五月十一日に「令和七年 白川学館 皐月月次祭」が執り行われました。今月の月次祭の祭祀におきまして、甲府の祝殿にてご参列されました皆様、全国各地のご自宅からご参列されました皆様とご一緒に、中今に産霊(むすび)繋がるなか、祭祀を執り行わさせていただきました。
祭祀の後には直会が開かれ、ご参加されました皆様お一人おひとりからのご近況のお話をはじめとする、様々なお話も共有されました。
祭祀の式次第のお話として、七澤久子代表理事よりお話を賜りました。
白川のおみちが甲府の地におきまして伝承継承されてきておりますなかで、高濱浩先生の口伝としての「祓いに始まり祓いに終わる」、「慢心せず」の言葉のもとに、日々実践することの大事さ、昨日と今日との自分自身のあり方の違いがあるということ。そして比較するのは昨日の自分自身とであり、日々のありがたさと、そして尊い人生を生きていることを自ら確認していくことの大事さを共有していただきました。
アメリカのアイオワ州から来日された方々のエピソードとして、アメリカの現地においても日本の和の文化に関心が持たれていること、小笠原孝次先生と七澤賢治前代表がご一緒に、場を整えながら学びの道を歩まれたお話と、「秘すれば花」という言葉の大事さ、そして、場を整えることの大事さ、自らの周りにいる方々、自らが生活をしている環境の場も含めて、整えさせていただく自分であるということを自覚する生き方のお話を共有していただきました。
当方からお話をさせていただきました。日々、祝詞構文の作成におきまして確認させていただいております「祝詞大成」のご著書者である菟田俊彦先生の関連のご書籍においてのお話の一つを共有させていただきました。ご書籍のお話として、東洋哲学ともみなされる易経の哲理をテーマとする文章において、易経の典拠となるのは、古くから中国に民間伝承として伝わってきた創世神話にあることの言い伝えのお話があることを共有させていただきましたなかで、七澤賢治前代表のお話として、世界各地には、それぞれの地域において、神々のおはたらきをお迎えする世界観が本来存在していたということのお話を共有させていただきました。
令和七年 白川学館 皐月月次祭におきまして、誠にありがとうございました。