0278話:2017年12月01日

●Kさん
最近、物忘れが激しくなってきて、お祓いをすると良い方も悪い方も吹き払われて、それは良い傾向なんだよという話があるのですけれども、仕事に支障がでないのか、本当に良いのかと思ったりしました。これは良いのでしょうか?

 

【七沢代表】

◇統合力を活性化して記憶を補っていく

それは物忘れをお祓いのせいにしているんですね(笑)。色んなことを考えたりすると、色々な方向、全体にエネルギー場が広がっていくんですけれども、全体が散漫になるんですね。

一つの方向を決めると、そのベクトルで集中して力が出て行くんですね。ベクトルの情報とか、記憶はずっと集中してくる。Kさんは、やることが多いんで、大変なんですけれど。やることが沢山あると、散漫になっていって、みんな記憶も曖昧になって、忘れるようになっていく。その瞬間瞬間で、やることの目的を決めないと、やっぱりその瞬間には集まらない、情報も記憶も戻ってこない。だから、物忘れというか、私の感覚では25歳くらい以降、どんどん記憶する機能というのは弱くなっていきますからね。その代わりに違う脳の機能が補正しながら、助けながら対応していると思うんですね。今まで通りのことでやろうとすると、足りなくなるということもあるんですね。同時に、色々な脳の機能が働くようになることがあれば、それで全体を補っていければ良いのだと思います。真面目に言うとね(笑)。

自分の中の直感力とか、統合力という脳の機能を活性化すると、記憶のところが補われるというかね。記憶の問題だけを、ことさら中心に考えると、だいたい40くらいになると、記憶が衰えるのではないですかね。自分の目的のあるベクトルを持っていないと。今、考えることや、仕事など、沢山あり過ぎるんですね。それがたぶん12月の、皆さんもそう感じているかもしれませんけれども、整理していくというかですね。個別の記憶情報と、まとめた意見の2本立てでもって見てみるというかね。全てのネットとか、ブログとか、組織をそういう目で見ていこうということですね。そうしないと、毎日、皆さんがチャットで書いたり、あるいは文章で書いたものが、一回一回それでもって更新されていくということになるんですね。そうすると過去のものになって、ほとんど役に立たないものになってしまうというかですね。ある面では、日に日に新た、日に新たではないのですけれども、毎回毎回新しく、更新されるというのかね。生きていくということは、そういう面があるのではないのかなということですね。

◇日々新しく生まれ変わる

日々、更新されていく。それは情報もそうだし、命もそうだしということでね。死んだものをいくら記憶をいじっても何も出てこないわけですね。今、新たにしたものが、そこから新しく生きるということが、そこで始まっているということですね。死と生というものが循環していく中で、日々新しく生まれ変わったり、情報も変わっていくわけですね。過去を維持する為に、自分たちが生きようとすると必ず失敗します。我々もバンバンバンバン色々なものを作っていきますけれども、過去に作ったものの維持の為に、働こうとすると、面白くもないし、ほとんど役に立たないというかね。

それは弔いのようなものだと思うんですね。それは忘れてというかですね。忘れるということは、最大の記憶術だということをギリシャのキセロという人が二千何百年か前に言っています。記憶術は、忘れる技術と言ったけれども、まさにある面では、死んだものをいくらいじっても駄目だと。イエスも、死者のことは死者に任せろと言っているんですね。お葬式に行きますと行ったら、死者のことは死者に任せろと。

今の時代においては、情報もまさに死んでしまうんですね。瞬間瞬間に更新されないといけない。まとめるものを書くというのは、弔いの文章、つまり弔文ですね。自分自身が死ぬ時に、どういう弔事を読んでもらいたいのかということを書くという心理療法でもあるくらいですから、少なくとも未来も過去になってしまうくらい日々更新しないといけないですね、自分の命というものを。

◇融通無碍であれ

だからと言って、死んでもしょうがないですね。また生まれ変わって、転生のところに戻ってしまいますから。それではなくて、生きながら、死を確認しながら、特に我々の一番、命というものは情報ですから、その情報を日々新しくしていくということに根拠がないといけない。過去に作った組織を維持するというか、その為のものというのは、この大企業でもない、ベンチャーというものは絶えず新しいものを作らないと生き残れないということでしょ。それは絶えず新しく更新していかないと、未来はないし、会社もないです。だから、過去のものを維持する為に、働くというものは心地よくないですね。

