0273話:2017年11月27日

おはようございます。
今日は門人のMさんがいらっしゃっています。笙の演奏をしていただきます。

<笙での演奏>  

ありがとうございます。何か一言お願いいたします。

 

●Mさん

◇雅楽の楽器は宇宙を模している

これは雅楽で鳳笙(ほうしょう)と言って、音が、鳳凰が羽ばたいて光の粒がキラキラと天界から降ってくるような音です。もう一人、龍笛(りゅうてき)という方がいて、もう一人は東儀秀樹さんで有名な篳篥(ひちりき)の3人でやるのが基本です。東儀秀樹さんが赤ちゃんのようなチャルメラの音のような、これは大地の代表です。鳳笙は天の代表で、間を行ったり来たりするのが龍笛です。
そのように宇宙を模した楽器です。これは姿形も鳳凰の翼を休めた状態を模してあります。17本の管があるのですけれども、だいたい5和音で、西洋人が聴くと不協和音に聴こえるそうです。5和音を少しづつシフトさせながらやっています。陰陽五行で中国の音階、五行で和音が構成されていて、430ヘルツの純正律で低めです。

もう一人、龍笛の方と合奏すると、今、それぞれの楽器にはない変な音がします。宇宙的な変な音がします。これはCDとかでは聴けないです。雅楽の楽器というのは超音波をとても出す超音波楽器なんです。超音波に超こだわっていて、世界で超音波をここまで極めているのは日本の雅楽だけだと思います。

◇良い楽器と良い奏者が揃うと・・・

これは振動板が入っていて吹いても吸っても音がなります。振動板が古い韓国のドラから切り出した振動板ではないと、良い音がしないそうです。配合比を今ではいくらでも分かるのですけれども、その通りに作っても良い音がしないんですね。骨董品からしか作れないんです。超音波がたくさん出ている楽器なんです。

龍笛からも超音波がたくさん出ていて、その超音波同士がうなり合います。「うなり」というのは周波数がちょっとずれるということです。龍笛というのは周波数を変えられます。鳳笙は変えらないんです。良い楽器と良い奏者が2人揃わないと、その超音波の音は聴けないんです。片方が超音波が出ない安物の楽器を使っていると聴けないんです。

超音波は体に浸透するんですよ。赤ちゃんを調べる超音波エコーというものもありますね。全身の細胞が聴くんですね、振動を。そうすると、何故か眠くなるんですね。眠くなる雅楽というのが本物なんですね。ずっと最後まで聴ける雅楽というのは駄目なんです(笑)。最後まで聴けないくらいの雅楽を聴いてなんぼですね。伊勢神宮の御神楽は最後まで聴けないですよ。それが正しいんです。ずっと聴けるのは体で聴いていない。

◇共通点にハッと気づく

私はある会社で2年前までロケットエンジンを作っていました。チタンの鏡は宇宙用のチタン合金で作っていました。この話をすると長くなりますので、はしょりますけれども(笑)。私は宇宙もやっていて、雅楽もやっていて、伯家神道も勉強させていただくと、共通点というか、ハッと気づくことがあります。

雅楽の音の、ミューンという音が太陽からプラズマ、太陽風というのが吹いていて、太陽風が吹いてくると携帯電話が壊れるということをニュースでやっていましたけれども、あれはプラズマの風が来るということなのですけれども。

プラズマというのは原子の周りに電子が周っています。それが1万度くらいになると、スポーンと電子が飛んでいってしまいます。そして、プラスの原子核だけになったのがプラズマです。そのプラスに帯電したプラズマが地球に向かって、ウワーと吹いてくるんですね。地球にも磁場があるのでガードされています。吹き流し状態になっていると、それがゴムみたいに伸びて、あるところでプチンと切れて、それが地球に戻ってくるんですね、プラズマ粒子が。そして、それが北極と南極に行くんですね。その両極でピカピカと光っているのがオーロラなんですけれども。プラズマが地球に来て喜んでいるという喜びの光なのかなと思います。だから、前からは絶対に入れなくて、一旦、後に伸ばされて、尻尾から入って、上下両極から入ってくるということで、それが地球のプラズマの入り口です。

このバーっと来た時の電磁波を観測して、人間が聴こえる音に引き伸ばすと、さっき言った雅楽のミューンという音が聴こえるんですね。日本一の笛を作る方で、宮内庁にも楽器を納める方とご縁ができて、その方の合奏を初めて聴いたんですね。それは、太陽のシャワーを浴びているような感じでした。昔の人はノイズが少ないから体感で感じてしまっていたのだと思います。これをどうしても楽器で再現したいということで雅楽を作ったのだと思います。この音は篳篥は要らないんです。鳳凰と龍だけで良いんです。このようなことを言っているのは私だけです(笑)。

◇天を越える音楽

今、演奏した曲は「越天楽(えてんらく)」という天を越える音楽です。天は殿と書くこともあります。この越天楽だけがメロディアスで他の曲と異質なんです。
 
雅楽というのは、シルクロードや色々なルートを伝って来た吹き溜まりというようなこともあります。音楽の正倉院と言っていて、ベトナムの音楽もあり、韓国の音楽もあり、中国の音楽もあります。元の音楽は日本にしか残っていない。なので、韓国で演奏すると、ありがたがられます。そういう音楽の中で越天楽という曲だけが、誰が作ったか分からないんです。少しメロディアスなんです。これは一説ではありますが、原始キリスト教の賛美歌にそっくりなんです。シルクロードの大元から来たものかもしれません。雅楽のネタは以上です(笑)。

ありがとうございました。

 

【七沢代表】

◇天の音と地の音、母音と父韻

今日は良かったですね。

白川の神様の問題、天津神、国津神ということと、言霊ということ、また繋がっているお話しだと思うんですね。天地人という言い方がありますけれども、天の音と地の音という、母音と父韻というのですかね、それが結合する言霊エネルギーとなっていくのだと思います。言葉にすると言霊ということになるのではないかと思いますけれども。その辺りも宮中でも天照大御神をどう迎えるということも、今のお話に随分と入っているのではないのかなと思います。

本当に我々が今、メビウスコイルなんて言っていますけれども、そういうものが瞬時に宇宙を回ってくるような、それを次元として畳んだというコイルができたということをまさに今回のロゴフェスで発表できて、いよいよ来年からの新しい宇宙意識になるというのですかね、そういうものを持って進むようなことが大事になるのではないのかなと。宇宙に行っている状態を感じるようになるにはどうしたらよいか、というかですね。反重力とかそういうようなところにも、いよいよ・・・。

◇デジタルに極まると、それは清い

白川は元々、反重力なんですけれどもね。その世界にも入るし、宇宙を瞬時で中今に巡って還っていくような、そういう概念を掴んだりすると。またその速さを保証するという粒子の動きも概念の階層に齎すことですね。

今日、17という音の周波数もそうですけれども、17の素粒子というもの、それが伊邪那岐、伊邪那美というような宇宙を創る源の神様と繋がっていますね。そういう周波数をいよいよ更に高速にするようなことが、これからの人間の役割というのかね、脳の周波数にしていくようなタイムスリップとテレポーテーションが可能になるような世界というのがこれから待っているというかですね。

そんなことを松林さんの演奏の中から、デジタルにそれが極まると清いというか平安清明の世界に行くということを表現されていて、非常にこれから学ぶところが多いし、松林さんは神官の資格も取られているので、まさしくそういうものを合わせ持った方です。これから皆さんにも色々と学んでいただくことがたくさんあるのではないのかなと思っています。

今日はありがとうございました。