令和六年「師走月次祭」が執り行われる

12月15日に「令和六年 白川学館 師走月次祭」を執り行わせていただきました。十二月の月次祭におきまして、甲府の祝殿にてご参列の皆様、オンラインからご参列の皆様とご一緒に、電子祝殿にて、祭祀を執り行わさせていただきました。

祭祀後には直会が開かれ、神人共食のもとに、一年の振り返りをはじめとする、様々なお話が共有されました。祭祀の式次第におきましてのお話として、七澤久子代表理事からお話がございました。

本年度の一年を振り返られるなか、『はふりのカレンダー』から、「朝はお正月、夕方は大晦日」の御言葉を共有されました。一日一日のお祓いが繰り返されて、一年の計となり、そして、今日の一日がどのような一日であったかを振り返りながらの、一つひとつの繰り返しであることのお話がございました。

そして、白川学館理事の伊藤様の関わりのもとに、ご地元の群馬におきましての岩宿遺跡のお話が共有され、本年度に、有形文化財に指定されましたこと、そして、発掘の功労者であられます相澤忠洋様、千恵子様ご夫妻様のご功績が認められる形で、映画化されることの吉報が共有されました。

そして、ご地元の新聞におきましても、記事として掲載されたお話がございました。七澤賢治前代表は、ご生前より、岩宿遺跡は「世に出る」というお話をされていたこと、そして、言葉を発することで実現するということを、証明されたということ、そして、天に向かって発した言葉は、必ず還ってくることの実証と、「結果の確信」の自覚の大事さをお伝えされました。

七澤賢治前代表の御父様の御歌である「世に顕し 君が努力の むくいられ一族ともに このよろこびを」という御歌をご披露され、お一人おひとりが共に公の御役割を果たしていくこと、そして、考古学博物館をご訪問された時に、縄文時代の生き方が、今日の社会において注目されているなかで、皆様と共に光輝く道を歩んでいくことに繋がる、おみちの学びとなることをお話されました。

白川学館理事の山口周行さんからもお話がございました。本年度の白川学館の各活動を振り返られるなかで、白川学館の歳時記の各祭祀のあり方、そして、本年度からの「白川ZOOM学修」、「白川はじめの学修」の学び場が開かれましたことを、あらためて報告されました。

そして、来年度におきましても、オンラインを通じましても、全国の皆様のそれぞれのお立場のもとに、共に学び合う場として、白川学館の公の学びを深めていただきますことのお話が共有されました。

当方からお話をさせていただきました。先週に執り行われました、伊勢参拝のお話を共有させていただきました。伊勢の神宮に伝わる、天皇家のお祀りのあり方、そして古事記の天之御中主神、高皇産霊神、神皇産霊神の三神をお祀りすることの本義が本来ございますことを、公の学びとしても確認できますことのお話を共有させていただきました。

令和六年 白川学館師走月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

PAGE TOP