0249話:2017年11月02日

◇扇の笏の奥義

何かご感想かご質問はありますか?

Sさん

ぜひ、伺いたいと思ったことがありまして、祓いの時に姿勢を3度くらい感覚で正す方向に持っていって、祓いをあげていますと、何秒かで頭のコアが振動しまして、そこから身禊祓の初めに咳き込むようになりまして、ずっとそれから咳き込んで、大祓の時から全然大丈夫になるのですけれども、祓われている感じがしてきたところがありました。姿勢と祓いの関係とか、咳き込むということが続いていく症状の見方と言いますか、その辺りをぜひ、伺えればなと思います。

 

【七沢代表】

扇子をお持ちですか?扇子をこのように持ち(扇子を尺のように持ち、真っ直ぐに立て、太ももに手が着くまで腕を降ろしたような形)、その形であげてみると良いです。体の軸と扇子を並行にしてお祓いをあげると良いです。

扇子は元々、笏としてこのように使っていて、まさに奥義ですね。奥義を極めるということで、お祓いで扇をこうやって使っていたんですね。それから、腰に差すようになったのですけれども。これでやってみると良いと思います。毎日こうしてあげてみると良いと思います。

◇脳の癖を修正する

姿勢というのは、ご修行の時に、だんだん分かってくるのですけれどもね。人間というのは、地球の中心に向かって、味噌すり運動をしているんですね。これは立っていても、座っていても、寝ていても同じなんですね。絶えず地球の中心に向かって螺旋状に回転しています。太陽系だけではないですけれども、全て回転運動しながら進んでいくんですね。46億年、ずっと同じですね。

だから、遺伝子のDNAまで螺旋になっています。そのように創られたわけです。白川のご修行では、最初に遠津御祖神を迎えますと、次に旋回運動が起こります。これはお働きと言うのですけれども。元々がどんなに静止していると思っていても、微妙に右旋、左旋しているんです。全てのものが動きながら存在しているんですね。

脳はそれを自分なりに1つの判断をする。その判断が自然に合ったものでない、ある種の癖になると、脳のある傾向みたいなものが出来上がるんですね。運動に癖というか、運動神経と知覚神経のやり取りでですね、ある特徴が出てきます。その癖がお祓いをあげると修正するということが起こって、その回復の為に咳が出るのです。脳の癖ですね。

脳にあげるお祓いというのは、上津玉積神、上筒男命(みこと)と。特別に上津玉積の神だけに「玉」と付いています。それは三段階に分けているのですけれども、その頭の祓いというのを具体的にやろうとすれば、脳の中の水の流れ、あるいは気の流れをよくするということがあるのですけれども。そういう意識をして祓いをすることもありますけれども。脳神経の癖を、自分で祓いの上津玉積の神様に修正してもらうという意識でやると、それがだんだんと無くなっていきます。

言葉を吐く時に言霊というか、脳の中で布斗麻邇から脳神経に降りる時に、言霊というものが働くのですけれども、その言霊が、生体の中の、特に声帯に降りてくるんですね。

知覚神経、運動神経との交流の中で一緒に。ここに降りてきた時に、脳神経との関係の中で齟齬が生じます。言霊が正しく出るようにすると、それがだんだん消えていくということです。もちろん、頚椎に歪みがある場合には、頚椎が神経に触れたり、圧迫する場合もありますけれども。そういう場合も、今、体性自律神経反射ということで研究したものがありますが、そういうものをお教えしようということで用意しているのですけれどもね。

今、体系を作っていますけれども、そういうことも皆様にまたお伝え出来ると思います。頚椎の1番、2番、すなわち環椎、軸椎がこの辺りが捻じれると、今度は自分の音が聞きにくいとか、耳鳴りがしたり、見たり、聞いたり、話したりする時の神経が、圧迫を受けている場合にも咳が出たり不安になったりする事があります。もちろん、風邪をひいていて、喉に炎症がある場合にも咳が出ることはあります。そういう風に分けて考えると、それが何かと考えると分かってきます。

たぶん今、特別、体が悪いわけではないとすると、脳の癖ですね。それは布斗麻邇、それから言霊、それから神経を通って、言語を発する時の不都合、癖があるとそれが起こるということになります。心当たりはありますか?

 

Sさん

癖はあるかもしれませんが、自覚はありません・・・。

 

【七沢代表】

ご修行すると分かるんですけれどもね。自分で修行の中で、動きがスムースに行かないところが出てくるんですよね。そうすると、それが脳神経との関係で起こっているということがすぐに分かります。だから、ご修行と祓いの両方で見ながら、全体で学んでいくということになっているんですね。

昔は、脳の研究が進んでいなかったので、分からなかったのですけれども、今ではだいぶそういうことも分かってきています。だから、動きで分かるようになるんですね。

錐体路系とか、錐体外路系という脳神経もさることながら、それぞれの自分を司っている動きがご修行で分かるんですね。だから、ご修行をまたする機会があれば参加されると良いと思います。

他にご質問はありますか?

 

Kさん

今日は祓いをしている時に、しゃっくりが出ていました。祓いが終わった途端に、しゃっくりが止まりました。体の調子が悪くなったりすることが改善されることとお祓いをあげることの関係があるような気がしました。体の調子を整えるということにも祓いは関係があるように感じました。

 

【七沢代表】

しゃっくりは横隔膜神経の不調からくるもので、要するに、呼吸をする時に、肺を下げたり上げたりしているんですね。もちろん、内臓の中の心臓も動くのですけれども。それが上下させている時に、それが上手くいかない時に起こります。

冷えとかで起こります。お腹を冷やしたのかもしれませんね。それで、しゃっくりは一生懸命に元に戻すような作用として起こっているんだと思います。

そういうものを止める方法というのが、薬指を手の平に曲げて、手の平に当たる箇所を強く押せば治りますけれどもね。そういう体性自律神経反射というのがあります。鳩尾(みぞおち)に手を当てて、深呼吸をゆっくりしても、それを意識してやれば治りますけれどもね。

お祓いをやっていると、なぜ治ったかと言うと、気血の流れが良くなって、体が温かくなり、横隔膜神経と周りの筋肉が緩んだので、止まったんですね。お祓いをあげると、体が温かくなることが理由かと思います。そういうものをこれからは、今、櫻井さんが色々とお父さんに聞いて、そういうものをだんだん今まで我々がやった分も含めて、たくさん出せたら良いなと思っています。

また皆さんで学んで頂ければありがたいかなと思います。

ありがとうございました。