0440話:2018年05月21日

お足を楽にしてください。

◇物凄い勢いで回っている

何というか、宇宙というのは、目まぐるしく、回っていますし、我々の身体の中も外も、一時も止まることなく、動いているですが。今日は、皆さん、相当、座禅のように、動きがほとんど無い状態にみえましたけれども、それでも動いているんですね。
よく、宇宙飛行士を真っ暗闇の中で、1週間孤独テストがあるのですが、やっぱり真っ暗闇の中でも動いているんですね。止まっていると思っているんだけども、動いている様子が観察できるわけですね。もちろん、それは当たり前と言えば当たり前ですが。
前にも言ったかもしれませんが、ガラクトースなどの糖質とアミノ酸の回転は、回る方向が違うということも、よく例にするのですが、宇宙も円筒状の銀河系の大きなものも、もちろん凄い勢いで回転しているわけです。
俗説には、銀河系の中でも、太陽系が入っている星雲なんかの場合だと、一回転するのに、二億六千万年くらいかかると言われていますが、それは、遠い彼方の動きとみるか、轟音と捉えるか、まぁ太陽系の惑星も、物凄い勢いで回っているわけですね。木星の探索に行った時、惑星間飛行をするわけですが、惑星の音が惑星に近づくと、その時に轟音をたてているのが記録されていると。

◇雷というのは、神鳴り

俗説的に言うと、神も音と光でいうと、「雷というのは、神鳴り」なんですね。ですから、これは、72番目の八雷神(やくさのいかずちのかみ)ということで、そんなことを話したこともあるんですが。私が、たまたま、雷が好きなものですから、小さい時から、蚊帳の中に入らないで、金太郎さんの腹巻きもしないで外を飛び回っていましたけれども。もの凄いエネルギー場があると思うんですね。それが音で言えば、空気を引き裂く様な轟音、イナズマの光は稲妻ということになりますね。そういう現実世界の中で分かるような神の存在というのは、まさに光と音で織り成す雷のような存在かもしれませんけれども。
我々が、その神を掴もうという大欲というか、そういう野心を持って、やっているわけで、それが白川の和学ということの中にある一番大事な教えであるということにもなるんですが。

◇精神遺伝子と体遺伝子を持った神

皆様、遠津御祖神なわけであります。DNAでいうと、精神遺伝子と体遺伝子の両方を持った神ということの、これは今の時代に、そういうDNAの発見ということがあって、そのことが言えるようになったわけですね。それは、まさに人類の初めからずっと繋がっているというか。先祖、あるいは祖霊というか、我々は生きた先祖であるわけですが、そういう存在が神であるという自覚に立てるような、その事を証明するような科学の発見というものによって、今、それがDNAということで、しかもそれが精神遺伝子のDNAというところまで、だんだんと研究が進んで、そのことが言えるようになったと。
私も、二十年くらい言っているのですが、精神遺伝子と科学がここまで来るまでに時間がかかって、バカにされたこともあったのですが・・・。ようやく、体遺伝子という、有性生殖でもって受け継いだというか、何か、そのDNAを切ったり貼ったりして、修正するようなことということでなって、有性生殖として起こる体遺伝子の働きというものだけではなくて、精神という働きの中に、まだ精神というものも体遺伝子の中に、依存している状態ではありますが。
それが、人間というものが、精神遺伝子というものの存在というものを、更に掴んでいくということは、これからゴーストバスターズとも繋がりがあるところですから、その問題が明らかになってくる時代が、いよいよ近づいて来ているということでもあると思うんですね。

◇自然と、この身体の働きは、イコールである

そのことは、また細かく学ぶとして、神ということの階層性というか、それは、最近は、その辺をしつこく言っているのですが。遠津御祖神というもの、それからDNA、あるいはこの身体を構成している要素のことですね。これは、まさに木火土金水というか、そういう五行といいますか、五魂、「あいうえお」、白川ではみんな同じ意味合いなんですが、その五行に関わるものは、まさに身体の中に全て備えているわけですね。ですから、ちょうど、自然とこの身体の働きがイコールというか。
ですから、また元に還る時には、全ての自然に還るという当たり前の言葉が、残っているわけですね。余すところなく、自然に還るわけです。そして、還るべき自然の一つひとつの五行が神と呼ばれているというか。よく言うのが、土の神、水の神、金の神、木の神、火の神という五行の神であるとしているんですね。その神と一つになる、あるいは既になっているわけですね。

