0409話:2018年04月21日

◇先に大祓をお教えするのは・・・

白川の神拝作法は、第10種から始まって、9種、8種、7種、6種、5種、4種、3種、2種、1種となっていて、昔は、民間というか、今でもそうですが、3種までお教え出来るような形でやってきております。今日は、ちょうど、第6種神拝作法伝授ということでございますが。
7種が入門で、6種とは、基本的に、遠津御祖神と産霊幸倍神という神を迎えて、その上で、五行の神、木火土金水のそれぞれに神の名前がありますが、その五行の神、自然と一つになった感覚を感じた時に第6種伝授という順番というんですかね。
その後、第5種になると国津神、第4種になると天津神、大祓の伝授ということになるんですね。
大祓は、昭和の時代までですが、入門して最初からあげられなかったんです。三年くらい修行して、第4種になった時に大祓を伝授されてから、大祓をあげることが出来るようになるんですね。
では、何故、今、6種、5種、4種という方法を取らないで、先に、ある面では、大祓をお教えしているかというと、これは、現代の科学的といいますかね、学習法というものが、この50年くらいで、非常に進化したんですね。その学習法が、いわゆる、システム学習法というか、学習法を科学したということで進んできたものを拝借するというか。
たまたま私も、システム学習法の、日本の始めの頃に、能力開発研究所という所があったのですが、そこで研究をしていた研究者の方から、その学習法を習ったんですね。それは、科学的という意味で、みんな同じように、例えば、悟りという事とか、あるいは理容師さんの髪の毛を切る時に、名人が切るのと同じ様な方法を、最初から教えちゃうという方法が、システム学習法で、この50年で非常に進化しました。

◇効率的に早く学べる体制

この白川は、一番システム学習法に向かない分野ではありますが、あえて、その方法を導入しました。元々、一対一でやっていたものなんですね。最終的には、内親王(ないしんおう)、皇太子とか、天皇陛下というか、お一人の為の行というか、神を掴む方法というものの学び方であったわけですね。
それを一度に、沢山の方が学べるような方法がないかということで、これは、時代の恩恵だと思うんですね。その点は、実証がされてきて、はじめて皆さんにお教えするのは、これが15回目です。
今日のご修行方法以外も、長らく開発してまして、一度に30人位が、各グループを作って出来るような修行法も確立をしてまいりました。
ですから、安全に、しかも、なるべく効率的に早く学べるような体制というものが、ようやく、この時代に出てきたというふうに思っていただいて結構だと思うんですね。

◇最初の体験

今日、目をつむって、どんな感じかということは、色々と皆さん感じたと思うんですが、多分、みんな動きが出るんですね。どちらかというと後ろに引っ張られるような動きが出たんじゃあないかと思います。若干、後ろに引っ張られるような感覚、あるいは、それを防ごうとして、前に戻そうという動きがですね。
そんな感覚があったと思いますが、これは遠津御祖神の修行ということが、まずあって、その上で、今度は、五行、自然ですね。水とか土ですね、そういう感覚に入っていく時の導入の部分が、今日、その両方を最初の体験としていただくということで。後は、ご修行をやっていただくとして、まずは、最初に感じていただこうと。
もちろん、何も感じなかった方や、ただ、お祓いの声が聞こえてきただけだとか、客観的に捉えられる方もいらっしゃると思いますが・・・それでも、結構だと思います。

◇科学としての説明をしていきたい

今のこういうことは、ある面では、神秘的と思えることを、現代の科学に照らし合わせても、決しておかしくないような説明知や、あるいは神秘的という意味で、何か不思議なこともなく掴めるようなものでないと、現代においては、なかなかですね・・・。
もちろん、神秘的なものがいいなと思う方もおありでしょうが、ここは現代の科学を前提にした説明知が出来上がっていますので、そういう説明をさせていただくということでございます。それが、必ずしも、納得がいくかどうかは、問題もあろうかと思いますが、出来るだけ科学としての説明をしていきたいと思っているわけです。
基本的に、太陽系も、銀河系も、星雲も、大宇宙も、旋回、回っていると。何十億年の巡り、あるいは、百億年単位の巡りというもので、宇宙というものが出来上がっているし、今も巡っているわけですね。ですから、要は、素粒子から宇宙まで、全てが、旋回、旋転しているという捉え方の中で、我々の修行も、そういう巡りで出来ているんだということです。人生の巡りという捉え方もありますが・・・。
基本的に、素粒子や電子という最小単位から、太陽系、銀河系、それらの巡りが、各星々の西洋占星術でも色々とありますが、その巡りが、2000年で、1プラントン年という巡りとか、もちろん、十二ヶ月で、太陽を回るとか、月は一ヶ月で回るとか、色々と巡るということに関してはあろうかと思います。

