0336話:2018年02月08日

おはようございます。

昨日の全体会議は、ご苦労様でございました。何か感想とか質問とかありますか?

 

●Iさん
グランドメディテーションを、デジタルメディテーションに取り入れることになったんですが、最近、七沢先生が、「重力」というのがキーワードとして捉えていて、その重力と祓いとの関係を教えていただければと思います。重力と悟りの関係とか、重力が割と重要なのかなと思いましたので、その辺の関係を教えていただけたらと思います。

 

【七沢代表】

◇必要に迫られて浮遊していた

これは、奇門遁甲の内藤先生と一緒に、作家の今東光さんが、尼さんが無重力になるというので、舟から落としたらしいんですね、そしたら、尼さんが、海の上で座っていて、びっくりしたという話があるんですけれども。

重力のことで、もちろん、それもそのような状態にするということで、方法というんですかね、天皇にお仕えする時に、人であってはいけないという不文律がありました。それでは何になるかというと、女官の方が鳥になるというわけですね。

鳥というのは、空中で羽ばたきますよね。羽の形になった衣をまとって着るようになるんですけれども、昭和の頃までは、お供えする時も空中をこう、先生からも仕えていた方からも、そういうことがあるということをお聞きしているんですけれども。

そういう必要に迫られて、浮遊するようになると聞いたんですけれども。私も人を浮かすような、浮いた文句は言いませんけれどもね(笑)人を浮かすことは、武道家に教えていたりしていたんで、今日も甲野善紀君が来るんですけれども。要するに、空中浮遊ですね。それを、練習しろということを言って、この事は、そこの玉砂利の上を歩くのが面倒くさいなと思うようになって(笑)やっぱり、私も実証実験してお見せしないといけないかなと、ここを浮いて歩かないといけないのかなと。今日も、甲野善紀君が来るので、そんな話をしないといけないのかなと思っていたんですけれどもね。

重さを軽くすることは、すぐにやれるというか。大概は、みんな亡くなる時に、150ナノグラムくらいの魂が出て行くと、その重さだけ軽くなるという話もありますけれど、それは一呼吸みたいな話かもしれませんけれども。

◇意識の軽さ、重さを感じてみる

今の科学では、重力によって、我々は、熱を大地からあるいは太陽から来るから、大地の奥の方から、きっとニュートリノかどうか知りませんけれども、そういうものとの関わりで放射される。ある面では重力というものとエネルギーというもの、温かさというものが絡み合って出てきているのではないかなということは当たり前のことに感じるんですけれども。

グランドメディテーションというものをやる時に、一つの最初の手掛かりみたいなもの、ヨガなんかでもそうですけれども。意識を一点に集めて、その意識が、意識の軽さ、重さというかそれを感じてみるということを、ある面ではトレーニングするという方法が、グランドメディテーションということですね。

ちょうど、この辺りにある、チムス(胸腺)あるいはグランドとも言うんですけれども、そういう器官、免疫器官があるわけですね。そこにだけ意識をするということで、他の感覚を感じなくして瞑想するような形というか、その後は意識をもとに戻しますが・・・。

ちょうど、音響ベッドなんかはある面では、そういう軽さというのか、それを波動といいますか、周波数と言いますか、音の波で宙に浮かばせているという言いますかね。波の上に浮くというのは、そういう感覚になるというか。あれも重力1にするわけですから。当然、今、座っていて重力2であるわけですね。重力2を1にして更に、意識を1点に集めて、そして、それが、自己のその軽さになるというかですね。

要するに、意識を一点に集めていくということは、重力が全身にあるという意識から、解放されるということですかね。しかもそれは、安全にしようというのが、グランドメディテーション、胸腺メディテーションということになる訳ですけれども。

◇意識はあるが寝ているような・・・

身体の意識が、全く意識というものを感じないところ、無くなるというふうな意味のところは、深いデルタ波、脳波でいうと深い所に入ってしまうから、感じないわけですけれども。

