令和六年「八神殿・月次祭」が執り行われる

九月十五日に執り行われました、「令和六年 白川学館八神殿・月次祭」のご報告をさせていただきます。本年度の白川学館八神殿・月次祭におきまして、甲府の祝殿にご参列の皆様と、オンラインからご参列の皆様とご一緒に祭祀を執り行わさせていただきました。

祭祀を通じまして、八神殿の御役割を皆様とご一緒に確認をさせていただきましたなか、式次第後にお話が共有されました。七澤久子代表理事からお話がございました。第六種神拝作法の鎮魂により、八神殿の産霊(むすび)のおはたらきがもたらされるということのお話がございましたなかで、<はふり>のカレンダーから、【鎮魂とは、そのものの働きを最大限に高めること】のお言葉を共有されました。

日々の自らの行いや言葉が間違った方向に行っていないかどうかを見極めること、そこには神直日神、大直日神のおはたらきがあり、自らの五魂を鎮魂することによって、自らの進む道が間違ってはいないということの確信に繋がることが、第六種鎮魂にはあることのお話がございました。

そして、白川伯王家のおみちは真髄をすでに極めているからこそ、自然をはじめあらゆる環境が整うということ、整っていくことが、白川のおみちであることのお話がございました。

安見晴子先生のお話から、「雑巾がけは感謝して行うこと」のお話を共有していただくなか、日々、洗い干すということの繰り返しであること、さらには、自らの心身を清め、潔斎し続けることに繋がるということのお話がございました。そして、自分自身が鎮魂した自分を人に見せることで、人としての関わりがなされていくということのお話も共有されました。

さらには、白川のおみちを共に学ぶ皆様がそれぞれに白川のおみちの種を持ち、そして種から満開の花を咲かせることが、「鎮魂とは、そのものの働きを最大限に高めること」に繋がることのお話を共有していただきました。

白川学館理事の山口さんからお話がございました。今日の時代において、国内外の政治の世界が混迷を極めているなか、あらためて、祭政一致とはどういうことであるのかということを考える機会が多くなってきたことのお話と、そして、八神殿の御祭りが執り行われましたなかで、日本人の根底に流れる大事な気持ちとして、素直な気持ち、真っすぐな気持ちで取り組むことが、誠の産霊(むすび)に繋がってくるということのお話がございました。

神々との産霊には、時間が介在しないということ、そして、七澤賢治前代表が「静止エネルギーが世界を救う」ということのお話から、静止エネルギーは、ベクトルが無く、指向性が無いことから、時間も介在しないことのお話も共有されました。

高天原の所在に繋がる静止エネルギーを確認することで、高天原からしっかりと創造意志を発していくということ、そして、五魂の鎮魂をもって、五霊という産霊のおはたらきをしっかりとお迎えすることでの直霊(なおひ)のおはたらきをもって、創造意志を発していくことが、八神殿の学びの根底に流れているということのお話を共有していただきました。

当方からお話を共有させていただきました。「はふりめく」のお話を共有させていただきましたなかで、両手の左右の働きにおいて、五霊の産霊と直霊(なおひ)のおはたらきが所作としても示されていることが、白川のおみちには伝わっているということのお話をさせていただきました。

自己自身の宇宙と、137億年をかけての宇宙との、いわゆる内宇宙と外宇宙が繋がる産霊(むすび)のおはたらきは、時空間を超えてもたらされるということ、そして、時空間を超えた産霊のおはたらきは、宮中祭祀の八神殿の五霊のおはたらきとして継承されてきていることのお話を共有させていただきました。

そして、宮中祭祀の八神殿の産霊と直霊のおはたらきの学びから、新たな宇宙を共に創造実現することを、それぞれが自己自身で実証、証明していくことが、現代社会への貢献に繋がる、実践としての公の学びとなるということのお話をさせていただきました。

令和六年 白川学館八神殿・月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

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