0170話:2017年07月24日

Sさん、第6種神拝作法伝授に参加していかがでしたか?

 

●Sさん

初めて白川の袴に袖を通して、とてもビシっとした気持ちになりました。ご修行をこちらで受けさせて頂いて、お祓いを八方からあげて頂いていたのですが、たまらず足を崩してしまいました。次のご修行では頑張ろうと思いました。

ご修行で気になったのが、八方からあげるのと、神代と審神者とあげて頂くというのが、天皇が以前からやっていたご修行ということを伺ったのですが、神代と審神者が何でいるのかということを知りたいです。

【七沢代表】

◇審神者、神代

まずその修行が何であるか、何神のお働きなのか調べる役が審神者です。神代はは神の働きを受ける役です。審神者と神代というのは役割のことで、それがそのまま「八女(やめ)」というか御簾内の行というのは、ここは御簾が吊れるようになっているのです。その時には、神が降りてくるのを見えないようにする為に吊るんですね。御簾ではないのですが、白い幕を吊って、八方からお祓いをするんですね。八女というように、女性が主だったんですね。八人の女性が周りからお祓いをやるわけですね。

神代というのは一つの役割であって、神示を受けるようになると、それが皇后であったりするのですが、皇后が神代の役割をするのだけれども、そういう役柄という意味と、そこでやるのとは別の問題ですね。神代の役をするということと、お祓いをかけるというのはまた別の問題です。自分の役柄を言って、お祓いをしたということですね。本来は八女と言うように、八人が御簾の外で、中の天皇と審神者に向けて祓いをするということですね。

そういう所作で何か気がついたことはありますか?

 

●Sさん

なんで最後の精魂の時だけ逆回転なのかなということを疑問に感じました。

【七沢代表】

◇意識が元

4つの魂を統合すると言うことですね。昨日は宇宙的な話で、説明して難しかったかもしれません。毎回、言うことが違うので、一応、記録にとってあるのですが、そろそろまとめないといけないと思っていますけれども。一つのことに対して、色々な言い方をしています。新たに気がついたり、説明をしないといけないことは沢山出てきますが、4つの魂が広がって、宇宙というのもそうですが、人間の魂も完成して、また戻ってくる為に五魂があります。

宇宙創造のように魂の働きが出て、それが更に分裂するようなものかもしれませんが、それが分かれていって、それがまた宇宙を作って、戻ってくる時の働きというかね。行きと帰りみたいなもので、これは物理学的には離散するということと、循環するということですね。循環して戻ってくるということがあるわけですね。

人間の魂は、どこから生まれてくるかというと、所作としては手から生まれるように思われるかもしれませんが、その元は意識というか、昨日言ったのですが、分かったかどうかは分かりませんが、我々は祓いを底筒男、中筒男、上筒男とやっているのだけれども、頭の神様というのは上津玉津見の神ですね。上津玉津見の神が創り出すというか、魂を出していくわけですね。それが丁度、原始太陽が惑星を生み出すように、だったら8回、9回やらないといけないということになるのですが、太陽系の球を生み出すというかね。みんな太陽から生み出されたと思います、原始太陽が一つ一つの惑星を生み出したわけです。宇宙創造の始めというのは、だいたい昔の神示を受けるもの等は、その内容を分かっているわけですね。それによると星が生まれてくる時の「星生みの伝」という修行が白川にもあるのですが、そういうものを修行の中でやるんですね。

星は結構、多いです。もちろん、太陽を生んだりする行もあるのですが、それは古事記に全部書いてあるから当たり前なのですが、太陽の神様の天照大御神は97番目に生み出された神なんですね。だから当然、全体の星を生み出す働きというのが当然あって修行するんですね。

白川では第6種鎮魂と言った時は、地球の五行を生み出す時の感覚というか、修行というものから出てきた所作なのですが、実は太陽系を生み出したり、宇宙を生み出したりする働きというのがあって、そういう星生みの伝というのがあって、みんなフラクタルというか、相似形になっているんですね。巨大な宇宙というか、大宇宙というか、137億光年ではないですけれども、そういう長さとあるいは太陽系の47億年とか、そういう直近の話しと、遠い話しとフラクタルに非局在ではないですが繋がっているということなんですね。この地球で生み出される五行の中での、最初の水とか土とかいうものの、土もよく考えてみると、生み出されたわけでしょ。最初は土なんてないわけですね。

47億年から46億年の1億年の間で、太陽系の運行が安定して、そして今度は、いわゆる魂みたいなものですね、そうやって五行全体が出てくる。そういう星というものの持っている特性は、最初に土が出来るということであるわけですね。その土が表面に出てくるということですね。土と水ですから、泥になるわけですけれども。そうやって出てくるんですね。

昨日から、水つくりで変成岩をクエン際で溶いて上澄みがどのくらいで出来るか実験しています。非常に綺麗に水を混ぜた層が分離していく。要するに、上澄みと土になるんですね。細かくミクロンに砕いたものを、更に我々はナノ単位まで含めた3ミクロンくらいまで砕くわけですね。さらに、ナノ単位に砕くということを実験しています。そういうことを実験しています。

