0430話:2018年05月14日

では、土曜日の報告を。

●大島さん
はい、皆さん、おはようございます。先週末ですけれども、七沢賢治健康学セミナーの第五回ということで、全五回なので、いわゆる、千秋楽ですね、そのセミナーをさせていただきました。「七沢賢治健康学セミナー」という、先生の名前が、本当に、冠に付けたセミナーということで、最後に、参加者の皆さんに、ご感想を聞かせていただいたんですが、「先生の名前が、最初に入っているから、一も二もなく、お申込みました」という方が、圧倒的に多くて、やっぱり、そのインパクトを、すごい感じました。
あと、セミナー全体を通して感じたのは、本当に、その時その時の最新情報を、俊敏と公開でバンバン出していかれるんですね、先生というのは。それに、参加している方々は、本当に、研究所と温度差なく、必要な情報を、ドンドン受け取ることが出来るという、本当に、最高の環境で学べるセミナーだったと思います。
五回目は、「ファスティングと祓い、鎮魂」というテーマで、進めさせていただきまして、皆さん、このテーマは、興味があったようで、参加者の中にも、いわゆる、ファスティングを何度も経験されているような方々がいらっしゃったんですが。
なかなか、ファスティングというのは、難しくて、飢餓感で挫折してしまったり、自分の中のトラウマとか深いところにあるものが、ファスティングをすると、ブワーっと湧き上がってくるので、それに巻かれてしまったりとか。普通は、個人でやるには、リスクが結構あったりするんですが、それを、研究所のテクノロジーとかシステムを使って、安全な形で出来るファスティングというものを、公開していただきました。
その流れで、八月に、またファスティングのセミナーを三日間で予定しているんですが、その流れで、かなりの方が、そこのお申込みいただくということになりました。とにかく、今、どうやったら、健康になるのかと、色んな情報がネットにあふれているんですが、どれが正しいのか、全然分からないような状況の中で、本当に、重要な情報を提示できる、この研究所の役割を、改めて、確認させていただいた健康学セミナーでした。ありがとうございました。

【七沢代表】

◇最後にファスティングも

どうも、ありがとうございます。
自分が、不健康なのに、健康学セミナーなんかをして、懺悔の思いで五回目になって、「やらなければ、良かったな」と思いながら、やらせていただいたんですが(笑)。健康というか、医薬の神様とは、大己貴命、少彦名神としてその神を体現しているような先生が、石原克己先生ですけれども。
最後に、ファスティングということが、必要なのではないのかということで、提案していただいて、セミナーというか、カリキュラムというか、長らく研究をしていた人もいますので、その方も呼んで出来るのではないかとは思っているんです。

◇病の神は何なのかな

一方で、「病(やまい)の神は、何なのかな」ということを考えさせられたというか、なにせ健康というと、反意語の病という言葉ばっかりが頭にのぼってですね。要するに、病をどうするかということばかりで、今の世の中は、収斂(しゅうれん)しているんですね。
ですから、病気であるということにする、どんな病名を付けて、それでも付かないと、また、それが治療したということに、保険的にはならないから、そういうことも、しつこく言うことになるんですが・・・。
よく考えてみたら、病ということの神様は、一体何なのかということが無いんですよね、普通は。神道、特に、白川は、荒神(こうじん)といって、病気の元締めの神様ということなんですね。
ですから、どんな神様かというと、要するに、昔は、DNAとか細胞とかいうことは、分からなかったから、病の元は毛穴の数ほど、すなわち荒神はあるということで、何万、何千とあると捉えていたんですね。その荒神の働きによって、それが原因で、病になるということになるんですね。ですから、荒神祭ということをして病を防いでいたんですが、今は、そういうことは、神道なんかでも、全く考えなくなってしまったから。

◇「荒神」の現代的な意味

荒神ということの現代的意味といいますかね、そういうことを、あんまり考えていないんじゃないのかなということで、ちょっと考えてみようと思ったんですが。
まぁ、DNAのエラーは今回、起こっていますよね。だいたい、一回の転写で4,000~6,000くらいのエラーが起こって、細胞レベルで出てくるといわれますよね。そういうものが重なっていくと、いわゆる、癌が広がっていくということの中身ですが、そういう面を祓いで言うと、それを一つの罪というか、処理できないと積もるという意味では、たくさん積もってくるということもありますけれども。考えてみれば、それは、一日に二兆個の細胞が、死んでいるわけですね。そして、また新しく同数が増えていくという繰り返しで、三ヶ月のローテーションで、全ての細胞が入れ替わると言われているわけです。
それの働きそのものが、すでに、神の働きそのものでもあるんですが、しっかりとそれが、身体の中から出ていく、あるいは、表面からはげ落ちていかないと、それが身体の不調の原因になるということの意味の荒神という意味なのかもしれませんね。
それを、色んな神々の働きということでの創造の働き、あるいは、そういう生み出すのと殺すという神話もありますけれどもね。
たぶん、一神教でいうと、原罪という罪というんですかね、元から発生するというか、出て来るという意味ですね。それが、きっと原罪というような罪になるというか、人間は、その細胞を種として、自己が生まれ、だんだんと家族、社会というふうになっていくわけですが、そういう意味での、リモデリングが、新陳代謝が出来ないと、それが、病になるわけですね。
ですから、その新陳代謝をするという働きが、一方では、それが、医薬の働きということにもなるんですが、たぶん、そういう悪いものを、しっかりと排出するという意味のところが、たぶん、ファスティングということに繋がると。
だから、まずは、要らないものを取り出していくというか、もちろん、食べ物を入れるということで、それで新しい細胞が作られるという意味もありますけれども、身体の中に溜まっているものの汚れをまず出すという意味でのファスティングということであれば、どうしても病の治療をするということの非常に大事な役割かなということを感じたんですね。
それを、一つの、たぶん、DNAとか細胞レベルで、問題が起こるということも、まだ、百年も経たないような人類の知恵になるわけですが、そういう観点から、もう一度、見てみると。

