0305話:2018年01月01日

元朝祭での代表挨拶

どうも皆様、あけましておめでとうございます。
昨日の大晦日の大祓に続きまして、もうすぐに一年の初まりの、元朝祭ということで、慌ただしいというのか、あるいは本当に連続で、皆様方にご足労願って、本当に今日は最初の日を迎えることが出来まして良かったと思っております。

◇概念の提案

我々も色々な学び、あるいは伝える、伝承ということがありますが、多岐にわたるというか、一つの概念のようなものを提案するということですね。端的に言えば、事業でも、一つの事業計画というものも一つの概念、事業というものの概念のようなものというか、根本から考えるというか・・・。宗教であったら、信仰とか教えということを根本から考えて、その新しい概念というか・・・もちろんこれは時代で、不易と流行ですから、変わるものもあれば、変わらないものもあるというか。

一方で、時代が大変化している中で、概念も変わってくるわけですね。昨日も話ましたが、特に階層性のところは非常に大きな次元、あるいは五行にしろ、神の世界も階層性になっていたり、あるいは体、心、精神、霊、神という概念ですね、階層性の概念が新しく出てきて、それでどのように今の時代を捉えるかを、絶えず考えければいけないところがあると思うんですね。

そのような中で、一番進んだ学問をやりますし、それから遅れた科学といったらおかしいですが、見える身体のこともそうですが、あるいは神というものの捉え方が、一つの概念として捉えるという、非常に茫洋としているわけですが、どうもそのあたりをしっかり掴まないと、何も新しいことが起こらないというか、非常に難しい問題もあるかと思いますが。

◇山水蒙

ちょうど去年の、冬至の日に甲野くんの奥様に、白川のことを占っていただくことで、山水蒙という、教育ということが中心の課題としてあると。我々も白川学館大学という、まさにそのようなことをやろうとしているわけですが・・・。今具体的に私立大学の17%は経営困難で、今年中にもう終わってしまう大学も沢山あるということを聞いておりますが・・・。

我々は、出版もそうですが、最不況業種のところにワザワザ入り込んでいってやるという、ご苦労な、あるいは奇特なことかもしれませんが、一体なにをやっているんだろうと思われている節もなきにしもあらずですが・・・。

今、旧国立大学でも非常に大変なことで、特に山梨というところは、いつも始まりなんですね。ものが作られていくのもそうですが、あるいはそれをやめていく時の最初の事例になるのも山梨なんですね。なんか不思議な場所というか、良いことも悪いこともはじまっていく場所ということなんですが、そのような中で新しい学びがどうなるのか、また何を学んでいけばいいのかということが、これから色々と出てくると思うんですね。

ちょうど白川も教育というところに入っていくというのか、あるいは具体的な方法を出していくことをやろうとしているわけですね。そのような意味での、和学というものを、和学国際センターという呼び方にして、いよいよ始めるということになっております。

◇世に問う

和学という学びというものが、和の学びが、どのようなものかと言った時に、我々の白川、鎮魂、言霊の3つのところで・・・これは、どうしても世界がそんなのは問題にしない、あるいはわからないと言われれば、それまでなわけですから、内容がみんなに分かりやすくなるように吟味して、そして提供するという意味で、これからの学びの内容を、必ず、まずは英語と日本語の両建てで出していくというか。

ですから、今年のワープで始まるものは、英語のテキストと日本語のテキストの両方をお出しして、そして世に問うてみるわけです。英語が出来ない者がそんなことを言っても信憑性がないと言われればそれまでですが、今まで古神道、あるいは神道が世界に出ていく時に、今まであまり優しくお伝えすることが、この二年間のリベラルアーツの学部で、皆様の協力を得てやらせていただきましたが、やはりなかなか難しいというか。

人と人、神と人、自然と人ということのコミュニケーションプラットフォームだということがわかってきたことであるわけですが、今度はそれは、やはりみんなが、方法というか、コミュニケーションプラットフォームであるということであるならば、言語にとらわれずに、もっと簡単に、皆様方にお届けすることが必要になってくると思います。

色々、そのような意味の、わかりやすくする意味の芸術や、一種のロイヤル・アカデミーというものが、絵画とか、音楽とかということに世界的には特化しますが、そのようなものももちろん感動というか、音の言葉で感動するもの、またそのコミュニケーションするということも非常に大事なことになると思うんですね。そのようなことを含めて、これからいよいよ世界がコミュニケーションをしようとしている時に、一番なにやらコミュニケーションがし難いアイテムなのかもしれませんが・・・。でもそれをお出しして、どのぐらい役に立てられるのかということを問うてみたいと思います。今年からの難しさは色々とあろうかと思いますが、結構負担になってくることもありますが、そのあたりを一緒にやっていただけると非常にありがたいです。

◇喫緊の課題

特に白川におかれましては、修行ということを、もっと門戸を開いて、ちょうど第10種から第1種という捉え方がありますが、少なくとも白川学館での学びも、そのようなことをハッキリとお出しして、第6種、第5種、第4種、第3種というように、しっかりと学べる体制をこれから作っていくということは、本当に喫緊の課題だと思っております。

非常に、大事な時に、白川の、今まで、まだ十分にお伝えすることが出来なかったご修行のところ、あるいは、もちろんそれは神の階層であるわけですが、そのような遠津御祖神、国津神、天津神という、その中に自然の神も含めて、神々をしっかりと知的にも、感情というか、情緒としても掴んでいくことをしっかりと出来るようにしたいと思っております。

今年も一年、宜しくお願いいたします。