令和六年「水無月月次祭」が執り行われる

令和六年六月 白川学館月次祭が執り行われました。今月の水無月月次祭におきまして、甲府の祝殿にてご参列いただきました皆様、オンラインからご参列いただきました皆様とご一緒に祭祀を執り行わさせていただきました。祭祀の後には直会が開かれ、神人共食のもとに、お食事も和やかになされるなか、ご参加されました皆様のお一人おひとりから、様々なお話を共有していただきました。

式次第の後のお話としまして、七澤久子代表理事からお話がございました。六月四日の日は、天候が豪雨となり、停電が生じ、そして通信機器も止まるなか、平常時の、当たり前に感謝すること、そして、そのような時にもお話ができることをはじめ、一期一会の大事さのお話がございました。

東京での雅楽の奉演会におきましての心に響き渡る音色のお話、そして、「美在心中(びざいしんちゅう)」というお言葉を共有していただき、心の中を美しくすることの大事さと、水を祀る白川の御神事におきましても、水を大事に献奉ってきたこと、そして、人の全身は水でできていることから、心の中の水を清めることの大事さをお話していただきました。そして、心の中の水を清めるあり方としましては、七澤賢治先生の祝のカレンダーから「一音を神として祓いをあげる。」というお言葉を共有されるなかで、一音一音に神々のおはたらきがあるということの自覚をもって、一音一音を大事に、祓いをあげることの大事さのお話がございました。

そして、高濱浩先生から、「祓いに始まり、祓いに終わる」というお言葉が、白川のおみちのあり方として、そして、白川学館の学びとしての、大事な口伝のお言葉として、受け継がれてきていることのお話を共有していただきました。

白川学館の横山さんからお話がございました。「くるり」という言葉を題とするお話を共有していただきました。先日、お部屋のお片付けをしている時に、お感じ思われたお話として、不都合で不安というゴミが溜まっていく時に、ゴミを溜めてしまうことのリバウンドを繰り返しながらも、自らの不安の潜在的な原因を探り続けることは、際限がないということに気づくこと、そして、「くるり」と振り向き、振り返ることで、創造・維持・帰趨が始まり、言霊五十神の神々のおはたらきがあることのお話を共有していただきました。

当方からもお話をさせていただきました。今月六月は、晦の日に大祓祭祀が執り行われますこと、そして、甲府の祝殿におきましての祝殿講習、二十二日には「大山咋神のおはたらきを学ぶ」と題する学びのツアーがありますことと、様々な学びの場が今月も控えておりますことのお話を共有させていただきました。

そして、今月は、水無月に月次祭が執り行われましたことから、生命の根源に関わる学びにおきましての、水のあり方のお話と、現代科学においても実証の可能な、時代の最先端の学びとして、そして、社会の貢献に産霊(むすび)繋がる公の学びが、白川のおみちにも受け継がれてきていることのお話を共有させていただきました。

令和六年 白川学館水無月月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

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