0369話:2018年03月12日

(お作法確認講習の報告・ライフチェンジ講座の報告を聞いて)

【七沢代表】

◇旧石器時代から縄文へ移るときの・・・

今、リベラルアーツ、メカニカルアーツもそうですけれど、色々な学びというか、新しい学問というんですかね、新しい時代に合った新しい革袋というのか、概念というか、そういう思考方法というのか、実践方法が、いよいよ、「隗(甲斐)より始めよ」じゃないけども、自分からまず実行しないとしょうがないですね。
ライフチェンジの終わった後の6月以降、来年のことをどうするのかと言っていたけれど、6月以降からどう講義をするか、そういうことの用意をしなければならないというかね。それで私も東京に行って、次の諏訪をはじめとして、新しい、そういう、ちょうど縄文期というかですかね、またそれ以前の旧石器のところを日本から見てみるという観点でですね。それがアイヌでもなければ、建御名方の出雲でもない、ど真ん中の諏訪とバイカル湖周辺からきた民との出会いですね。きっとナウマン象なんかを追いかけてきたユーラシアのシャーマンたちが諏訪に来たんじゃないかということでですね、そのあたりの研究をすでに6月に圀手會でですね、講義しようと今、用意を始めているんですね。もちろん岩宿遺跡の、昨日もその辺りをやっていたんですけれども、相沢千恵子さんとかですね、黒曜石の石器を守っている訳ですけれども。
そういうものと、旧石器から縄文に移る時のひとつの前後に諏訪の民族というんですかね、歴史があるんで、その辺りを6月に圀手會でもってやることは決めたんですけれど、なかなかたくさんのいろんな学ぶべき、あるいは確認すべきことが多くてですね、そのことは学問というんですかね、書誌学的に、残っている様々な資料を通じてですね、検討を始めているんですけれど。

◇資本主義や既存の流行方法を捉え直す

時代が、いよいよ日本でも色々なことが、制度疲労的なものや、官僚とか政治家とか、あるいは日本の国家体制というのか、戦後、アメリカの植民ではないけども、乗ってやってきたことの中身が問われている訳ですね。我々も、そういうひとつの事業として考えると、そういうものの影響を受けながらやっている訳ですね。それは効率が良いということでの一種の資本主義としてやっている訳ですけれども。そのこと自体、思想的にも見直さなければならないということで色んな用意をしているんですけれども。既存のそういう流行方法に相当影響を受けているから、そのあたりをもう一度しっかりと捉え直さなければならないということがあると思います。
色々な業務フローというのがですね、ある面ではアメリカのMBAなんかの経営学の基本なのかもしれませんけれども、それを今どういう形で我々がやったら良いかということを、工夫して、また、そういう人たちと一緒にやっていただける人たちを探し当てて今やろうとしているところもあると思うんですね。

◇精神遺伝子につながる生き方の実践

そういう意味で、この間の放射能耐性遺伝子ではありませんけれど、そういうものを含めた、色んな、我々がDNAでの観点でのところでですね、幸福遺伝子、言語遺伝子、ミラーニューロンですとか様々な利己的遺伝子なんてのもありましたけれども。いわゆるだんだんですね、体遺伝子の中と精神遺伝子というか、そういう中間のようなもので、だんだんですね、どういうふうに、人間が進化するんだろうかということのテーマがいよいよ出始めているというかですね。
その中で、自分たちのエピジェネティックというかですかね、行動や環境によって変わる部分にも遺伝子が変わるというようなことが言われている訳ですけれども。そういうものを含めて、どういうふうに我々が精神というんですかね、少なくとも五魂というものをどういうふうに扱ったら、それが新しい時代の進化につながっていくのかということを思考するというかね。
しかもそれは、我々の生きている期間の中でそれが実行されるという、単なる体遺伝子の欠損とか、あるいは優位ということ、世代間のことだけはなく、そういう精神遺伝子につながる振る舞いと言うんですかね、そういう我々の生き方によって、短期間でそれが変わるということを、そういうことを前提にして、生きるということの実践があるということの時代にいよいよ入っているんではないかと。
そういうものをしっかりと掴むというかですね、それが健康というものの、昨日の講義ではないですけれども。あるいは、今週末の健康学ということの、基本的な物質レベルのテーマから、いわゆる刺激とかですね、精神の魂の振る舞いですとか、甲野君の武術もそうですけれども、非常に変わりうるというかですね、環境だけでなく、人間の意志によって行動原理が変わっていくということのところが見えてきたのではないのかなと。
そのところが、今、我々がやっている白川が、六種鎮魂というものの中に、その方法の中にたくさんヒントがあるというんですかね、そこが大変化の時のひとつの大事な場なのではないのかなと。

