0340話:2018年02月13日

小野寺講師のお話

◇「真空崩壊」

みなさま、おはようございます。今日は、七沢先生が朝、来れませんので、私がお話をすることになりました。

昨日、「Newton(ニュートン)」という雑誌を読んでいました。今回のニュートンのテーマが、「真空崩壊」というテーマになっていました。今の地球といいますかね、文明というのは、実は、偽の真空の中で成立していると。実は、真の真空というものが存在していて、いずれ地球が、そこに入ると崩壊するのではないかという記事だったんですけれどもね。

これは、当たり前ですよね。偽の真空というのは、当然、偽物ですから、それは崩壊しないといけないので、概念上も。ですから、本来、今、こういった次元があるとすれば、真の真空というのも、同時に成立しているというか、あるはずなんですけれども。

やはり科学の限界といいますかね、これまで分からなかったと。ところが、近年の研究によって、概念そのものが、間違っていたのではないかということで、そういったテーマの雑誌が出ていまして、私もちょっとびっくりというか、嬉しかったところがあってですね。

◇前世と現世と未来世の自分を使う

ちょうど、紐付きというか、つながっていまして、前回の朝の時に、伊藤一刀斎の夢想剣という話をしましたけれども、ちょうど、その後にですね、これは、この間の月次祭でもお話しましたけれども、武術家の甲野善紀先生がいらっしゃいまして、甲野先生が、夢想剣の極意を掴んだとおっしゃるわけですね。

その技を実際に、目の前でやっていただきまして、私も岩田さんと一緒に技をかけていただきました。もうこれは完全に、どうやってもやられちゃうという、そんな術を見せていただいたんですね。

その時、七沢先生がおっしゃっていたのが、これは結局、「三世の法」であると言われたんですね。三世の法というのは、前世と現世と未来世の自分を使うという、そういう方法でして。結局、未来を先取りしているという自分も存在しているので、相手が、現次元といいますか、そこにいる限り、絶対に敵わないんですね。そういった技を見せていただきまして。

ちょうどまた、その時に、甲野先生が、油井真砂(ゆいまさご)さんという人がいるんですけれども、昔の超、超能力みたいな方がいまして、その方が、この前、七沢先生がここでお話をされていた、海の上に浮いちゃったという人の話で。その話が、何故か、甲野先生から、油井真砂という人がいて、この人は、こういう人だったんですという話があってですね。

ですから、ちょうど、先生がここで話したことと、私が話したことの2つが、甲野先生が知るはずもないのに、そんな話になって、まさに、未来世といいますかね、時間を先取りしている感じも、ちょっとありまして。

◇「宇宙創造のはじめから自分はいた」

その三世の法の話のあとにですね、たまたま、先日、森下さんが、鎮魂に関するインタビューで、先生と話をしていまして、それが鎮魂の極意というテーマでのインタビューだったんですね。その内容が、あまりにも貴重だったので、録音テープをいち早く送ってもらいました。

確認しましたところ、結局、鎮魂ということでもそうですし、ある種の悟りの世界ということにもなるんですけれど、「宇宙創造のはじめから自分はいた」という感覚になれるかどうかが大事ということを、おっしゃっていたんですね。

つまり、宇宙創造というのは、今から137億年前ですよね。その時に、自分がいたということは、完全に、前世どころではないと、つまり、時間の世界を超越したところにいるということですよね。まさに、時空創造のはじまりから自分がいるという感覚が得られた人が、実は、過去の歴史でいうと、みんな教祖になっていったらしいですね。ところが、そういった宇宙創造の現場を目撃しても、それが入口であって、要は、歴代の教祖は、大したことをしてこなかったという話で終わったんですね。

翻って、真空崩壊ということを考えますと、結局、宇宙の始まりというのは、元々は真空なわけですね。いわゆる、4次元界が出来る前の状態になっているんですけれども、そうしますと、この真空界というのは、いわゆる、時間がないと言いますかね、そういう世界なんですね。つまり、時間と空間を創造する元の次元というのものがあるので、もし、真空の世界に入ったと仮定しますと、当然、137億年前の宇宙創造の段階に立ち戻るということが起きまして、いわゆる、なんと言いますか、その場に立つということも、現代の科学で分かってくるんではないかなと考えた次第なんですね。

◇「我ならざる我を呼び込む」

やはり、甲野さんのお話を伺っていますと、大事な部分としては、これは、もちろん、夢想剣をやる場合の心構えについても、教えてくれたんですけれども、普通は、なかなかこんなことは教えてもらえないと思うんですよね。甲野先生も結局、これまで生きてきて、秘伝といいますか、武術の極意が沢山あるんですけれども、それを全ては公開しなかったらしいんですよね。

ところが、七沢先生とよくお話されているということもありますけれども、例えば、資産にしても何にしても、自分で抱え込んでいると、身内が事故にあったり、良くないことが起きたり、そういうこともあるわけなんですが・・・。結局、「私は、これまでの極意を全部公開することに決めまして」と言われていたんですね。結論としては、どういうふうに持っていくかというと、「我ならざる我を呼び込む」という作法があるんですね。

◇「空っぽ」という極意

それが出来ると、実は夢想剣が使える。その技というのが、七沢先生いわくは、三世の法であり、この三世の法を使い熟すためには、まさに自分が空といいますかね、空っぽになっていないとダメなんですよね。

そのようなわけなんで、その空っぽというのが、真空ということになって来るんですけれども、そういったことが、あらゆる、宇宙論についても、そうだと言えますし、武術の世界でもそういうことがありまして。本当に、秘伝というか大事なところを、たまたま、この間、立て続けに聞かせてもらいましたので、これもまた逆に、私だけに情報を囲っているというのも、悪といいますかね。

今日、大事な部分をみなさんにお話をさせていただきました。この話を参考に、自分なりにまた、鎮魂とか祓いに役立てて、深めていただければと思います。

本日もどうぞ、宜しくお願い致します。ありがとうございました。