0155話:2017年07月04日

昨日は富士宮市の村山浅間神社で、今度のオセオニア鎮魂ツアーの動画撮りをしていました。その時に、ディジュリドゥー(イダキ)というアボリジニの楽器を演奏して頂きました。IさんとSさんという方が演奏しました。鎮魂をしようということでした。

富士山の修験ですからね。村山修験の修行の為の道が、村山浅間神社から、富士山6合目くらいまであるんですね。そこの興法寺で奉納とお祓いをしてきました。

SさんとNさん、OさんとSさんご夫婦とで行ってきました。山開きが7月10日ですので、山開きの少し前でした。表の方は、富士浅間大社と村山浅間神社と、もう一つあるんですけれども。富士山の山開きをですね。(もちろん山梨県側でもします)昨日は、くっきり富士山が見えました。ただ暑くて大変でした。

◇イワナガヒメ

村山浅間神社というのは、木花咲耶姫、大山津見神、瓊瓊杵命、伊邪那岐・伊邪那美の神、天照大御神、彦火火出見命といった神様が祀られています。瓊瓊杵命様が降臨された時、大山津見神様は、二人の娘(姉妹)を嫁がせたのですが、瓊瓊杵命が姉さんのイワナガヒメだけ返してしまったということなんですね。それから皇室の命は短くなった、と古事記に書いてあるんですね。

どうしてイワナガヒメが祀られていないのかとお聞きしましたら、意地悪な質問ですね。ここの村山浅間神社は、形の上で、明治の神仏分離していない珍しい神社であり、お寺でもあるんですね。興法寺というお寺とセットになっています。これは京都の聖護院大根の聖護院の方の管轄のお寺になっていました。珍しいから一度、皆さんも行かれたら良いかもしれません。

イワナガヒメは要するに、七夕さまになっていて、かぐや姫として祀られているそうです。だから祭りは、7月7日ですね。その後で山開きということになるようです。富士山から時々、岩が落ちてくるでしょ、ということは、イワナガヒメの怒りかもしれませんね。これは私が勝手に言っているだけですが(笑)。

◇ディジュリドゥーの音の色

そこを開いた「松大」という方が亡くなられて、富士山に向かってたぶんですね、社の横のところに、富士山に向かう道みたいなものが見えるんですね。それは道というか、分からないですよ。きっと亡くなる時に、富士山に向かって進んでいったんですね。曼荼羅で言うと、富士山の神界に向かっていくのではないのかと思っているんですね。道教で言うと、シカイセンと言って、生きたまま神界に登って行く人もあれば、霊体が登っていくという神話というか、そういう話があるのですけれども、そうして道が開けていて、そういうことに気がついたから外でもディジュリドゥーを吹いて、鎮魂をしました。

たまたま昨日、行く前にチタンのディジュリドゥーを持っていこうと思ったのですが、持っていけなかったのですが、そういうものでやろうということがありました。竹と木で一緒にやってもらいました。興法寺の床で、ディジュリドゥーの演奏とお祓いをやりました。本当に神仏習合というか、普通だったらあり得ないですが、みんなでそこでやりました。今はお寺では、普通はお祓いをあげませんが、昨日はあげてきました。非常に自分で言うのも何ですが、清まったなぁと感じました。音色もディジュリドゥーの音色というか、楽器の音色があるんですね。音の色というか、色の色としてもあるようなことが感じられました。その時は音が紫色に見えました。紫色の音が振動している感じ。ということは、普段より音が高いのかなと思ったら、やっぱりそうでしたね。演奏している人も緊張したのか、いつもより高い音が出ていたと。そういうことを言っていましたけれども。

音色というのは色としても見えるというかね。色がまた音にも聞こえるかもしれませんし、匂いも聞くと言いますね。日本語というものは、五感が色々な単純な五感でなくて、それぞれ脳で交流しているのではないのかと。脳も耳から聞く、目が見たものを書くとか、そのあたりを聴覚の文学か、視覚の文学かを分析するような人もいます。

そんなことがあって、お祓いをして、10日に山開きをするということで、その場所も清めさせて頂いて帰ってきました。

◇これから・・・

村山の方は、白川の影響という調査はしていませんが、裏側の河口湖浅間神社には、非常に古くからの江戸時代にあった本庄家という家が白川家の一番の支持者でもあり、学んでいた家でもあって、白川の関連の文書が200冊くらいあります。それもこれからちゃんとやらないといけないわけですが、そういうものも白川学館の仕事として、それをやりたいと思っています。

富士山を登る為に、江戸期にSさんの関係ある扶桑教の開祖の角行さんという方が、富士山の八大龍王を中心として、富士山を開く役割をされていました。たまたま七沢家も、三代将軍の要請で、富士山に200人くらいの登山で敢行したという記録があるんですね。そんなところで、富士登山の関係も深いんですね。

今、丁度、稀勢の里の富士山のまわしを作るようにお願いしているんですね。ノアの方舟のアララト山と、富士山と、長白山の3つの山をまわしでつけて、多分、来年の初場所くらいにはそれが出来るのではないのかと思います。あと太刀も研ぎ上がって、鞘の段階に差しかかっておりますけれども。富士山の世界で一番美しいと言われていて、そこにまた文化があるんだということを昨日も総代さんが強調していました。神仏がそのまま残っている、よく残してくれたなということを思いました。

ありがとうございました。