◇巡るということが起こる

実は、この修行も巡るということが起こります。これは、ちょうど、人というものが地球の上に立っているということが、絶えず地球の中心に向かって、引力でゴマすり運動をしている存在だと。また、立っている時もそうですが、子供が寝ている時も、そういうふうに動いているんですね。これは、自然にこの動きが出てくるということが、一つの働きといえば働きなんですね。
我々のDNAも、螺旋ですね、右回りで回っていると言われますが。我々の身体を作っているタンパク質は、特に、コラーゲンも左回りで、糖質は、右回りらしいですね。そういう身体を構成している物質も、右回り、左回りということをしている。
実際に、こういう印の形から巡りに入るというか、そういうことがあるんですが。我々が、まず、第6種鎮魂ということの意味は、荒魂、和魂、幸魂、奇魂、精魂という運動をして、ふうぅ~と息吹を掛けるのですが。五魂というものも、右回りと左回りがあって、魂も回っていると、そういう感覚なんですね。もちろん、魂というものの存在自体が、身体と精神を結ぶ力があるわけですが、それが分かれていて、それを纏めていくことが一つの魂の特徴ですね。
まず、「魂ということは、基本的にどういうことなの?」ということが、全体の中で掴めなければならないということになるんですが。とりあえず、それは後で、お伝えするとしてですね。
まずは、身体を構成しているものも、旋回してると。宇宙も旋回してると。実は、神も、国津神、天津神というふうに白川では言うのですが、それも旋回してると、巡りであるという捉え方なんですね。右旋と左旋があるんですね、神様も。男女の神様という捉え方もありますが、基本的に、右回りと左回りで、国津神と天津神を分けているというのが、実際、白川の昔からの伝なんですね。
そういうことがありまして、基本的に、全て、旋回している、巡りっているんだと。螺旋の場合には、右回り、左回りという決め方が分からないと、現代では言われておりますが、基本的に、旋回しているということをご理解いただいた上で、今日の第6種鎮魂ということの中身が・・・、そういう魂も、右回りと左回りがあると捉えていただければ、いいわけですね。ですから、荒魂、和魂、幸魂、奇魂までの4つは時計回りで、精魂というのは、最後に、反時計回り、左回りするというふうに捉えていただくと。

◇魂を写真に撮れないか

基本的に、魂というものは立体ですよね。立体をこうやって、平面から作るような格好をするということは、回転力によって、その魂というものを、一つずつお出しするようなイメージですね。
ですから、本来、精神というものと身体というものを結び付ける時に、その結び付ける働きというんですかね、そのエネルギーというものは、一体どういうものかということを見えるように、虚像であってもですね。
最近は、今ここで研究が始まっているのは、魂を写真に撮れないかと。そうすると、わかり易いんじゃないのかということで、今、進めているわけですね。自分でやりますから、多分、そのことを写真に撮った時に、魂が見えるようになれば、わかり易いかなというところまで来ているんですね。
その前段であるのが、オーヴという概念ですね。一杯、写真に写りますよね。オーヴという概念で、今、我々も、今月、日本サイ科学会という「気」を研究する学会があるですが、そこで発表させていただいたのですが、サイ科学として、やはり、仮説を立てないといけないし、仮説を立てるということは方程式にならないといけない。そして、それを具体的に、どういうものか図式化し、具体的な測定というところまでいかないと、科学としては証明できないということはあるわけですが。
長い間、人類が、それこそエジプトの時代の魂の概念は一番古いものですが、これが白川の荒魂、和魂、幸魂、奇魂、精魂という五つの五魂と、エジプトの五魂が、全く同じ捉え方をしているというのが分かっております。
今から三千年前後で始まったギリシャ文明で、今の西洋科学の元となった、四大(地、水、火、風)とか、霊素のこともありますが、魂というものを開発、あるいは研究するということは、哲学的にも起こった、そういう時代があるわけですね。それが、だいたい、3000年くらい経っているわけですが、古神道の白川の霊魂観は、どちらかと言うと、途中で中国からも入ってきたものもありましたが、エジプトのものとピッタリと合うわけですね。ですから、古ければ良いというわけではないですが、そういうエジプト文明のような古いものであるということは、一つ認識しておいていただきたいんです。