◇身体の内外を、様々なものが絶えず動いている

人は動かないという概念があっても動いていますが、ガリレオみたいですね。そういう五行というものも、一方では、もの凄い勢いで動いているわけですね。水もそうですね、雨も、海も、もの凄い勢いで動いていますよね。土もそう、地震のように、日本は、一年で千回も揺れがあるわけですが。それくらい動いている。地球は、もの凄い速さで太陽の周りを回っているわけです。
身体の中でも、ミネラルは、今、百十いくつもありますけれども、その内のそれぞれが回っている。言葉もそうです、もの凄い速さで、息と一緒に出てくるわけですよね。咳なんかは、時速320kmと、もの凄い速さで動くわけですね。これは身体の中にある、水素と酸素と炭素と窒素の、四つの元素が身体の中から吹き出しているわけです。
それを使って息をしているし、身体の中に取り込むし、出しているし、言葉も出るわけですね。いわゆる、ミネラルというものも、一つの栄養に入らないミネラルもあるし、十三種類のミネラルもある。水銀とか、鉛とか、カドミウムとか、そういう有害重金属もありますけれども、だいたい五十くらいの金属が体の中を出入りしています。
そういうものが、絶えず出入りしているし、あるいは蓄積されると、アルミニウムみたいなものは、アルツハイマーになるのではないかと色々と言われているわけですね。一方では、全ての病というのは、「全ての病態、全ての病気、全ての病弊を追及すると、ミネラル欠乏にいきつく」とライナス・ポーリング博士も言っておられます。
そういうものも取り入れるというか、そういうものも一つの金属として捉えると、もの凄く動いているということになるんですね。

◇人間の知というものは、木の働き

中には、進化の段階で、どうなったのか分かりませんが、木というような、草とか木とか、そういう物の働きというものが、我々がどういうふうに、木で鼻を括るような話もありますけれどもね。
どこまで木と人間の関係を、五行で言うと分からないと思われますけれどね。これは、一つの人間の脳の働きとしてのところで、木というものを使う場合もありますけれども、たぶん、葉緑素の問題が、まだこれから人類が、DNAの進化の過程で、この血液というものは、海の底から得られた元素の働きというんですかね。それを、空中から取り入れるというのが、光合成で緑の葉緑素の働きですよね。
それを、たぶん、どっかの段階でDNAが、そのことが分かると、緑の血液を、これは宇宙人みたいな話になりますけれどもね。その緑の血液のDNAが作られて、赤と緑の混合体のような生物も出来るかもしれないけど、それはさておき、そういう木の働きというものも、どこかで起こってくるのかもしれませんしね。
今、既に、人間の知というものが、知識の欲、知欲というものが、一つの木の働きだと私は考えているんですけどね。その理由は、また説明しないといけないんですけども、そういう木火土金水と皆さんのこれから、もう既に、やっておられるんですよ。

◇木火土金水を自覚する五行の修行

今、やっておられるのは五行の神、土の神、火の神、水の神、木の神、金の神という神と一つになる、あるいは、迎えると。これも、先祖の皆さんが自分と全く一つですね。全く違うお父さん、母さんの、あんまり近いと結局、DNAに欠損が生じますから、母と子と、子と母とではないけれども、インセストタブーというんですかね、近親婚は、人間は本質的にはしないんですけれども。そういうこともありますけれども、基本にそういう自分自身が先祖ということは自覚しませんよね。それと同じように、五行というか、自然の木火土金水と自分が一つだなんて、なかなか思わないんですね。
脳は92%が水なのに、「自分が水だ」なんて思わないですよね。水頭症のような、ちょっと何%か膨らむと、そのことが分かることもありますけれどもね。いくつかの脳室とかは、各脳のクッションになっている水の塊ですよね。人はそのことがあっても、水を自覚しませんよね、脳は。切ったりすると血が、あるいは口からツバが出たり、体液が出たり、あるいはおしっこが出たりすることで分かるくらいのことですけれども。そういう塊というんですかね、木火土金水というものを自覚するということは、あんまり無いわけですよ。
だから、ちょうどいい機会なんですね。それを、まず今、始まっているんですね。それは、五行の修行ということなんです。

◇今度、いよいよ五行に分かれ、動きが出る

ですから、今、それがたまたま、五行が統合された形で自分という形になっているから、新たなる個別の修行が起こっていない。ですから、そういう時には五行の働きが起こる前の神の働きになると(笑)。これは細かくあるんですよ。
神道というのは、あらゆる神々の働きに対して名前が付いているから、己等乃麻知比売命(ことのまちひめのみこと)という天児屋命のお母さんのような働きといっても言いのですが、事が起こるのを待っている神というのもある。
戸惑う時の神もあるんですよ(笑)。私が、あんまり言うとダジャレとか、言葉遊びみたいになるから、あんまり言いたくないんですね、このことは。
だから、起こっていたら、お話した方がいいのですが、このことも起こっている結果だから、お話すると、己等乃麻知比売命の修行ということになると。
今度、いよいよ、五行に分かれていきます。そうなると、今後は動きが出ます。水だって、高速で回転して止まって、また回転すると。こういうふうに蛇行していると起きますよね。それは、もの凄い高速になるんですね。水が、高速になる、光くらいになるくらいに。
だから、一番難しいスポーツはカヌー、スラロームとか色々とあるんです。あれが、一番難しいんですよ。結構、速いものだと、フィギュアスケートとかありますが、瞬間の速さでいうとカヌーなんかには敵わないですね。だから、自然に流れを作ってやるのですが、それと同じ様に水なんていうのは、もの凄い変転極まりないと。
一番怖いのは、火と水と土が合わさった火砕流というのが、一番怖いですね。あらゆる流れの中では、さらに土が混ざって、更に火も入っていたら、一溜まりもないわけです。
それが時々ね、雲仙岳とか色々とありますけれども、昔は。これは、もう防げないですね。
これは、速くて逃げられない。だから、カヌーでも禁止が起こるんですね、近づかないように。
今度は、個々になっていきます。別々のお祓いで修行する方法もあるのですが、水の修行なんかは、水を汲んで、昔というか我々の頃までは、そういう修行もあったんですね。水を汲んで、その水に祓いをかける。そして、その水がグルグルと回っていくと。本当は、物も回るんですよ。そういう修行があるんですね。だから、変転極まりない、神の働きというのは自然の働きは、宇宙もそうですが、もの凄い高速回転になるんですね。それは、我々もそうで。だから、全員は一緒に出来ないようなこともあるんですね。周りから、それをご修行の形態もあると。これが、だんだんと進むと、次は動きが出てくると。それも、動くからいけないんですはないと。
修行というのは、禅のように、これがこうなっただけで動いちゃいけないように思いますが、全く逆で動かないと叩かれるような(笑)。叩かないけどね。全く逆で、そこが仏を迎えるということと、神を迎えること。

