0326話:2018年01月29日

おはようございます。

昨日、東京でKさんにも行っていただいて、金さんと能澤さんと、そしてSさんにも参加してもらって、今年の後半のアメリカツアーのお願いというんですかね、その打ち合わせをしていただきました。「死者の書」の映画は、今年中には難しいということが、分かったんですけれども・・・。

◇まず音楽芸術から先行して・・・

「二上山」をテーマにした大津皇子と大伯皇女の鎮魂のところを、まずはお出ししていただければなということで、「死者の書」の予告編も同時にやってもらうようなことで、音楽も同時にやらないといけないところもありますけれどもね。

何故、我々は海外を目指すのか、アメリカ、ヨーロッパ、そして、アルメニアとか・・・。今度は、ジョージア出身の栃ノ心が勝ちましたけれどもね(笑)グルジアというところなんですけれども、不思議な聖地というんですかね、世界を驚かすような人が出てくるところなんですけれども、今回は、相撲界を驚かしたと(笑)あんまり関係ないかもしれないけれども。

要するに、日本を世界に問うたことは、もちろんあるわけです。けれども、はっきりと、十分に問うということをしていないことがあってですね、これからの日本文明というんですかね、それが世界に役立たせていただけるのか、あるいは、文明ということですから、政治経済も、もちろん含むわけですね。文化というか、そういう全体を知らしめるには、もちろん、今、Tさんに始めてもらいます宅理学、異種間コミュニケーション学もそうですけれども、学問という少なくとも普遍的というか、世界に通用するような言語という方法をもって、科学という学びの中でお伝えするということをしないとですね、これはやはり、不十分というか、世界に通じないということになる訳ですね。

まずは、ロイヤル・アカデミーといいますか、音楽芸術というようなところから、先行して鳴物入りというのも失礼なのですけれども、まずは心地良いところを見ていただき、聞いていただいて、入っていくということもあるんですけれども。

◇日本が一体何を培ってきたのか

ちょうど、ネオジャパネスクとかですね。経済も政治も、そういう日本というものが、1万5000年という長い期間、一体何を培ってきたのか、人々が共に平和に暮らすということが、どうして出来たのかということは、お知らせすべき大事なところになるのではないのかと。その中で、文明の一番中心にあったものとしての古神道、あるいは天皇という役割、あるいは日本語の問題ですね、それは言霊という技法ということ、あるいは、鎮魂ということ、そういうことを世界に出しても、文化のベースとして理解していただけるのではないかなと。いよいよ、そういうベースをお出しする時が来たというところが、大事かなと思うんですね。

◇ご修行もシステム的な方法で・・・

ですから、我々が、これからやることは、たぶん、メカニカル・テクニカルというものも多用して、それを一つの学びとしてですね、お出しすることも出来るし、今、やっている白川のおみちも、特に修行なんかは、一対一で行う修行法ということで隠されていたものが、いよいよ、大人数に提供できるようなところに来ている訳ですね。その時に、ご修行でもですね。5人1組でやって、そういう一つのシステム的な学びの方法を使って、神を掴むことをしますよと言っているんですね。

世界的に、一神教から観れば、とんでもない様な発想と技を、スポーツでもない、単なる踊りでもない、実際に、神を掴むということに繋がるような、そういうところをですね、そういう知識も含めて、あるいはそういう技というんですかね、そういうものをお出しするというようなことは必要だし、出来る時が来たということは、これは画期的なことで、人類の意識進化のところにお伝えできる、そういうところに来ている。そのことが始まっているんだと感じたんですね。帰ってきてからも、Sくんともだいぶ議論もしましたけれどもね、宗教でもない、スポーツでもない、舞踊でもない、新しい分野が、人類の進化のために必要だということを、強く感じています。

◇作法から入る

先週も、そういうご修行の中でも、鉾の話で、逆鉾ということで、神を迎える方向の一つの印の向きようなものですね。そういうものについて、初めて、そういう表現をさせてもらいました。先日の白川の祝殿講習でのお話はお出ししますけれどもね。

