0402話:2018年04月15日

◇役割の自覚

皆さんから学問というか、難しい話が一杯出てきましたね。ちょうど今、研究所は業務フローの見直しをしているので、白川学館でもそうですが、「何が我々の仕事なの?」とか、「何をやっているの?」ということを、役割を自覚しようという意味で分けることをやっています。
研究所というものは、当たり前に学問を前提にしているというか、その中で、これからの時代、何が役立つのだろうかということを、目安にしているということで、結構、難しい話も出てきているのですが、具体的には、我々が、触ったり、飲んだり、食べたりするものも含めて、全体に渡って、今度それを研究させていただくということであるし、単なる、製造や開発だけではなくて、製造や販売を理解していただくということも含めた、ひとつの取組みということで、統合ということになってくるわけです。
ですから、より良く生きるということは、「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される」とか、「意地っ張り」という話も有りましたけれどもね(笑)。より良く生きる為に全てがあるというのは、人間的な捉え方になっているのかもしれませんけれども、少なくとも、そういう中で共に生きるということが、大事なところであって、ただ難しく言ったり、人が出来ないことをやっているから凄いんだということは、全然関係ないと思うんですね。

◇丁寧に関わっていく

あくまでも、ひとつのミッションでありましょうけれども、仕事というものは、ある面では、自分自身の宇宙でもあるわけですから、丁寧に関わっていくということが出来ると、そこからひとつ開けるんじゃないかと。
実は、山梨県の人が、全国で1番元気に働いて、長生きしているという係数があるらしいんですが、それは社会性がある場所には、必ず出ていくという県民性もあるのですが、仕事を自分の生涯とするということが特徴だ、ということを、昨日話していた山梨の人から伺いました。
これは、インド的にいえば、カルマ・ヨーガといいますね。仕事がヨーガになっておりますから、一種の修行と言えば修行なのかもしれませんけれども、その結果、私の叔父さんなんかは、「◯◯◯・ビール万歳」と言って、死んだような方だったので(笑)自分がビールの苦味を作ったという自負があったので、言ったんでしょうけれども。私は、どうかなぁというところもあったですが・・・
ただ、仕事を丁寧にやる、仕上げるということの意識は大事なことではないのかなと。そこに生きることの良さはあるのではないのかなと思うんですね。

◇その意気や良し!

Yさんのお婆さんは、宝塚歌劇団、阪急百貨店の創始者である、小林一三さんの姪っ子さんだったのですが、やはり教育者で、89歳まで、山梨英和大学の理事長をやられていて、大澤さんにも頑張っていただいて、変な言い方ですね、すいません。それくらいに一生懸命で、キリスト教徒だったんですがね。最後のお別れでは、私も賛美歌を、精一杯に、腹の底から歌ってさしあげたんですね。103歳まで、生きられたんですね。60歳70歳は鼻垂れと思って、80歳が働き盛りという言い方もありますが、少なくとも、その意気や良し!ですね。
うちの親父は60歳で、自動車免許を取ったんですが、それから大変で・・・毎月、新しい外車が来るんですね。私は、その恩恵に預かって、いつも乗らせていただいて、有難かったですけれどもね。ちょっと狂ってしまって、言葉が悪いですが(笑)。

◇自分が選んだ言葉通りになる

仕事もそうですが、好奇心と意志ですね。やっぱり、知も力であるし、情も力であるし、意志も力であると。でも、1番強い力は、意志の力だと思うですね。それは言語の命令であったり、未然法の言葉であったり、色々とあると思いますけれども、少なくともそういう意志として、自分自身が生きるというか、そういうことが健康の鍵でもあるし、役立つ仕事に成り得るんじゃないのかなということが言えるかなと思っております。
情のエネルギー場も、知のエネルギー場も、所詮は、1つの音楽や芸術はありますが、そういうものの楽しみを通して、根本に流れる言霊といいますか、言葉というものを、しっかりと生きるひとつの目安にするというんですかね。その通りにする、自分が選んだ言葉通りになるというところが、きっと意気に感じる人生になるんじゃないのかなと感じております。
いよいよ、言葉としての装置であるロゴストロンというものを、知・情・意というか、次元を超えて作る、変換するという道具といったら失礼ですが、そういうものにして、より良い、この時代に合った生き方が出来ればいいかなというふうに思っております。
もちろん、我々は、自分が納得するのは、やっぱり自分自身の証明をしないと、納得から確信というものにいかないと思うんですね。そういうところを、これからアナログ的というか、お祓い、鎮魂、言霊ということで進めていくというか、デジタルとアナログの統合でもありますが、この身をもって、その人生を読むというか、あるいは、しっかりと掴むことが可能なところを、生きるということの実践を怠らないということであろうかと思います。
お祓い同好会、どうか、宜しくお願いいたします(笑)。