0191話:2017年08月22日

◇上意下達の問題

この土曜日、日曜日に本当にイベントが多かったのですね。円滑に運営するということは、皆さんの自主的な判断で仕事をするということも非常に大事なことですけれども、もう1つは、どういう風に全体設計の中で働いて頂きたいかということは当然、命令系統と言いますか、上意下達と言いますか、どうして欲しいかということがあるわけですね。そういうことは、どうしても必要なわけですね。自主的に、自分でこうするというものと、こうして欲しいというものが両方あるということですね。ピラミッドの三角と、逆ピラミッドの逆三角という捉え方をするわけですね。このコミュニケーション問題が上手くいかないと、受け手の方は、言ってみれば心理、精神に支障をきたすんですね。

単純に、命令から逃れようとする作用が、言ってみれば、分裂とパラノイアと言うか、一種の妄想となって逃げるわけですね。言った言葉と全然違うことを想像していくということと、あるいは自分はそうではないんだということですね。自分の中に別の人格を作るという逃げ方をして、逃げるということがあるんですね。命令をそのまま受けてしまうと、うつ病になるんですね。命令そのものが、アレルギーの原因になるんですね。命令がアレルギーになるから、自分は絶対に嫌だというように拒否をするということが起こります。だいたい大きくは3つあります。

あとは、自分自身の命令に対して対抗する措置というかですね。強い指導意志を自分の中に援軍として入れるということをやるんですね。そうするとそれは一種の妖怪を招き入れるということになるんですね。妖怪退治が必要になるのは、そこら辺にあるんですね。それは武甕槌神とかの神様にお願いするということであれば、もっと強い場合もありますけれども・・・。僕なんかはすぐに、一番好きな神様を呼んでしまうと、大雷神で、雷がどうしても、ピカピカ、ゴロゴロと光と音が同時に降ってくるような形になって、とんでもないことになるのですけれども、それは申し訳ないですし、これからも起こることであるから、なるべく雷様を呼ばないようにしています。

◇自分でやる、ということに変換する

そういうことがあるわけで、全体を1つの解決する方法というのは、神の命令かもしれませんが、「かみ」というのは「上」というか、上司の上もあるのですが、言われたことにそのまま従うということは、本当はしていないんですよ。みんな従っているのだけれども、それは自分の中で、この時は都合が良いから聞くとか、あるいは給料が査定されるから聞くとか色々とあるわけですね。そのところが意識の中では捨象され消えていて、何でこんな仕事をしろと言われないといけないのかなという不平不満が起こるわけですね。それでコミュニケーションが上手くいかなくなるんですけれども。

その時に、一旦こうして欲しいということを聞くんですね。聞くんですけれども、それを脳に入れなくて良いんですね。一旦、聞いて、そこにある言葉をこれは自分自身のやることという風に、自分が自分でやるということに変換するわけですね。宣言というものは、そういうことですね。

何で我々は毎月宣言してくださいということを言うかと言うと、自分自身のやりたいということをやるんだということを重ね合わせていかないと、はっきり言って、人生にとって何の意味もないことになるんですね。無駄な時間を過ごすことになるから、命令というのではなくて、言われたことに対して、だから、意識進化ということは自分がそう思わないと始まらないわけです。一旦、変換して自分は自分で意識進化をする為に宣言しようということを、自分で言えば良いわけですね。それは1つの手続きみたいなものだから、次第にそれが出来るようになるということですね。こればかりはしょうがないので、一旦、変換するということを、もちろん急な時は色々とやらないといけないことが出てくるわけですけれども、これは自分でこうすれば良かったなという風に後で振り返れば良いわけですね。

言われた時の中身にもよりますね。「死んじまえ」とか「どっかに行ってしまえ」ということを言われた時は、しっかりとどういう意味か聞いたりすればいいわけですね。そういうようなことがあっても、そのいわゆるビジネスフェーズの中では、しっかりと自分自身の今、それが仕事として必要だということを自分自身の中で落とし込むということが必要なのではないかなということを感じました。

今日も一日よろしくお願いいたします。ありがとうございました。