逆鉾というのは、神をお迎えする榊というところからの転化と言いますかね、鉾というものを突き立てることも、一つの神業の中にあるわけですね。神を迎えている時の技にあるんですけれども、こういう一つの外結(指の結び方)というんですかね、印としては指を外に出していく、ここの先に神様を迎えるという技があるわけですね。

インド由来の真言では、印が、例えば500の仏様がいれば、500の印があるわけですけれどもね。そういう中で、白川には殆ど印は無いんですけれども、極端に言うと、瞑想というかね、鎮魂の方は、内結ですね、どちらかというとね。こういうふうな格好でもありますけれども、昔は、中にこういうふうに結んでですね、こういうふうな結びもあるんですね。どちからというと、ここにということもありますけれども、中で結ぶということは、外に出さないということで、内結というふうに言われているんですね。そういう方法も、鎮魂の古い形、昔からあるものです。ですから、縄文期には、神を迎えている像、土偶が沢山ありますけれどもね。そういうことを、作法としてやるということで、我々が、そこから入るということになるんですね。

◇デジタルメディーテーション

その時に、今、鎮魂もですね、皆様のためにお役に立てるのではないかということで、世界がメディテーションというんですかね、マインドフルネスとか、そういう色んなメディテーションが流行しておりますけれども。そして、沢山の論文が出てですね、認める方向というかですね、効果というものを、精神的な効果、あるいは脳における効果というものを、いよいよ心理学や脳科学の主流の大学が、研究成果をどんどん出してきておりますけれどもね。

そういうことも世界が必要としているため、盛んにする、そういう動機になっているわけですね。その時に、鎮魂法も、石原さんが、色々と世界中をフィールドワークしていたり、大島さんと一緒にやっていただいておりますけれどもね、そういうものがいよいよ一番効果的な一つのメディテーションというか、デジタルメディーテーションという形でお出しする。そういうテクニカル的なところも十分に考慮に入れたものをお出しすることで、どういうふうに、その効果を感じていただくかということを含めて考えていく。

◇吸収したものを一番良い形で出力する

日本が今まで文化を吸収するということでは、たくさんの蓄積があります。吸収するための高度な技法を今度は出力する方法論として、吸収したものを一番良い形でお出しするということをいよいよ本格化していくのだと思います。その時に、今、世界が平和を求める、あるいは、経済の安定を求める、そういう時が来たときに、心の安定と一緒に、そういうことが、いよいよ始まる時に来たというかですね。

コインを集積してですね、集めるところが、この間、600億くらい盗まれてしまった事件がありました。日本人は、脇が甘いのですかね(笑)どんどん盗られていくんですけれども。今度、それをお返しするということは、それは立派な精神で、これは建前かどうかは知りませんけれども。少なくとも、「それをお返しします」ということを言うということは、極めて、不思議な話なんですね。

それくらい日本人というのは、不思議な民族というんですかね。それは良いことではないのかなと。これから、世界の経済を安定させるには、まずその気持ちを表明することが必要だと思うんですけどね。そういう色々な意味で、今、やっている行為がバカバカしいような行為と見えるものもありますけれども、それも、後になってくると、いよいよ効いてくるのだと思います。

◇耐えることも平和のための配慮

世界の為に役に立つということは、ギリギリまで我慢するということもありますけれども、それは我慢するしかないですね。あるいは、我慢ということも、文明なのかもしれません。理不尽だと思うことでも、耐えるということをしていくということが、そこに平和とか安定のための配慮というようなものにも、繋がるようなこともあってですね・・・。

日本文明の一番の核になるものが、一度も出ていないということで、きっと、様々な問題に役に立つ時が、これからいよいよ来るのだと思います。今年は、英語と日本語と、少なくとも両方をお出しする、そして、問うてみるということをやります。

ちょうど、今週は節が変わって、節分を迎えますけれども、どんどん向上させていこうというかですね。そういう思いを持って、お出しするものを、正確に、学習するというんですかね、座学と実践の学を、同時に進めていくということをさせていただくということになります。

色々と学ぶことが沢山でてきますけれども、どうかそれぞれの分野で、皆様方に十二分に活躍していただきたいと思いますので、今週も、よろしくお願いしたいと思います。

ありがとうございました。