◇魂(たま)は丸い球形

また、今度、オーヴの話なりますと。オーヴも、真ん丸の玉と、シワシワというか、星形のようなものもあって、色々な形があるんですが、どうも魂というものの一番良い状態とは、丸い球形というか。ですから、歪んだものを、魂(たましい)と言うんですね、魂(たま)らしいというか、シワシワ、あるいは形が整わないものになるんですね。
オーヴも、色々と研究が進んでいるのですが、意識が明確にあるもの、あるいは目的がハッキリとあるオーヴは、だんだんと人間の言うことを聞くようなものという研究もあるんですが、だんだんと丸くなると、3cm~100mくらいの玉になると。
要するに、立体を作るというか、それを言ってみれば、魂(たま)と。荒魂(あらみたま)、和魂(くしみたま)、幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)、精魂(くわしみたま)という、古代では、魂(たましい)は、完成されていないから真ん丸ではないという意味なんですね。ですから、真ん丸になっているものを魂(たま)というふうに言ったんですね。
それが、しっかりと5つに分かれていると、それは回転していて、一つずつ出てくると。ですから、ちょうど回転して、手の平のここから出すような仕草をするわけです。こう一回転して、荒魂と言った時に、ここの手からそれが、ちょうど丸くなって、柏手もそうですが、慣れてくると、和ろやかな音になるんですが、完全な平面というわけではないのですが、回転していく時に、魂が出ていくようなイメージですね。

◇プラスとマイナスがつながって

これからの科学の中では、どういう説明になるかと言うと、人間の身体は、主にタンパク質でアミノ酸で出来ていますよね。そのタンパク質の中のコラーゲンというのは、1/4くらいあるのですが、それによって、身体の中のマイナスイオン、表にあるものがプラスイオンですかね。
その両方を合わせていく時に、一つの回転運動が起こって、そこで負と正が融合して、魂になっていくというか、それが回っていくというか、プラスイオンとマイナスイオンの巡りが、身体の中と外からですね。
人間というのは、身体の中は、マイナスなんですね。そして、表面がプラスになっているんですが、それが、合うことで一つの回転運動をして、魂になっていって。これは、仮説ですけれどね(笑)
それが、今度は、空間にあるプラスとマイナスが、交流をしているわけですが、それがまた回転運動が起こるから、プラスとマイナスを繋がるようなことが、空間の中に起こって、今後は、それが幾つかの空間場に出てくると、それが結び付いて、全体が球形になっていくというか・・・古代から、そのことが自然のうちに行われるというかですね。それを、空間に存在するもの、空間というものは物ですよね。ミネラルの中には入っていませんが、炭素と酸素と水素と窒素の4元素が、空中に、真空以外はあるわけです。
それに、一つの素粒子や分子や原子ですね、それに対して、振動させるということをやっている技なんですね。それによって、空間も振動させて、素粒子、重力、電磁波とか、この太陽系にあるプラズマもそうですが、そういうものに働くということは、その物が変わるということなんですね。
その物に、一つの振動を与えることで、共振、共鳴、同調させていく方法が、第6種鎮魂作法だということです。現代風に、仮説を立てて言うと、そんなことなんですね。ですから、これは、そんなに長いことかからないで、もちろん、我々が生きている間に、このことは科学的に証明されるというか。
私は、ヒックス粒子が発見される十数年前に、ヒックス粒子が発見されると宣言しておりました。ある科学者に笑われましたけれども・・・今回、人類の中で、五魂の働きが、科学的に証明されるということは、間違いないのではないかなと、まあ、偉そうに言っておりますが(笑)
それは、実証の方が実は早いというか。我々が、ご修行や第6種鎮魂という何千年も伝えられてきた方法でお伝えすることで、そのことが必ず科学として実証されるのではないと思っております。