◇気血を巡らす、清める、白川の祓いの極意

言ってみれば、大祓なんかは、そういうものを綺麗に流すというか。
日本人が、健康だというのは、ドイツの学者が調べたら、要するに、お風呂に毎日のように入るからだと。表面に出るということだけではなくて、中からも綺麗にするということが、血液のレベル、気血を巡らす、清めるというのが、祓いの極意だと、白川では、いいますけれども。
気の巡り、そういうものが、鍼灸なんかでも、表面にあるんですね。そういう気といいますか、五臓六腑の流れが、表面にあってですね、あるいは、皮下の中にあって、それが、円滑に流れるということが、健康のテーマだということは、鍼灸の世界ですね。
そのために、温灸などで温めるということをするというか、プロテインも、ヒートショックプロテインということで、ストレスというものと対抗する、プロテイン、すなわち、ストレスプロテインとしてのクリスタリンタンパクの凝集を妨げて身を守っているわけですね。
特に、それが、土曜日にお話したんですが、筋肉で、それを解消しているということですね。
その筋肉の中でも、赤い筋肉と白い筋肉があるんですよね。赤い筋肉というのが、背筋や心臓や、ヒラメ筋という足の裏にある筋肉は、遅筋といって、遅い働きですね。マラソンをする選手に出てくるようなストレスでは、その赤い筋肉を使って、そして、それでストレスから守っているわけです。ですから、二時間も全速力で走るということを、選手はできるわけですね。そういう遅筋というか、赤い筋肉が作るものが、いわゆる、ストレスのタンパクというか、クリスタリンを作り出して、身を守っていると。

◇ストレスを減らす赤い筋肉

その筋は、ほとんど抗重力筋ということですね。重力に、呼応して、人類が進化したので、そういう重力に、対抗する意味で、そういうストレス、1/6の重力から、あるいは、重力1、そして重力2になって、人類は進化したわけです。脳が、知を働かせる、あるいは、言葉を持つということが出来たということなんですが、そのためには、相当、ストレスが高まったんだと。
それを、守る意味で、遅筋という赤い筋肉が発達して、そのストレスを減らすことが出来るようになったということになるわけですね。そういうことが、一つの人間を守っているというか、ですから、それを、まさに、音響ベッドとは、その筋肉を刺激するんですね。
重力を1にした上で、背中、仰向けに寝て、背筋と骨髄の血液を作るところと、脚の裏の筋肉を刺激することによって、ストレスに抗する働きを寝ながら得ようという非常に、横着なものが、音響ベッドの効用だということです。
ですから、音響ベッドを受けながら、また、ファスティングをしたり、色んな使い方が出来るというか、そういう意味では、運動選手なんかにも、逆に、使えるようなものになろうかと思うんですが。体を振動させて、気血の巡りを良くして、骨髄の中から、本来の働き、あるいは、悪いものを排泄するというところが、これも一種の荒神祭祀かなと。

◇神々のリレー

我々は、毎日のように、大祓で、ある面では、荒神祭をしているんだと、自分自身の中の新陳代謝を、お祓いによって、しかも、大祓とは、罪という罪をあらじものとして、生命が存在しているということは、毎日毎日、リモデリングで更新していく。そして、更新して、身体の罪穢を祓うということと、たぶん、同じ意味で、それをやっているのだと。
いつも、自己正当化といったら、なんですけれども、白川ということの意味はあるということを、毎朝、一年中、こういう話をしているわけですが、ある面では、それを、こういう役割で、このお祓いのもっている本来の、それは病と、ある面では、向かい合って、それを病の神を神として、しっかりと罪を生み出すという元に働きかけて解決していくと。
そういうところに、神々のリレーといいますか、そういうことが行えるのではないのかなと。健康セミナーが終わってから、そういうことを言ったって、しょうがいないですが(笑)
「初めに、言ってくれ」と言われますから、あとで非難も出ると思いますが、話してみて分かったこともあるので。次々に、更新していくという意味では、情報も、更新して、新しくして、また臨むということで、それも我々の作っていくシステムも、言葉の作り方も、絶えず、更新していくということが、大事かなということを、一緒に、感じた次第でございます。今日から一週間宜しくお願いいたします。
ありがとうございました。