0379話:2018年03月19日

おはようございます。

◇酸素と水素と窒素と炭素

今週は、色々と行事が立て込んでおりますけれども、よろしくお願いいたしたいと思います。土曜日の健康学セミナーで、言えなかったところを、まずは、今日はお話ししようと思います。
アメリカの生化学者ライナス・ポーリング博士(化学賞と平和賞で2度のノーベル賞を受賞)が、「すべての病気を追求するとミネラル欠乏にたどり着く」と言われていています。実は、このミネラルという概念の中に、1番多いというか、1番お世話になっている元素が入っていないんですね。それは、酸素と水素と窒素と炭素です。この4つが、ミネラルと呼ばれていないのは、おかしいですよね。これらは、身体を形成する1番ベースになっているものですから。
我々は、フルボ酸を使っていますよね。これは有機炭素の塊で、非常に細かいナノあるいはピコという単位というんですかね。祝殿の地下から湧く水には、大量に入っていますが、普通の検査では調べても分からないんです。ただ、この水に、熱を加えると、セピア色になるんです。ということは、それはマンガンではなくて、フルボ酸が大量に入っていることを示しているということです。
炭素の次は、水(H2O)ですね。これは水素と酸素で出来ています。あとは窒素くらいで。窒素は、繋ぐ役割で、小さい生物と関わりあって、それらを助ける働きですかね。例えば、腸で、微生物を助ける働きをしているのかもしれません。要するに、それらを取りながら、やっているわけですね。

◇呼吸して4つの元素を取り込んでいる

白川では、最初に、赤ちゃんが生まれると、息をいただくと言います。それが、神拝作法の十種ということです。その息とは、吐(つ)く息と引く息ですね。
そして、ここでは何をしているかと言うと、酸素と水素、すなわち水と炭素と窒素を毎日、呼吸して取り込んでいるんです。だから、大量に取り込むというよりも、しっかりと身体の中に取り込めば、健康になるんです。
なので、病院で命が危うくなったら、だいたい、酸素吸入しますよね。そして、心臓が止まったら、人工心肺蘇生装置で、呼吸させますが。そういうふうに、正に、我々がやっている祓いが、その4つの元素を取り込んで循環させるということをやっています。それが、1番の栄養なんですね。
ですから、困った時や集中している時は、どうしても息が止めているようなところがあります。それで、「深呼吸しましょう」というのは、どんな場合でも当てはまるんですね。鼻から吸って、口から吐くと。口から吸って、口から吐くという、口腔呼吸はしないと。
お祓いも、鼻から吸って、口から出すというのが、原則です。それは、アコースティックではないんですけれど、一旦、鼻を通すことで、温度調節と様々なウイルスと細菌を吸着させる鼻毛や鼻粘膜の作用があります。今、花粉症の人は、大変かと思いますが・・・。鼻の中を曲がって通って、肺に入れていきますが、それが1番栄養を取り入れる方法ということですよね。

◇人体の必須ミネラルは17種

この甲府の地域は、地下にマグマが相当ありますから、微粒子、ナノを超えたピコ単位の炭素が、空中にたくさん吹き上がっています。これは、科学的に測定できてはいないので、スルーでも良いですが。私が思うには、地下から膨大な細かいピコ単位の炭素が出ている。だから、この地域にいると健康になるんです。
炭素が、原子転換をもたらして、身体の中で変わるというか。我々は、「祝水」や「ミネラルさん」もそうですし、六角炭素もそうですが、何故、そのようなものを使うかというと、当たり前のことだけれども、4つの元素に、健康になる働きがあるんだということです。京都ロゴフェスでも、そういうことをベースにして、お話したりすると、皆様方にわかりやすいのではないかなと感じたんです。
ピラミッドのように、元素の構造と運行があって、それが、宇宙というものを作っているし、それが、ちょうど100くらいのミネラルで運行されていると。そして、人体に関わりのある、必要なミネラルは、総体では50種あるわけですが、あるいは、13が必須ミネラルと言われていますが、たぶん、人体の必須ミネラルは、炭素と水素、酸素、窒素も入れて、17種になるんじゃないのかなと思うんですね。
そういうものも入れて、我々が地球の中で、図を加えて暮らしているんですけれども、布斗麻邇という概念から、思考も意識も瞬時に、宇宙に離散し飛んだり、あるいは、それが循環して還ってくると。

◇ここにある宇宙を自分で創り出すという感覚

古神道の概念である、畳む、包む、結ぶというものがありますが、器の教えとして、見て分かるようなものを、今、器の象徴のガラス作品を舟橋さんに作ってもらっています。そのガラスの中に、布斗麻邇があって、それが宇宙なんだということを、感じられるようなものをですね。宇宙が、ここにあるんだという感覚で、そういう概念と意識と思考を、掴んでいただくというような神道の器の教えですね。今後は、そういうものから、学んでいこうということも進めています。
身近にある呼吸から、H2とOの水を1つの器として見ると、水が2つの元素からなって、そこに、炭素、窒素、その他のミネラルが加わったものが、意識を作っていく源になると。そういうことを学んでいるんだと。
これからのポイントになるのは、たぶん、我々が、ここにある宇宙を、自分で創り出すという感覚です。よく私が言っているのが、「-∞=0=+∞」という公案のような方程式みたいなことをいうんですけれども。この方程式を、この身をもって解く、証明するというかですね。こういうことが、これからのポイントになるのではないのかなと。
そうすると、水がH2とOで繋ぐということの中に、たぶん、ヒントが沢山あるんですね。水というものの世界を掴む。白川の修行も、最初は、水の修行なんですね。水の神を祀り、水を天皇に献上する。白川というくらいですから、綺麗な水という意味ですよね。それを、みんなに提供するという意味で、その意味が、実は、祭祀にも繋がっていて、やっているんだということですね。
その繋ぐというところに、結合エネルギーもあるし、原子転換もその辺りにあるのではないかと。そういうことを掴むことによって、自由になるというか。人が宇宙というものを掴み、そして、人が宇宙を超えていくというんですかね。そういうものを実感できるわけです。

◇白川の鎮魂とは・・・

そして、白川の鎮魂とは、宇宙の創造、維持、破壊(帰趨)という変化を、瞬時に目撃することである。あるいは、それを創り出す源でもある。言霊、祓いとは、そういうものを循環させること。創造、維持、破壊(帰趨)を循環させるものが、概念と意識と思考で、それらが言霊という誘導する方法になっているんだということです。
これらの全体系を掴めば、宗教家や科学者が苦労し工夫してきたところが掴めるし、それが納得できるし、技術としても使えるようになると。なので、色んな事例を、これでもかこれでもかという形で、今、学んでいるんだと。それで、新しい文明というものを、そこから、創り出せるはずなんだと。とんでもない野望というか野心というか、大欲というもので、あるわけですけども。きっと、そういうことに触れたということは、皆さんが共に出来るし、既にやっているんだと、そして、どんどん、それが現れるんだというところが、我々の歩みなんではないかと。
そういうことで、いよいよ、桜も咲いてきて、面白いところに入り込むんだと。そして、1000年間という白川の教えを、あるいは、伝統をもたらしてくれた京都にありがとう、ということで、京都ロゴフェスもあります。
また、今週も、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。