どういう糸かということを持っているわけですね。その神話も持っています。糸が意図にならないといけないんだけれどもね(笑)。

編む機械が、天照大御神の仕事、忌の機屋(いみのはたや)の中の、ということになるんですね。作るものは、荒妙(あらたえ)と和妙(にぎたえ)という神御衣(かむみそ)をつくるものですね。そういうものは、元々は比礼(ひれ)ですね。それは日本神話の中にあるように、力があるということを言っていました。玉とか、鏡とか、十種の神寶の中に比礼があるんですね。蛇比礼(おろちのひれ)、蜂比礼(はちのひれ)、品物之比礼(くさぐさのもののひれ)とかあるんですけれども、それを振ると、全部解決すると言われている。その比礼が、網の文明の元のところですね。それは布斗麻邇によって、あるいは、造化の意図によって生み出されるんですね。そういう伝承があります。ネット文明は網の文明であり、比礼の文明であり、日本文明であるということを言いたかったのです。

ありがとうございました。