令和六年「重陽祭」が執り行われる

本年度も9月9日、電子祝殿におきまして、オンラインからご参列されました会員の皆様とご一緒に、白川学館重陽祭が執り行われました。

白川学館におきましては、五節供の歳時記の「ハレノヒのしつらひ」が発行されていますなかで、五節句の歴史や慣わしを確認させていただき、そして、一年間の季節の節目の時にあたりまして、皆様とご一緒に、公の平安清明をお祈りさせていただく祭祀でございます。白川学館におきましては、お正月を明けましての人日の祭祀と、秋の重陽祭を執り行わさせていただいております。

祭祀の後におきまして、七澤久子代表よりお話を賜りました。朝晩の風の心地良さを感じる秋ならではの時節におきまして、そして、朝には朝日が燦燦と降り注ぐ日に、祭祀を執り行なわさせていただきましたことのお話がございました。

祭祀とは、魂の歴史として繰り返しているということ、そして、お一人おひとりには魂があり、そして御先祖の遠津御祖神とともにお祀りが執り行われてきたことの歴史において、淡々と一つひとつを、真心をもって、味わいながら、お祀りが執り行われ、継承されてきたことの尊さのお話を共有していただきました。

本年度の年祭におきましてお披露目されました〈はふり〉のカレンダーの『鎮魂』からのお言葉としまして、【「慢心しない」をベースに生きる】を共有していただきました。「慢心しない」は、高濱浩先生から伝わっている、大事な口伝としてのお言葉でございますこと、そして、皆様とご一緒に祓いをあげながら、日本から世界、そして天に向かって祓いが行き渡ることのお話、そして、太陽には虹のようなゆらぎを感じながら、身体は振動して、気血が巡り、一息一息を感じながら自分のなかにストンと落として、慢心しないをベースに生きるということが、おみちの技の一つであるということのお話が共有されました。自らの心と身体の健康と、共に生きる遠津御祖神を敬い、公に尽くす道筋を皆様とご一緒に培っていくことの大事さのお話を共有していただきました。

「令和六年 白川学館重陽祭」におきまして、誠にありがとうございました。

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