皆さん、こういうまさにベンチャー的なところに来られたということは、日々、新たに命が輝く、その瞬間瞬間を掴み、あるいは感じたいということの理由でもって、ここに来られているのだと思います。ですから、そういう点では、そのことを一緒にしましょうということですね。だから、方針がドラスティックというか、豹変することがありますよね。その時に、皆さんがフレキシビリティ、融通無碍であれといいたい。何かを生み出すということは、新しい、毎日新しくなるというような意識でいかないと命は輝かないし、面白くないというかね。ですから、どんどんそういう新しいもの、枠組みはありますよね、出す時の枠組みはあるから、それは充分、枠を考えながらどんどん出していくというかね。

◇情報は俊敏に扱い公開する

それが俊敏と公開です。何をやるかというと、情報の扱いの俊敏さであり、情報を公開することですね。情報を公開することが命なんですね。もちろん、作ったものをいたずらに出すということではないですけれどもね。情報を俊敏に公開するということが、私のやってきた25年のモットーです。組織を維持する為のお金は持たない。今、必要なだけあればいいというかね、出てくるという確信ですよね。それ以外は意味がないというかね。そういうことを共にやるということに面白さがあります。自分が暮らす為に仕事をするということは、しない方が心地良いというかね。

自分が感じた情報をみんなで出し合いながら、それが糧になるという生き方みたいなものが大切ではないのかと。12月の全体会議は、ものすごく斬新な組織の体制にいくのではないのかなという予感はします。それは、私もまた毎日の情報というのかね、色々とありますけれども、そういうものを少なくとも出しながら、その日に感じたことはその日に出して、更新しながらいかないと、古事記や日本書紀や、古神道というような古いものでやっているわけですから、それが日々新たにするには、相当な工夫が要るのではないのかなと思うんですね。ですから、その工夫のところが面白い。寝てなんていられないくらい楽しいことがあるんですね。そういうものをこれから出していかなかればいけないし、出すところに粋に感じるところがあるというかですね。

◇バラバラにするのも直霊

そういう点からいけば、神と繋がるというところでの最終的な結びというか、そういう世界というのは、五魂の上に五霊と言っていますけれども、五霊というものが直霊(なおひ)という、五を1つにまとめると、五魂では精魂という形でまとめるということがありますけれども、結びということになると、天之御中主神の後、高御産巣日神、神産巣日神があって、その神の後に、五霊という高皇産霊(たかみむすひ)、神皇産霊(かみむすひ)というふうにあるわけですね。生産霊(いくむすひ)、足生霊(たるむすひ)、玉留霊(たまつめむすひ)という3つを入れて、五霊と言っていますけれども、それをまとめて言うと、直霊(なほひ)ということですね。

直霊ということも、神があるわけですね。大直日神、神直日神とありますけれども、その元の働きとして、直霊ということですね。それが一霊四魂の由来ですよね。直霊と四魂ですね。天皇の知恵の、五霊と五魂は民には出さなかったわけですね。一霊四魂にしてあるわけですね。直霊と四魂で何とかしないということだったのですけれども。その直霊も、そういう結ぶということの直霊、プラスの意味での直霊と、みんなバラバラにするという結びの反対の直霊というものの2つあるわけですね。それが現代の社会の中の科学が発達した中で、今言えるようになってきました。直霊も結ぶのと、バラバラにするという2つあるということを、そろそろ言わないといけない。

◇組織の維持にエネルギーは使わない

ゴーストというものは、一種のマイナスの中の塊みたいなものですから、それを全てバラバラにするということは別に難しいことではありません。この辺もこれからの組織と体制の中では、はっきりとやることが出来るのではないのかなと。我々が今、学んでいることは日々更新しているからエッっていうことが起こるかもしれませんけれども、それはこの時代の1つの宿命というか、一気に時代が進化しようとしているということですね。知識も意識も進化しようとしていますから、非常に柔らかな受けとめ方でいるというフレキシビリティが、非常に大事なところになるのではないのかなと思います。そんなことが今日の感じたことであります。

我々は組織の維持の為には、もうエネルギーは使わないということを、今日はプレリュードというか、予兆というか、12月から起こる変化の中での、1つの表明をさせて頂こうと思いまして、今日はそんなことを言わせていただきました。

ありがとうございました。