◇鎮魂も空中浮揚も証明されていく

ですから、鎮魂というのは、レクイエムという意味だけではないんですね。レクイエムというのは、うっ滞エネルギーに対して、それを動かすという働きなんです。その動かし方が、テレポーテーションか、あるいは、テレパシーというか、テレメトリーというんですかね。そういうもので伝わっていく、時空間の伝わり方の広さというものですね。
それが次元を超えていくのか、あるいはこの空間の中で、光よりも速いというタキオンという概念も使って、この鎮魂というものの発信、あるいは手助けするというか、ですから、我々がやっている中では、亡くなった人達の魂を再構成して、次元宇宙に行っていただくという作法も研究して、だいぶ、それは出来上がっております。
そういうものを含めて、どういうふうに伝えるか。それが、テレポーテーションなのか、空間に留まるのか、それとも5次元を抜けていくのか、あるいは、10次元、11次元まで行くのかというが、一つの大事なところですね。5次元を抜ける唯一のものは、重力と言われていますが、白川では無重力というか、そういう状態になるのが、最初の修行の中にあるんですね。
ですから、昭和までは、お供えする時も空中に浮いてやるというのが、宮中では自然な方法だったというか、そういうふうに聞いておりますし、高濱浩先生も、空中に浮いて、神様を迎えるということをしておりました。多分、それも科学的に、コラーゲンの持っている負の性質が浮力を持つ為、重力を変えていく為の物質ではないのかということも、これからの課題というか。多分、コラーゲンというものが、いわゆる、重力を超えていく物質になるということも、圧電体(あつでんたい)ということで、空中浮揚を行うということが、多分、証明されていくと思います。
そんなこともありまして、今の科学の中で、色々と超えないといけないところが、そういう重力場の問題と、電磁波の問題ですね。それから、素粒子論、あるいは量子論を、科学が進化した時に、それが、ハッキリと言えるようになってくると思います。

◇まずは作法として会得していただく

そんなことでありまして、丸く、広がりが、魂の五魂が、何処まで広げられるか、あるいはそれが影響を与えるか。この宇宙全体なのか、あるいはこの地球なのか、あるいは身の回りなのか。そういうものが、どういうふうに影響するかということです。

先程から言っていますのが、魂というものが、人の命というものを、より良く、最高レベルに発揮できるような働きで、すなわち、身体に精神というものが、しっかりと繋ぎ止められることが、心身症や、あるいは精神的な病というものの解決していく道に繋がっているんだと思うんですね。
その方法が、魂というものを、まろやかにするというか、性能を最高度に発揮できる方法としての作法を、まずは会得していただくということが大事なところです。
基本形は、自然の働きでもあるわけですね。五行というか、地水火風空というか、木火土金水という意味の五行を、はっきりと掴むということ、あるいは一体になる、それを迎えるということが大事なところということになると思うんですね。
少なくとも、身体を構成しているDNAにしても、ある面では、それは物質的なレベルの話でありますから、精神遺伝子まで含めたものにもなりますが、基本的には、作法として学ぶということが、非常に大事なところになるのかなと思っております。その方法は、非常に、簡単といえば、簡単ですけれども。
荒魂、和魂、幸魂、奇魂、精魂、そして、二つ柏手を打って、息を「ふう~」と全体に、あるいはその必要な所、関わりのある所、その範囲を自分で決めるということですね。それが、100mの魂、空間にするのか、あるいは、何kmにするのか、あるいは、次元を超えるものにするのか、そういうふうなことを決めるということですね。
昔は、三千世界という表現で・・・多分、三千世界とは、一番広い世界という意味で、その限りなく広い宇宙に向けて、その魂が働くようにということを意識して、その情報を自分の三千世界に広げていくということを、古代ではやっていたと思うんですけれども。

