0184話:2017年08月11日

【五周年祭 その2】

◇コミュニケーションの極意

車も今、一気に人工知能に移りつつありますから、今トヨタをはじめ各自動車メーカーが、さらに充実しようとして、一気にソフトウェアのコンピュータの開発者、専門家を雇おうとしているんですね。それでも2025年には、80万人ぐらい足りなくなるという、そのような時代になっているわけですね。私は最先端の自動運転を、伊藤さんと実験しているのですが、そうしますと自動運転ということは、実は一番運転が上手いのは機械なんですね。その自動運転の機能がついた車に乗ると、一番上手い運転が出来るようになるということがわかったんですね。そのような時代がもうきちゃったんですね。人間を超えた運転が出来ているんですね。一番いい運転に人間が合わせると、今度はなんと法悦を感じるんですね。ということは、エクスタシーというか、いわゆる行でいうと、一体となった感覚ですね。

ここに、装置(機械)と人のコミュニケーションの極意がある。人とその中に、現代で我々が、人と機械というコミュニケーションのプラットフォームがあるということになるわけですね。その機械が一番、個別のことですね。統合した知識というものは、まだまだ機械がそこまでいくのは、多分2045年でも無理だと思うのですが、いわゆる統合のところは無理なのですが、個別のところはすでに行き着いてきているということは言えると思うんですね。行き着いた内容が、コミュニケーションのプラットフォーム作りということで、我々はワードプロセッサーもそうですが、人間と機械という、そのような装置との関係だけではなく、機械と機械というプラットフォームもあるし、そして人間と機械、装置というコミュニケーションもある。

我々はそれを自己の魂というものを一体にすることが鎮魂であるし、祓いは言葉を通じて一体になることが言霊であるし、神と一体になることが白川である、ということ。そして人と人のコミュニケーションですね。その時には、精神と精神ですね。それが自己の魂の、5つの魂のコミュニケーションと、他者の5つの魂とのコミュニケーションが行われるということですね。そのようなことが円滑に行われる為に鎮魂があるわけですね。その先にあるものが人と先祖、そして人と神というコミュニケーションプラットフォームがあると。白川はその全体の最終系のところを学ぶ。そしてまず、自己自身がコミュニケーションのプラットフォームを作るということが、第6種鎮魂になるわけですね。

◇人と神のコミュニケーションをシステムに

今、我々がここでやっている祝殿講習というのは、基本的には今まで全く祓いだけで、神代と審神者が行う人と神のコミュニケーションですね。すなわち、神代に神を迎え、神代と神に対して祓いをあげて、そしてその神をそれぞれが神代も審神者も神を掴む、と。そのような技が、何千年も続いていたわけですが、そのことを今はシステムにしたというか、方法論を機械で行うということまで、それほどの機械はまだありませんが、これは今、色々な意味で作らせて頂いているものも、これから役に立つと思っているわけですね。

今回、皆様方にNigiというものを、ちょうど長い間、出雲の頃からの神を迎えるものとしては、「羽振璃(はふり)」というものを作ってきました。それは昔は、翡翠だったんですが、翡翠に代わるような色と形と情報を込めた、そのようなものでご修行をよりスムースに行う、そのようなものまであるのですが、それを機械化したものまで、それを作らせて頂いたことも、今回の五周年における成果なんですね。今回、どうしても皆様方には、是非それをお知らせしようということで、後できっとIさんからお話があろうかと思います。

少なくとも、ご修行のシステム化を図るということですね。白川の行、おみち、鎮魂の行をデジタルメディテーションということで言っているのですが、システム化したものとして提供するような形が、世界の人たちにお出しする嗜みというか、最低限のベースなのではないかということで、そのような形の提供の仕方を考えて実践をいよいよ始めております。そのようなネットにおける網の文明ということが、すなわち日本という国を中心にした、ジャパン・セントラル・ネットワークという、これはSくんと、もう25年前に始めたものが、JCNというものだったんですがね。これは、HALという、2001年宇宙の旅のコンピュータの名前なんですね。次は、HがIになって、AがBになって、LがMになってIBMですね。HALがIBMになって、そしてその先は今度はJCNと、そのようなことになる。

ネットの文明が、日本中心の文明になることを予言して会社を作ったこともあるのですが、それが新しい時代のコンピュータというか、ジャパン・セントラル・ネットワーク、そのジャパンということの意味は、ネオジャパニスクではありませんが、いわゆる日本文明の核になるものは何かが問われているわけですね。それは古神道であり、天皇であり、言霊であり、鎮魂であることを備えていないと、日本文明の核になることはない、動かないということになるわけですがね。