◇精魂は本当は泥魂(ぬるみたま)と言う

それと同じで土が出来てくる時の技が鎮魂なんですね。泥なんだけれども、精魂は本当は泥魂(ぬるみたま)と言います。精魂という言い方もあったのですが、それは明治の時に、精神理学という宮内忠正先生はそういう呼び方をしていましたけれども、精神という世界が翻訳したことによって哲学もですね、そういう精神という呼び方で魂というものを呼び出したんですね。

第6種鎮魂の極意のところは、泥(ぬる)つまり、泥になって元に戻るというかね。それで泥魂となる。荒魂というのは最初に出てきた一つの魂のことを言うのですが、1つの魂を言うのですが、魂が2つに分かれ、4つに分かれ、8つに分かれ、64に分かれと、詳細に分かれていってこの細かさでいいということで、プランク長や素粒子や電子、そして原子や分子になるわけですけれども。そういう細かさのところまで分かれていって、それが分かれてまた元に戻ってくるというかね。それが泥魂ですね。

全ては泥の中から生まれてくるし、また泥に戻るということですね。だから、第6種鎮魂というのは非常に大事なところなんですね。どうしてもそこを掴まないといけない。それは少なくとも神を掴むには、神というのは、要するに、働きなのですが多神教に見るとね、最初の創造という役割を持った神、あるいは、そういう働きというのが当然あるわけですね。そういうものが掴まないと話しにならないんですね。だから、一神教というのは最初の神の掴みというか、それがそれだけでイスラム教やキリスト教は終わってしまっているわけです。

◇創造というところを掴んでいく

ところがそうではなくて、それは始まりの初めなんですね。だから、創造というところを掴んでいかないと、何の役にも立たない。最初の創造神が大事ではないんですよ。造化の最初の働きを3神とか別天津神、五神とかだんだん増えていくのですが、形が見えないから分からないと言っているのですが、実はそれも最初の働きです。そういうものを最初にと言ったらおかしいですが、ちゃんと掴むということが大切です。造化のところも最後に掴むのではないんですよ。言霊学的に言うと、天之御中主大神、高産巣日神、神産巣日神の始まりは、ウですよ。一番振動数が低い音が生まれると言っているわけでしょ。全然、話が違うわけです。だから、創造ということは何か、ビッグバンなのか、小さな爆発なのか、科学としてはまだ分かっていないです。ただ時間が経ったということは分かるわけですから、ずっとその時間がありましたという物語にもなります。だから、丁度、科学も最終的には社会科学というか、社会がそう上手く成り立つかということが科学の最終的な研究というのを、今やっているわけですね。人間の個人の研究だけではないわけですね。そういうみんなが集まって、どういう社会を作るかということが科学にならないといけないわけです。

ですから、今の政治も経済もそういうもの全体が出来ていないから、より良い社会が出来ないということになっていますね。そういうものを含めての実験ということを考えると、社会ということをより安全にもたらす神の働きというのが、天皇というものを立てた何千年、何万年かけた実験ですね。それが古神道の中にあるということですね。そういうものが逆に最先端に来るような学びですね。

我々は人間関係や経済活動もしていますが、その中で国というものを最初から取り込んで実験しているわけですね。政治的な問題、あるいはその働きとしての国常立神様というのは、現代風に言えば総理大臣みたいなものですね。そういうものの役割をもった政治的な働きが具体的にどうあるべきか、どうするかということを我々はやりながら、実はやっているわけですね。だから、別にすぐに安倍さんが全部知っているということではないのですが、そういうことも含めてやっているということですね。神ということも、自然が、宇宙が出来上がる時の神様の働きというのは、第6種鎮魂に既にあるというかね。

それはクリエイターという単なる創造、宇宙を生み出した神様が、神の全てという捉え方ではない。それは言ってみれば、始まりということであって、みんなの生きるということがより良くなる為の始まりですね。社会というものがより良くならないと、しょうがないわけですね。その為に、阿弥陀如来もあれば、弥勒菩薩とか、須佐之男の働きとか、太祝詞音図とか、色々と構造があるということですね。そんなことがあって、一つの鎮魂ということは新たな自分自身で、それをもう一度、確認していくということですね。それは我々の意識というものを創り出す脳が、上津玉津見神、元々「頭(あたま)」というのは、「あ」と「たま」です。「あ」というのは、theというような意味。それを上津玉津見という中身に隠れている。頭の神様というのがあって、頭を壊した時には、上津玉津見神様にお願いすると言うかですね。そうすると、早く良くなるということもあるけれどね。

そういう所作になったり、具体的な働きになるということ。必ず上手くいくということは鎮魂であり、一番能力を発揮している状態ということが出来るということを鎮魂ということによって確認するというかね。そういう働きがありますという風に覚えて頂ければと思います。

また一週間どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。