◇今、ひとつの組織として何ができるか

我々がここで、ある面では実験的に行っていますけれど、そういうところが世界に、人類の一種のサバイバルをかけているようなところがあってですね、そういう制度疲労しているところは変えなければならないし、環境というものも、それは政治的な環境を含めての環境を見直すということが、今、人類が行うときに来ているというかですね。
そういう中で、今、どう我々が生きるのかというですね、ひとつの組織としてというか、集団として、何ができるのかを考えながら、世界が必要としているものに対して、それに少しでも関わることができるということが非常に大事なことであると思います。我々が、能力が足りないとか、云々かんぬんということを言い出したらきりがない訳であってですね。この陣容でですね、やるしかない訳ですから、そのところが、ひとつの、ある面では、どう変われば良いのかというところが見えて来た一方で、我々の力が足りないというところももちろんありますけれども。
そこはしっかりと、この場に及んでというんですかね、こういうことを共にするというふうな、少なくともそれがドンキホーテのようなものかもしれませんけれども、それはこの場面に直面した者の、必ずそういう、この時代に於ける志というのか、大事なところですね。一種の志というものが、必ず大きな変化を与えていく訳であるからですね、そのあたりを共にやっていただくというのか、そういう点では、色々な試行というのか、あるいは今やっている実験的な試み等を含めて能力開発をしなければならない。
子供だけの能力開発ではなくてですね。もちろん我々も開発していくという志が、それがまた子供達の世界を変えていくことにもなるというかですね、次の世代を担う者をも変えていくという、そういうことがひとつの受け渡しとして行われるんだと。別に慰めで言うんではなくて、そういう中で我々が共に進んでいくということができる仲間であるということが、非常に大切な、この後に及んでも言ったらなんですが、できるんじゃないかなと感じております。

◇大きな屋根の下、個々もはっきりと宣言する

ひとつ大きな家の働きと言うんですかね、一方で、その天児屋命(あめのこやねのみこと)なんて神様もいる訳ですけれど、それがきっと個々みんなが学んでいること、それぞれそれをやりたいと思っている、それが1つの学問であり、芸術であり、仕事でありということになって、つながっていくって言うんですかね。
大きな屋根という、国、一方では人類の、という世界と同時に、自分のできる範囲というかですかね、能力を発揮できる範囲というようなものの、一種の、それがまたは学問的には個々の学問であり、それぞれの能力の開発するところでもあるというかですね、そういうものを自分の中でしっかりと表現する、宣言するというんですかね、そういうことが大切なんじゃないのかな、と。
それはものづくりにおいても、あるいは文を書くことにおいても、あるいは、ソフトウェアを作ることもそうですけれども、そういうものを通じてですね、共にそのあたりを、自分の一番やっぱり得意なところを活かして、こう進むと言うんですかね、そういうことをやっているんじゃないのかなということを感じまして、必ずや役立てるんではないのかなと。
特に白川というのは、我々しかやってない訳ですから、これがみんなの朝のお祓いや鎮魂ということを通じてですね、実際の大きな展開になる、そういうことをやらしていただいている、というような感覚ですね、また更に進めていっていただきたいなと、そんなことを感じております。

◇新しいものを新しい形で提供できれば・・・

今、ライフチェンジにしろ、一番新しいところをですね、提供するいるつもりではいるんですけれども。ですから、多分ですね、この6月くらいの終わりから、今日感じたことは、この内容をですね、本にしてですね、問うてみるという必要があるんじゃないのかなということを今日感じた次第であります。色々と雑多と言ったら失礼ですけれど、様々な、境界領域や新しい学問につながるものがいっぱいあると思うんで、その辺りを今度は出して、さらに世の中に問うてみることをしたい、というかですね。
ひとつの、これからこういうことをしたい、ということであってもいいと思うんですね。占星術の科学化、システム化もそうだけれども、今、新しくやっている訳ですね。新たなものを作り出してくというところであれば、それは一番古い白川にしろ、言霊にしろ、鎮魂というものをですね、一番新しい形で提供できれば一番いいんじゃないのかと。
これが我々がやっている、そういう概念、思考の実現会社というかですかね、資本主義を超えると言っていますけれど、そういうものの組織体制も、単なる創造や幻想ということではなくて、具体的な実践の動きにしていく。ビットコインなんかもそうですけれども、そういうものを通じて、必ずやそれが役立つような形になれば、我々の今のこの時代に共に生きて共に会社をやっているということが、粋に感ずるというか、よかったなと思える、そういうところにつながれば、みなさんの一番大切な時間を使ってですね、やっていただいている訳ですから、それくらいのことはやり遂げましょう、というふうなことでですね、頑張ってやろうと、そろそろ自我的鬱からですね、我々も抜けなければならないかなと(笑)
いよいよ桜で浮かれる訳ではありませんけれども、いよいよ、この一年間の予祝も始まりますからですね、そういう面では全体設計の用意を整えておく必要があるのではないかなというようなことを、今日は感じました。
今週もよろしくお願いします。