◇科学でありシステムであり、人間と機械装置が一致するネット文明

ですから、網の文明ということが、実はネットの文明ですが、それは人間が中心であり、交わる交点というか、そのような存在は網であるわけですね。十字架もそうかもしれませんが、そのような場所がある。その文明は、今のネットの文明に一致しないといけないというか、ネットの文明というものは科学であり、システムであり、人間と機械装置が一致するというか。一致感がないと精神的な病になってしましますね。コンピュータの大企業と我々は関わってきましたが、やはりコンピュータの開発の中で、機械と人間とのコミュニケーションがとれないと精神疾患に陥るわけですね。そのようなことが起こるわけですね。そのことをテーマにして、カウンセリングということを20年間やってまいりましたが、そのことも解決出来る道というのが、このおみちの中にあるということですね。

今、人工知能がそのような時代を迎えて、一番大事なエンジン部分というか、人間の脳と同じように、唯脳論ではありませんが、唯人工知能というか、そのような時代の中で、誤りのない時代にするには、このまさにコンピュータと言われているものを使う者の心地良さのシステム化を進めなければいけないわけですね。それがまさに日本という、それを言霊と、おみちと、祓いを一緒にして、それを提供する、ネットワークにする、それがジャパン・セントラル・ネットワークという名前なんだと考えたわけですね。その上で、白川という神と人がコミュニケーションするプラットフォーム作りというのは、これから皆様方のお力をお借りして、実験と検証をさらに進めていかなければいけない中身なんですね。

◇人が神と関わる世界にまで世界を広げていく、それがイソノミヤ

ですから、なかなか機械、装置化、あるいはシステム化ということは確かに難しいところがありますね。それは今の時代の哲学や科学が、まだそこまでシステムを構築できない。それはまずは言語という、コンピュータでいうと記録、あるいは人間でいうと、記憶というところにやはり踏み込まないといけない。それはやはり言語というか、記憶が言語に裏付けされた、そのような周波数を持っているということから、そのあたりをようやく、時代がその研究のところに入り始めたという時でありますが、我々が言霊を頂いている民族として、言葉というものが、どのように記憶の中に、記憶の中で働くかということを十分にシステム化しておかないと、これからの文明が作れないのではないのかということがありまして、特に我々は、一音一語が神であるという、そのような学びの中から、伝えの中から、古事記ですね、そこから言葉というもので受けているわけですね。

そのような伝承を受けているわけですね。一音一義ではありませんが、そのようなものが父韻、母音、子音という一つの綺麗な周波数に分解されて、それを伝えることが出来る、あるいは記録することが出来るような、記憶が記録になる、機械化できるところがポイントであるわけですね。そして、しっかりと機械も動く、人間もそれによってより高速学習が出来る。そして、魂というものの位置もしっかりと掴める、そして感情の位置、情緒の位置も掴めると。そして、そのまさに神の齎したもの、あるいは創造ということを齎してくれているものにも匹敵する、フトマニというものに、概念にも還っていけるような、創造の源に還っていけるような、そのような学びとして、日本の言霊と白川と鎮魂があるということを、共に祝殿で、更に学んで頂いて、あるいは一緒に協力して頂いて、その学びをしっかりとした神々の体系に落とし込んでいって、人が神と交わる世界というものが、人類にとっての一番の幸せなことでもあるし、それが平和に繋がるというところにまで、世界を広げていった時に、本当にそれが実現していくと。世界に新しい時代が、イソノミアというかですね、内宮の古名であり、無支配というギリシャの時代の社会が作られていくのではないかということであります。

本当にこの祝殿というものが、いよいよ、この五年間で皆様方のお力によって、現在進行形で開発が進んでいるんだ、ということを非常に強く感じますし、益々、これから更に進めていくにあたって、皆様方からの、是非ともご協力いただければ、こんなに嬉しいことはないということでございます。本当に今日は、多数お集まり頂きまして、ありがたいと思っております。

白川では、25が50になり、50が75になり、75が100になり、100が125になり、これは進化学的な数の増え方というのは、そのように増えるようですが、この祝殿の行が、五周年を迎えて、この125人で大祓を上げることが出来たということは、非常に意義深いことであったと思い、益々これからも進化していくことを皆様方と一緒に決意表明したいと思っております。

今日は本当にありがとうございました。