12月11日の木曜日に、「写し祝詞講習」がありました。何名かの方に講習を受けていただきましたので、そのご報告をさせていただきます。
写し祝詞講習は、祝詞のご修行の一つとなります。文字を書くことで、自分自身を客観視することができるという試みです。それは、お祓いと同じように、まず祝殿に入る前に自分自身の日常の喜怒哀楽、悲しいこと、苦しいことといった雑念を、火打ちを打つことで祓い清め、それから祝詞を奏上するという手順に似ています。
また、祝詞奏上は、抑揚をつけずに淡々とお祓いをあげる。平らけくに奏上させていただくことが大切です。写し祝詞も、そのように抑揚をつけず淡々と文字を書いていくことが大切です。祝詞を奏上するときと異なるのは、文字を書くことによって自身のことをすぐに客観視することができるという点です。
祝詞を奏上するときは、耳を傾けることによって周囲の声を聞く。「耳を傾けると良い」と賢治先生がよくおっしゃっていました。写し祝詞も、前の文字、横の文字、斜めの文字で全体を見ることができ、自身の今の状態がわかるという体験ができます。それが一つのご修行だということを賢治先生がおっしゃっていて、それをどのような文字で書くかということが重要となり、「線文字」といって、平らな文字を書くということを試みることにしました。
簡単に書けるように見えても、いざ文字を書いてみると、すごく強く筆を持ってしまい、ブルブル震えてしまった方もいらっしゃったり、ちょっと雑念が入って字が曲がってしまったりということもありました。
そこで、「強く筆を持つという意識を外し、淡々と祝詞を奏上するのと同じような気持ちで書いてみてはいかがですか」というお話をしたら、すんなりと書くことができたという体験談をいただきました。
その後、斉藤宮司とともに祝殿でお祓いをさせていただいたんですけれども、その前に「祝詞を書いた後に祝詞を奏上すると、どのように自分が変化したかということも体感してください」というお話をさせていただきました。
そして、お祓いの後、「すごく声を張ることが今まで大事だと思っていたけれども、そうではなく、すんなりと自然にすっと声が出るようになりました」という声も聞くことができ、とてもよかったなと思っております。
白川学館は様々な講習がありますので、皆様とともに切磋琢磨しながら行っていきたいと思っております。
ありがとうございました。