◇システム学習として効率よく修行しよう

私は、前世も含めれば、あらゆる修行も、全部終わっていますけれども、勝手なことを言ってごめんなさい。白川の修行は、全ての修行の最後の修行なんですね。
皆さんも、実は、あらゆる修行をされて、ここに来られていると言ってもいいんですね。
そういう前世とかも観ると、それは間違いないのですが、その修行というのは、まず自然の働きの中でやる方法は宇宙全体の高速回転の修行なんですね。それが、ただ右回りと左回りがあるというだけですよ。そして、旋転と旋回と。身体もそうだけれども、神も右回りと左回りがあるんです。システム学習として、学んだことを私が体系化しちゃったから、あんまりすることはないんですよ。分かっちゃっているから、先に言っちゃっていると。そして「そうだよな」というのも、良いんじゃないかなと思ってね。今後、自分から発見したいという人は、「黙っていてください」と言えばね(笑)
たぶん、今は、もうみんな知恵が発達しちゃっているから、この七十年という時代に、システム学習法というもので出来ちゃっているから、どんどん知的に学んだほうが良いと。私も、分かっていることは、どんどん言っちゃう方が良いのかなと。無駄な時間を使いたくない、効率よく、皆さんと修行しようという想いでありますから、そんなことを言っているんですが。

◇錐体外路系が動き出すと・・・

今日は、動く、しかも高速に動くと危ないから。錐体路系と錐体外路系と、いつも言うんですが、生命体というのは一億年前に、右脳の働きが最初に出来たから、最初は一つの脳で一つの行動だけあれば良かったわけですね。その名残ですよね、錐体外路系というのは、右は右、左は左という、ナンバ歩きではないけれども、一つの脳の名残ですよ。錐体路系とは、全て反対から交叉して、遠くの位置に動くわけですから。
たぶん、その名残で起こりますけれども、慣れちゃうと宇宙を一つとして捉えられるから、何にも不自由なく、動けるようになると、錐体外路系が動き出すと。
今は、我々は意識していますから、錐体路系を取って認識をします。錐体外路系が働き出すと、そういうことから自由になると。もちろん、自分の体の性能もすぐに分かるから、キャッチアップして、その時に動けるようになるんです。それは、武道の名人芸なんかは、みんな、そういう働きを使っているわけです。ですから、最終的には目を瞑っていても、目を開いていても関係なく、こうやって動けるようになります。

◇高等神事まで出来る仕組みが、白川の教え

もちろん、それは、自然の神、それから国津神、天津神という体系になっているわけです。ですから、国津神の回転、天津神の回転というのもあるし、そして、またそれを使った、一つの高等神事という天皇の、あるいは国家の効用の為に示す、神示というものがあって、そういうことまでも関わることになると。
これは知らせるには、以心伝心で知らせるという伝達方法の神事もありますけれども。もちろん、文字とか言葉で知らせる場合もありますからね。文字になるまで落とし込める神示まであると。これが、白川のご修行の中身ですね。ですから、これはやる、やらないに関わらず、そうなっていって、ちゃんと高等神事まで出来るような仕組みが白川の教えだということになるわけですね。
そういう一種のエリート教育みたいなところで言うと、白川流に言うと、そういうものがあると。そういうものも含めて、ご修行ですから、そういうことがありますということで、頭に入れておいていただいて、また更にやるということになります。ですから、少なくとも混合的な、さっきの火砕流ではないけれども、火と水と土とか、同時に起こるような修行というか、自然界もありますから、そういう荒々しい修行もあるかもしれません。
少なくとも、これから五行の修行で入っていきますから、動かないということはありません。何か、こっちに動くような感じがあるんだったら、こっちに。あっちに動くような感じだったら、あっちにと。それで、始めて、大丈夫と。
動かないということが良いことではないということだけ、頭に入れておいていただければ、次の段階でまた更に始まりますので。心に留めておいていただいて、更にやっていきましょう。
そんなところで、今日は、ご苦労様でした。