白川学館では、ボディーワーク(ご修行)により神と人が出会います。白川学館のボディーワーク(ご修行)は、神代(かみしろ)と審神者(さにわ)により行われる世界。神代と審神者の世界は、古くは、仲哀天皇が琴を弾き、神功皇后が神代、武内宿禰が審神者となって神託を求める様子が、古事記中巻に描かれています。

神話に登場する神々がご先祖様である天皇は、自分自身が国そのものである、という「国体」になられて、国の安泰、安寧を願ってこられました。カミ(神)とキミ(天皇)を結びつけるオミ(臣)としての役割を担ってきた白川家が、神代と審神者により神託を乞う方法を使って…。

白川学館のボディーワークでは、その名のとおり、ご自身の身体を使って、ご先祖様の神々、自然(五行)の神々、さらには国津神、天津神、遥か彼方の宇宙創造にまで広がった意識を、体感、体得していきます。

指先の一点から、はじまる世界がそこにある。

古事記中巻に記載されている神代と審神者の世界は以下。

『その大后息長帯日売命は、當時神よせしたまひき。かれ、天皇筑紫の訶志比の宮にましまして、熊曾の國を撃たむとしたまふ時に、天皇御琴を控かして、建内の宿禰の大臣沙庭に居て、神の命を請ひまつりき。ここに大后、神よせして、言教へ覚し詔りたまひつらくは、「西の方に國あり。金銀をはじめとして、目耀く種種の珍宝、その國に多なるを、吾今その國をよせたまはむ」と詔りたまひつ。ここに天皇、答へ白したまはく、「高き地に登りて西の方を見れば、國は見えず、ただ大海のみあり」と白して、詐りせす神と思ほして、御琴を押し退けて控きたまはず、黙いましき。ここにその神いたく忿りて、詔りたまはく、「およそこの天の下は、汝の知らすべき國にあらず。汝は一道に向ひたまへ」と詔りたまひき。』
(その皇后のオキナガタラシヒメの命は、当時神懸りをなさった方であった。さて、天皇が筑紫の香椎の宮においでになって熊曽の国を討伐しようとなされた時に、天皇が琴をお弾きになって、タケノウチノスクネの大臣が祭の庭にいて、神の仰せのことばを乞い求め申した。ここに皇后が神懸りして教え諭して仰せられたことは、「西の方に国があります。金銀をはじめとして目の輝く沢山の珍しい宝物がその国に多くあるが、わたしが今その国を帰服させよう」と仰せられた。そこで、天皇が答えて申されるには、「高い処に登って西の方を見たところ、国が見えないで、ただ大海のみが見えました」と言われて、詐をなさる神だとお思いになって、お琴を押し退けてお弾きにならず、黙っておいでになった。そこでその神様がたいへん怒って仰せられるには、「すべてこの国はあなたの治むべき国ではないのです。あなたは死の国にお進みなさい」と仰せられた。)

歌川国芳「神功皇后三韓征伐之図」

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