0233話:2017年10月13日

◇皇霊祭

秋季皇霊祭を9月23日に行いました。その後、神武天皇から昭和天皇までの歴代天皇の123代の天皇陛下の御皇霊と言うのですけれども、お祀りさせて頂きました。元々、御皇霊は、150年前、白川の八神殿の中に祀られていました。今、八神殿の再構を模索していますけれども。もちろん仮というか、残す為ですけれども。

今日は、たぶんこの空間も非常に変わっているのではないのかなと思います。皆さんも感じているかもしれません。一層、沢山のミッションが降ってくるようなね。良いか悪いかは別にして(笑)そういうような感じがしているのですけれども。ですから、親和性というか、どの歴代の御皇霊が親しく感じるかというのは、それはまた色々と自分たちの先祖を辿ると、必ずどこかに行き着きますので。123代の間ではですね。どこかに繋がるのですけれども。

高麗や百済の王族たちのDNAも沢山入ってきているわけですけれども、そういう意味では、弥生の時代に色々と入ってきた。我々はみんな縄文時代の、それは20%も無いと思うのですけれども、北方とか、あるいは半島、中国から入ってきたものもあり、末裔ではあるのですけれども、必ず、天皇の血筋に繋がっていくわけではあります。そういう意味では、純粋に男系男子とか言いますが、DNAの体遺伝子だけではなくて、精神遺伝子というのか、97%くらいはジャンクDNAと言われますけれども、それがたぶん精神遺伝子だと思うのですけれどもね。そういうものの実態がまだ分からないから色々と議論がある。

同じ縄文からの1万5千年も続く文明というか、文化をどう受け継いでいるのだろうかということで、色々と感じるところがあると言うかですね。少なくとも、色々とありますけれども、天皇家の歴史にしろ、120何代という膨大な数の2700年くらいの間で、そういう時間をかけて伝承してきたものです。

◇文化の引き渡し

それはもちろん、縄文から熊野の神武天皇も結局、縄文からの、大君から天皇王権になるまでに色々と神話には書いてありますけれども、文化の引き渡しと言うか、そういうことをやっているわけですね。それは縄文と北方から来たアイヌが合わさったり、それが日本列島にたくさん広がった時もあれば、縄文が大和王権に引き渡しをしたり、あるいは出雲もたぶん大陸を通って、インド辺りから来たんでしょうけれども、4000年の歴史、最初は氷河を掻き分けて入ってきたと言われますけれども。そういう縄文と出雲、また出雲から大和王権というのか、様々な引き渡しと言うのか、伝承の引き渡しがどうも条件で、王権というものを譲っていったのではないのかなと。飛騨から奈良とか、これもある面では大和に飛騨高山の縄文の文化を伝えたということにもなります。

来年は諏訪をやりたいと思っています。諏訪も結局、縄文から出雲王権が入ってきたりして、譲られたり、それ以前は、バイカル湖周辺の民族が一万年前に入ってきていますから、それと縄文との関わり、そして、それから更にみんじゃくという言い方をしますけれども、諏訪のものがまた出雲と合わさって、また大和に繋がっていくというかね。複雑と言えば、複雑ですけれども、一番、日本の文明が一種の今風に言うと、オートポイエーシスと言うか、ラクビーの球を渡しながらゴールするように、その渡すラクビーの球が1つの日本文明というかね。それはもちろん、古神道であるわけでありますけれども。

そのチームが1つの天皇と言う天孫族というのか、その時に王権を維持するグループというものが、1つのチームとなって渡していくということをやってきたということですね。ですから、渡す人、受け取る人は別に喧嘩しているわけではなくて、球と言いますか、それが人間としてある時に、天皇という形をとって、それを丁寧に引き渡すということが起こってきたのではないのかなと感じています。時代が下がってくると、だんだん複雑な要素が入ってくるわけですがね。

出雲の時にも、大和王権に国譲りするということを言うのですけれども、事代主とか、大国主からの意向ではお渡しするということだったのですけれども、長髄彦(ながすねひこ)という方だけ諏訪に逃げてくるわけですね。そういう複雑な関係がありますけれども。諏訪に来てもまた、縄文とのそういう関わりがあるということですね。諏訪王国みたいな感じでとっていた時代もありますが、それもまたお返しするということを歴史の中では行っているんですね。反対したということですね。王権は渡さないということで、長髄彦は諏訪に逃げてくるわけですね。諏訪の神様になりますけれどもね。そういう風に肝心なことをお渡しする中に、言霊も鎮魂もお祓いも入っているというかね。どう受け渡すか、その方法ということですね。

◇白川家。皇統を繋げる役割

白川家というのは、丁度、公家の中の第一の家と言われたこともありますけれども、公家第一の家のすることは、皇統を繋げることですよね。幕末には、天皇の玉などと、俗な言い方をしますけれども、それを引き渡すというのか、そういう為の仕事ということですね。皇太子が無事に天皇になる為の、そういう意味での引き渡しが、今、天皇家の中で行われてきたということですね。進化の係数ではないですが、天皇も25の5倍の125代目を迎えるわけですけれども。125代続けてきたということの、そういうことをどう受け継いでいくのかということの器の教えですよね。

そういうものも白川家の中では、八神殿もそうですけれども、そういう方法が全部整っているということですね。ですから、それをお渡しするということが、丁度、今の天皇陛下がまだご存命中に、皇位を引かれることが出来るということは、天皇陛下が薨去されるということを前提にしないで、今から用意が出来るということは、今の天皇陛下のお知恵なのだろうと思います。そういう形でスムースに行くのではないのかなと思うのですけれども。そういう器の教えがあるので、それは白川の伯家部類とか、そういう宮内庁の書陵部あたりに、白川家の日記というのが大量にあるのですが、そういうところに細かく書かれていますので、これからそういう文書もはっきりと示して、その辺りも繋げていくということを、器の教えをお教えするということをやらなければいけないということがあるわけですね。

白川に関してはその様な役割があって、今、沢山の方がこの白川の門を叩いてくださって、いずれはそういう形になるものの、応援をしてくださる方がたくさん出てきたということは、本当にテレパシーではないですが、民族のDNAの中に、そういう精神が伝わって、それがいよいよはっきりと協力体制として出てくるのではないのかなと。日本全国に応援の輪が広がっていると言っても良いと思いますけれども。そういうものも、いよいよこれからまとめて白川の皆様を中心として協力して、そのミッションを成し遂げるということをやるということでございますので、その点で皆さんのご協力を頂くことになりますけれども、どうか宜しくお願い申し上げます。

ありがとうございます。