0467話:2018年06月14日

◇親は全肯定しないといけない

極端なことをいうと、親は、どんな犯罪を犯しても、全肯定というか、親はね。そうしないと自分の否定になるんですよ。だから、と。
良い悪い関係なく、全部を、両方の両親を肯定するところから、遠津御祖神の仕事が始まるといってもいいくらいなものです。例えば、人殺しだろうと、別に関係ない、全部、受け入れるというか。そこから、始まると。
まあ、白川は、そんなこと言っていませんけどね(笑)私の信念では、そういうことだから、うちでは、父は銅像になっていますけれどもね。よっぽど、自信があるんだろうなと、悪口も言われましたけれども・・・。親を銅像にして(笑)。今度は、なかなか、親もあの世に旅立てなくなっちゃったから、いつか、溶かさないといけないかもしれませんね(笑)
仏教的にいうと、相性体力作因縁果報と言いますが、報いが起こるということが、その親の子として、生まれたということの結果ですよね。その縁というものは、もう変えようがないというか。もちろん、今、DNAを切ったり貼ったりすることも可能ですし、色々な可能性があると思いますが。縁というものの中に、御幣の示す通りに、父、母、祖父、祖母、曽祖父、曾祖母、高祖父、高祖母という四階層で、それ以上の日本語の呼び方は、私も知らないんですけれどもね。

◇難病は先祖の精神的な体験から来るもの

要するに、因縁として捉えると、その因縁は、下部因縁というんですかね。それを、上中下ではないけれども、上部因縁、下部因縁という因縁として捉えると。その全体が、DNAなんですが。
体遺伝子の問題というのも、もちろん、大事な遺伝としてありますけれども、精神遺伝子の部分の遺伝というものが、理由になって、身体に、あるいは、精神的な病というものとして、出てくるんじゃないのかということがあります。
竹内さんという方が、最後は、山梨に最後はお住まいで、その後、新潟に行かれたんですが。高村光太郎さんのお弟子さんで、日本で、最初に、女性の記者、ライターをやって、新聞記者をやっておられた方でしたが。竹内さんの例では、30万例くらいありました。精神遺伝子に当たるもののそのうちの、いわゆる、因縁になっているものを、どう解決するかということを実地でやられた方がいるんですね。
もちろん、それが、どういう実験かといったら、自分が見えたから、それを、慰めるというか、そういうことを、30万例くらいやったんですね。我々も、追試したわけですけれどもね。
その方のものを学んでみて、いわゆる、難病というものが、先祖の精神的な体験から、来るものだということがはっきり判りました。殆どの難病の解決する道が開けたというか。しっかりと、そういうものが、何代前にあったかということは、この間も、その事例があって、今、実験をやってもらっていますが。

◇先祖の想いも引き受けて共に祓う

さきほどのお父さん、お母さんという存在を、自分自身の一つの姿として、徹底的に、全肯定して、構わないと思いますね。メロメロに親孝行するというか、そういうことが、私は一番良いと思うんですね。そのことが、上部因縁まで、解決するということに繋がるというか。
だから、病気の治し方も面白いんですよね。お祖父さん、お祖母さんがいて、お父さん、お母さんがいて、その子供の悪いところを、三代ならべて、治していくという面白い治療法もあるんですね。
ポイントは、先祖には色々な想いがあるので、今度、そういう構文を作らないといけないですね。そういうものも、解消できるような、そして、一体のものでもあるけど、違うんだということを自覚する、自己というものと、親というものは、DNA的には、お父さん、お母さんのものでもあるんだけれども、全く、その個人のものというところでの位置から、お父さん、お母さんを観ると。その時には、全肯定して、そして、もちろん、我々は、同時に、お祓いをしているわけですから。
特に、体遺伝子だけではなくて、精神的な遺伝子の辛い想いも、あるいは、人生の中で起こるお父さん、お母さん、お爺ちゃん、お婆ちゃんの想いも引き受けたものも、全て、供養というんですかね、祓ってさしあげるというのは、だから、毎日の中で、一緒にやっている祓いを、共にということが、感じられれば、それで良いのではないかと。
特に、恥ずかしいようなところも、ありますけれども、何か、頻繁に電話したりしたら、何かあったんじゃないか、おかしくなっているんじゃないかと、うちの子供、大丈夫かなと思ったりしてもいけませんけれどもね(笑)

◇全人類の、先祖から今に至る、罪という罪

大祓は、少なくとも、全ての人類の始めから起こるような問題をも、解決するためのもので、ある面では、母と子、子と母という世界というのは、最初にあったわけですからね。そういうものを含めて、我々は、祓いをすると。
そういうものを家系の最初に、大祓の罪というものを、歴史の中で、今、それを、祓うという中今の意味で、怖いような言葉も、沢山出てくるんですが、その祓いをさせていただいているというか。
そういう意味では、全人類の先祖から、今に至るまでの罪という罪はあらじと祓い申し清め申すという世界が、我々の中でさせていただくというか。ちょっとおこがましいところもあるけれども、それを、やるということで、先祖というもの、お父さん、お母さんを通じて、祓うということでもあると。
ですから、全肯定ですね。そこは、良いんです。子殺し、親殺しではないけれども、そういうものを超えた解決ということを、前提にして、全肯定をしたほうが良いのではないと思っております。そんなところで。