◇息吹とともに鎮魂と結界をする

今、我々も、よく水に鎮魂するとか、あるいは人に鎮魂するということもあるんですね。
自分自身に鎮魂するということもありですし、例えば、子供たちが病気になった時に、鎮魂するということもありです。それで、結界するということもするわけですね。荒魂、和魂、幸魂、奇魂、精魂、ふう~と息をした後、指二本で、身体の回りに、円を描くんですね。
ここで、ぐっと結びの輪を作るようにするのですが、それは自分自身に鎮魂する場合には、そういうふうにやります。だから、自分の結界を作るんですね。ですから、自分自身にやる場合には、こうで・・・基本形は個人の鎮魂ですが。
相手や宇宙にも広さがありますから、これから鎮魂するという情報を、息吹と同時に、全体にやるわけです。
息吹も情報であると同時に、これは水蒸気ですよね。水蒸気というのは、身体の中の水とミネラルが出ていくわけですが、それによって、息吹が掛かって、相手、あるいは宇宙にそれが行き渡るということですね。それが、この空間なのか、テレポーテーションしていく時の広がりなのか、次元を超えていく時の広がりなのか、というのはありますが。
基本的に、情報と同時に息吹も風として出るというか。息というのは、風ですよね。それを、一緒にやると、近くのものは、それでもって鎮魂されて、働きが整うということが言われておりますし、そうなると思います。
ですから、子供たちも鎮魂してあげれば、治ったり、良くなるんですね。まあ、そういうこともあります。ですから、これは、だんだんと丸い五魂にしていかれたら、それが皆さんの成果になるんじゃないかなと思います。とりあえず、第6種鎮魂作法を学んでいただいて。

(櫻井さんによる、六種鎮魂作法の説明※省略)

●質問
「後ろの印は、どっちが上ですか。ずっと、右手が上ですか。」

【七沢代表】
そうですね。

●質問
「人や物に、鎮魂する時に、最初と最後、どちらでやればいいですか。」

【七沢代表】
最初の方ですね。物に鎮魂する際には、火打をしてから、第6種鎮魂のみ(第7種はしない)行います。

◇直霊が二つ合わさって、産霊が起こる

魂を結ぶ、五魂を作りますけれども、実は、五魂を作る源というか、それは五霊というもので、これは先の話ですが・・・。五霊というのは、指の働きがあるんですね。どちらかと言うと、五魂は掌(てのひら)の動きですが、五霊の結びは、産霊の神というは、本来は階層性で、神と魂を結ぶものも、作法というものは指に象徴されているんですね。
ですから、それが、生産霊(いくむすび)、足産霊(たるむすび)、玉留産霊(たまつめむすび)、高御産巣日(たかみむすび)、神産巣日(かみむすひ)という五つの産霊の一つひとつが、直霊(なおひ)というふうになっているんですね。
こっちの直霊、こっちの直霊という二つが合わさって、産霊が起こるということで。
神を、魂に結ぶエネルギー場というのがあって、それが実は、魂は掌でやりますが、指が霊になっていて、ちょうど「おむすび」を作るようになっていて、お握りというのもありますが、基本的に、「おむすび」というのは両手で作りますよね。実は、指が産霊の五霊と五霊で、それが、直霊なんですね。全体が、直霊で、こうすると五つ産霊という、五霊なんですね。そういうものも、実は、白川には伝承されているんですが。

◇白川の伝授の一番ハイライト

多分、その産霊というものが魂と神を結ぶということが、五つと十、ひふみよいなやことたまという、最終的には、魂になるものの元が、実は、ひふみいなやことですね。その五と五、それぞれが、直霊なんですね。
ですから、これは本当に、白川の伝授の一番ハイライトのような部分ですね。これを、八神殿という所で学ぶ、天皇行といいますかね。皇太子が、それを学ぶわけですね。それで天皇におなりになるんですね。ですから、神を、人の魂に結びつける際に色々な方法があるということですね。魂に神を結びつけるということですね。それは、魂というものがしっかりと出来上がって、身体と精神が結び合わさって、魂ですね。そして、神と魂を結ぶのが、五霊ですね。そういう階層の違いがあるものを結んでいくというのが、この白川の非常に、ハイライトな部分ですね。
ですから、これも、更に、学んでいただくということになるわけですが。だから、予告編みたいなもので(笑)

