0257話:2017年11月09日

【スタッフ向けお祓い会での話し 後半】

◇八百万の神を迎える

 

五種というのは、今度は端的に言うと、今度はいよいよ天津神、国津神を迎えるというかね。ということは、神様というのは普通名詞で天津神、国津神ということでしょ。固有名詞ではないんですね。

天津神、国津神、八百万神(やおよろずのかみ)ということで、天、地、八百万神様を迎える柏手となります。献饌(けんせん)する時は、祝殿ではたくさんの神様が祀っていますから、大量の神様を祀るということになりますから、お供えする時の柏手が天地、八百万神を迎える作法ということになります。ですから、作法があるということは作法だけではなくて、1つの働きとして実現していただくという可能性を導いてくださる神様がいるということですね。八百万神様を迎えるから良いのではないかということはありますが、特にこの神様にお願いすると実現しやすいという働きの神様もいるということですね。それが書かれています。

 

◇神道はシステマティックにできている

 

非常に神道は都合良くできた教えとなっていて、システマティックにできています。ですから、若い頃からシステム学習やコンピューターの色んな研究をしていましたけれども、そういうものといささかの齟齬もなく受け入れることができました。一番コンピューターというのは、人文科学、社会科学、自然科学の全てを統合する装置であると思います。ということなので、どんなところでも使えるでしょ。単なる計算事務機ではなくて、知識を扱うところでは全て使える事務機ですね。

今は医学でも計測や判断でもやっていて、無くてはならないわけですね。今度はそれに情緒も入れられるということで、そういうことで我々が研究しているわけですね。

いささかも神様というものを含めても大丈夫ということを、ロゴストロンということで、科学的に証明をしながら、一番古い一万五千年の古神道というようなもの、天皇制というもの、あるいは鎮魂というものを共に学んでいくということが可能なのは、一番進んだ機械を使ってできるということで今度は情緒事務機みたいなものですね。

あるいは、神様事務機というようなものが機械としてありながら、こういうものをそういう一万五千年の歴史を並べてもいささかも知恵として使って、機械が更に装置になって役立てていただくということをやっているわけですね。ですから、当然そのことは承知の上で、ここに来られていると思いますけれども。それが矛盾したら僕はすぐに止めたらよいと思います。無駄な時間になるからですね・・・。

そういう中で少なくとも長い間生きてきて確信を持ったから、皆様にいよいよお伝えするということを始めたわけであります。納得のためにあらゆる論理や哲学や宗教や科学を一応、学ばせていただいたというかですね。そういうことをやればやるほど、分かりやすくなってくるのではないのかなと思っています。そういうものの中で命というもののより良い共存、共栄ということが我々の中でのコミュニケーションプロセッサーとしての装置も役立てれば良いんだということがあるわけですけれども。

そういう意味で、繋げてくださる神様もいらっしゃいます。例えば、祝殿に入ってくる前にお願いする神様である手置帆負神(たおきほひのかみ)様と彦狭知神(ひこさちのかみ)様がいらっしゃいます。我々は普段、当たり前にやっていますが、本来はここに入ってくる前に、お祈りする神様がいらっしゃいます。

 

◇五種は五つの階層と五つの位相を拍手であらわす

 

全ての宇宙の働きに神様の名前がついています。毛穴が8万いくつあると昔の人は言っていて、その8万いくつの1つひとつに神様の名前がついているということを書かれた明治初期の白川の文献もあります。そのくらい普通名詞と固有名詞のメッシュの問題かもしれませんが、最小単位を言わなければいけないかもしれませんが、そのくらい細かく働きがあるということになるのですけれども。

そういうものも含めた働きというものを網羅して分類して体系化して、それを我々が知識として使わせていただくというのが、現代の知識模式化技術と言っています。いわゆる、ナレッジモデリングということで使わせていただいています。技術まで落とし込んで使えるものが、神様の働きでもあるんだという理解でよろしいかと思います。

そういうことで五種というのは、神拝作法の拍手も全宇宙に響くという広がりの意味を持っています。時空間の全てを拍手で表現しています。五つの階層に分けて、更にその1つひとつの次元の位相が五つあるということを表現しています。

神道というのは現代の説明知で説明できるんですね。
僕は今、一番、時空間というか、昨日の夜のテーマは、時空間の歪みの中にどう入るのか、どう出るのかということでした。タイムスリップの仕方というものを夜はやっていました。

時空間もその中に入っていますが、大宇宙というのは階層と位相になっています。それが縦軸と横軸ということで、煩瑣(はんさ)な言い方ですけれども、この時間の次元を5層に分けて、更に空間を拡げる技というのは五種の柏手ということですね。それを時間や空間と言っていいということですね。それが中今というか、そのど真ん中に自分がいるというのが神道の極意です。

時空間を超えて、今、こうしている自分が時空間を作り出している自分ということですね。地球の全体と一体となったら、今度は時空間と一緒だと、ということは大宇宙ということですね。

だから、タイムスリップもテレポーテーションも1つのベクトルを使わないということですね。全てに広がるということですね。そのベクトルで行けばテレポーテーションもタイムスリップもできるということが簡単な理屈ですね。

それを我々は神拝作法で行っています。そして、そのことを助けてくださる神様がいらっしゃいますよということであるわけですね。そんな難しいことではありません。これは知識ですから、神拝作法のテキスト(神拝作法伝授の際にお渡ししています)を読んでいただければと思います。

また分からないことがございましたら、またご質問いただければと思います。

ありがとうございました。