ちょうど、覚醒時と睡眠時、そして、その中間帯の変性意識、意識がありながら寝ているような状態、寝ているような状態なんだけれども、意識はあるというふうな状態で、そこのところが修行の場所だなんて、久しく言われていたわけですね。それが、θ(シータ)2ぐらいですかね。ちょうど、その辺りが、睡眠に落ちるところ、特に、3ヘルツ位に合わさせちゃうと、今度は、発作を起こしやすく、瞬間に、振動するわけですよね。そういうタイプの人もいますけれどもね、3ヘルツはね。要するに、体意識というものが少なくなると、変性状態になって、その時に、夢とか身体に意識が浮き上がってきて、意識が動くというかですね。亡くなる時は、ふわふわゆっくりと動いていて、幽霊が見えたということになっていったわけですね。

今は、非常に、そういうことも少ないわけですけれども。手早く火葬したりしますから、そういう感覚というか、無いですけれども、夢とかあるいは、そういう状態になると意識が浮き上がってくる。最初に、そういうことを経験すると、だんだん、今後は空中を飛び歩くような意識状態になったりしてですね。私の知っている人は、身体から抜けているのが見えて、夜に飛行するというような人も何人かいましたけれども。そのまま飛行して遠い宇宙に行って、帰って来れないということで、亡くなっていった人もいたんですね。

インドの修行を、奈良先生から受ける時に、あるいはインドのヨガの先生から受けるときには、まずそういう注意を受けるんですね。「飛んでいっても、帰ってくるんだよ」って(笑)そういう霊体というのか、魂の状態になって、自由になるというのは、その当たりの感覚というのがあったんですけれども。

◇重力があるという概念がない

また、白川では、それが重力が原因ということを学ばせないわけですね、常識としてね。ニュートンが、りんごが落ちるという話は、ちょっと前の話でしょ。それくらいのことも学ばせないということで、神代というものを教育していたみたいですね。安見晴子先生は、一切そういう教育を受けさせてもらえなかったと言っていました、昭和の始めの頃はね。神と一つになるという修行だけを受けるから。別に、空中に重力があるのに止まっていることも、概念として無いから、普通にできるのですけれども。もちろん、そういう神様というか、そういう働きでやる、そういう方法もあるんですけれどもね。呼び出して、やるという方法もあります。

武道の中には、そのようなものが沢山ありますけれども、その方法というんですかね。鹿島神道流とか、香取神道流とか、色々な武術がありますけれどもね。天井に張り付いたり、飛んでいったりするとか、殆ど重力が関係ないようなところもありますけれども。甲野善紀君も、縮地法という5mくらい、瞬間に飛ぶような術をよく若い頃はやっていましたけれども。あとは、縮時法といって、時間を縮めるという方法ですかね。だから、構える前に、頭をぽんと叩かれるというふうな訳の分からないこともしていました。催眠をかける人もいますけれどもね、相手に催眠を掛けて、そして、武道をやるというふうな、そういう催眠術に近いものでやるという方法もあるでしょうけれども、そういう方法でないもので、武道でやるということを研究したのが、唯一、甲野善紀君だと思うんですけどもね。

意識が、観念としてあれば、なかなかいかないわけですよね。人類が、無重力とか宇宙に出ていくということが、ごく当たり前になっていくと、そういうことが、もちろん、進行中ですけれども、だんだんと開放されてくるというかですね。今は地球の重力、そういうもので縛られているということになるかと思うんですけどね。

◇自分の中の意識を一つにしていく

そういうことも含めて、次第に、神あるいは霊あるいは魂というふうな、あるいは体というふうな形での階層性の中でその形を学んでいくと、そういうのがもう一度、その意識が変わってくるんじゃないかなと思いますけれどもね。

そういうグランドメディテーションとは、そういう意味の最初の意識を一つにしていくということでの、自分の意識の中で意識を一つにしていくような方法を取ることによって、より意識が純粋というのか、体意識と精神意識というんですかね。体と魂で分けて、感じられるようにすると、進むんではないかと。

階層性で自覚するために、メディテーションがあると、そういうふうに受け止めていただいて、お伝えするしか無いかなと。とにかく観念で出来ていますから、どうしてもそっちにいってしまうのではないかなと思いますけれどもね。

ありがとうございました。