◇全ての神と繋がる楽しい学び

それらを、全体でもって学ぶと、非常に楽しい学びになります。
ですから、白川というのは、最終的には神の階層なんですね。それを、魂とか霊とか言っておりますけれども、基本的には、我々の先祖から貰ったDNAとして身体にある遺伝子と魂で、それも神と呼んでいるわけですね。
もちろん、我々は、まさに地球の五行の存在物というか、作られたものというか。それは、色々な神話に残っておりますけれども、そういう存在、五行も、神と呼ぶわけですね。
今日、皆様方の一軒一軒、一人一人の遠津御祖神を、「◯○家遠津御祖神」ということで、それぞれの先祖も神とお呼びしていますね。呼び方は違いますが、遠津御祖神、あるいは五行の自然の神、それから、国津神・・・今、第6種鎮魂でも、国底立命、大巳貴神、少彦名命、八衢彦神、八衢姫神、久那斗神と呼んでいますよね。
こういう国津神の働き、そして天津神、あるいは別天津神という、宇宙創造の時の神を、それぞれの全ての神と繋がることが出来る行法というか、手法というか、その技術というか、そういうものが白川にはハッキリとあります。
ですから、皆さんが、これから学ぼうとする時に、あらゆる古神道で言われている、全ての神と結ぶ、神人一如、神我一如といいますか、その神の働きの全体系になっているということです。その一番のポイントになるところが、第6種鎮魂だということですね。是非とも、この鎮魂から入っていだたければ良いかなというふうに思います。

◇自修鎮魂について

鎮魂にも、積極的というか、動的な鎮魂法である第6種鎮魂作法に対して、静的な鎮魂法、それが自修鎮魂法というものがあります。これも古くからあった日本の鎮魂法の一つですが、黒曜石を見つめて行うというもので、この場合には何ら動きはしないで、こういう太陽と月という印を作って、これを一つにして、自分自身が須佐之男命になって、元の百神の始まりである天之御中主神様の御末の御子(みすえのみこ)であると唱えて、見つめるという方法もあります。これは、非常に簡単で、いつでも出来ますので、是非、やっていただければ良いかなと思います。
ここでは最初に、静的な動かない鎮魂をして、お祓いもやりますので、両方やります。非常に、心というか、非常に落ち着く方法です。今、我々は、これを、デジタルメディテーションという呼び方で、世間では、色んなメディテーションが流行っておりますから、日本には、一番古いものでは、こういうものがありましたということでお伝えしている次第であります。

【櫻井さん】
ご自宅でされる際には、火打で場を清めて、場所に結界を張って、正座をして、自修鎮魂に入るということです。鎮魂する前に、お祓いと同じように、第7種、第6種神拝作法(第5種を習っている方は、第5種も行って)をしてから、鎮魂に入るということになります。
29分間鎮魂しましたら、(第5種を習っている方は、第5種も行って)第6種、第7種という順に、神拝作法を行ってから、終わるということになります。
※詳細は、白川学館神拝作法集P18~20を、参照。
祝殿講習は、毎月2回やっておりますが、その時にも、この鎮魂台を、祝殿の中心において、皆さんで円になって、鎮魂をして、お祓いをして、ご修行という流れになります。

●質問
「29分というのは、時間に意味はあるんですか」

【七沢代表】
潮の満ち引きの時間に合わせるというか、自然の波の動きが、ちょうど29分くらいが一番、静まるというか。もちろん、何分でも良いんですが、精々29分くらいが限界かなというか(笑)そういうことでなっているだけです。

【櫻井さん解答分】
ご自宅でされる際に、時間がない時には、短い時間で、5分とか10分とかでやられている方もいると思いますので、その辺りは、上手く時間をやっていただければと思います。

