◆祭祀
白川学館の祭祀は、以下の分類にて執り行われております。
1、神祇祭祀
白川学館の基軸となる祭祀であり、白川伯王家が神祇官として各時代に務めてきた祭政一致による国体護持としての祭祀。
2、臨時祭祀
その年、月に必要として執り行われる祭祀。
3、各種祭祀
社会貢献を目的とする各種事業体との連携による、伝統的な年中行事に由来する祭祀。
◆実験祭祀学の試み
古代祭祀、祭政の世界は、あえて申せば、当時の「⾼次元の科学」の如きものと絡んでいたと考えられます。当時は「⼤⾃然と共同体の関係」「共同体間の葛藤」「異族間の緊張、闘争」など、多くの深刻な課題をかかえていました。それらへの解決や調整などの対策として祭祀や祭政がありました。当時の祭司たちは、たとえば脳の⾼次の機能を、かなり開発するすべを⼼得ていて、かつ応⽤していたはずです。また、⽔の物理性格もかなり⾒極めていて⾼等神事などに有効に応⽤していました。また、精妙⾳を⽅位と結びつける神事⼿法(釜鳴り)とか、その他多数の神事法や辟邪法などを開発していました。
しかし、中世以降、そうしたものは鈍化したり、忘却されたり、封印されたりして、今⽇に⾄っています。そこで現代の科学⼒をぎりぎりまで動員して、古代祭司世界を創造的に復元しようと考えています。それが「実験祭祀学」の構築を試みる由縁です。そうした⾊々の試みを介して、祭祀学の地平を拓き、その⼟台を築こうと考えています。
◆毎年、祝殿で執り行われている、主な祭祀
〈白川学館歳時記〉
1月1~3日 | 白川学館元朝祭 |
1月7日 | 七草御粥神事祭 |
1月8~14日 | 後七日御修法の再現の試み |
2月3日 | 立春祭 |
2月11日 | 建国記念月次祭 |
3月3日 | 雛祭祭祀 |
3月21日 | 春季皇霊祭 |
5月5日 | 端午祭 |
6月初旬 | 御田植祭 |
6月30日 | 晦大祓(夏越の大祓) |
7月7日 | 七夕願立祭 |
7月下旬 | 先祖供養月次祭 |
8月11日 | 白川学館年祭 |
9月9日 | 重陽祭 |
9月中旬 | 八神殿月次祭 |
9月24日 | 秋季皇霊祭 |
11月22日 | 鎮魂祭 |
11月23日 | 新嘗祭 |
12月31日 | 大晦大祓 |