◇祈念する神様について

●質問
「降神の拍手(第9種神拝作法)の後で、一礼するのですが、その時に祈念する必要があるんでしょうか」

【七沢代表】
特には無いですね。天津神、国津神で、全ての神様といえば神様なので(笑)細かくなると、例えば、祝殿のお榊には、五神、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、天照大神、豊受大御神という五神を、真ん中に祀っていて、右に、一宮の神々と、左に白川の神々を祀っています。その神々に、自分を繋げていただく時に、彦狭知神(ひこさちのかみ)、という言い方があります。
また、神様に繋げていただく神様というものもあって、ややこしいんですが、手置帆負神(たおきほひのかみ)と言います。「彦狭知神様どうぞ、祝殿の神様に、お結びください」というふうに、迎えるといったら迎える神様もあります。
基本的には、降神で、二つの柏手ですね、あるいは、昇神は二つの柏手ですね。それが、どの神様をお迎えするかということもありますね。その神様を、祈念すれば、宜しいんじゃないでしょうか。例えば、産土神様でしたら、産土神様といって、お迎えするということになると。

◇結界という概念

●質問
「結界からお祓いの順番を、再確認したいと思うのですが、まず自分に結界を張って、場の結界を張って、その後、神をお迎えして、そして先程習った、第7種、第6種をして、祝詞を奏上する。それで終わったら、また第7種、第6種をして終わりということであっていますか」

【七沢代表】
結界という概念といいますか。何故、結界をするのかというのもそうですが、場といいますかね。結界された場に、自分の身を置くというのが安全というか、そういう意味で、火打ちもそうですよね。
今、火打ちが、どれ位のボルテージが出るのか、あるいはどういうふうにアースするのかということを、色々な電気の専門家が調べているのですが・・・。火打ちの結界というのは、すぐ近くにある、酒折神社というのが、火打ちの起源になるような神社があるんですが、日本武尊の頃に、日本武尊が火打をもって、全国を回ったという神話があって、火を点けると、旋頭歌(せどうか)という歌が始まるのが、ちょうど、酒折の宮であるんですね。
火打ちは、白川では、大事な結界の方法なんです。
ですから、自分に9つ打ちましたり、部屋全体に結界を張る時でも、九方位に、3回ずつ、「ソコツツオ、ナカツツオ、ウワツツオ」を、北から東、南、西、北西、北東、南東、南西、そして、真ん中の順に、打って結界を張るということをやりますが。非常に、結界が大事なんだということですね。場を清めるということが、大切なベースになっているということは間違いないと思います。

●質問
「子供部屋とか、居間を清めたい場合も、自分に結界を張って、同じプロセスを踏んで、もう一度繰り返すということですか」

【七沢代表】
そうですね。土地だけの時と、建物を建てた時と、それぞれあると思います。土地の場合でも、そういう九方位に穴を掘って、地鎮祭をするんですね。
この間も、ふとまにの里という、千八百坪くらいの里山を作っていますが、それも、真ん中も含めて、九ヶ所に埋めているわけですね。なので、九ヶ所全方位に埋めて、その上で、地鎮祭をするわけです。その上に、建物を建てる場合、特に、御神殿にする場合は、念入りにやると。あとは、他の場合でも、火打ちをしても良いですね。よく講演会をする大学の先生がいらっしゃるんですが、その方も、その場所に、火打を打たれると言っていました。
なので、それぞれにやられたら良いかと思います。

◇ご修行の頻度

●質問
「祝殿講習のご修行なんですが、月2回されているということなんですが、参加させていただく頻度とか、毎回来れたら一番良いんですが、そうもいかない場合もあるので、定められた参加頻度など、どのように考えたらよろしいでしょうか。」

【七沢代表】
今、だんだんと増やそうとはしているんですが、要望が多くて、なかなか、沿えないところがあって、申し訳ないと思って、回数は増やそうということで、色んな日程調整はいつもしているんですが。一ヶ月で、2回なり、3回なりになりつつあるんですが、増やせないのが現状です。ですから、どんどんエントリーしていていただいて、やっていただければ良いかなということです。
ただ、ご修行に参加されていくと、集団の中で、学べるものも沢山ありますので、非常に、学び易いのではないかと思っております。