五月三十一日、令和七年 白川学館御田植祭が執り行われました。本年度の白川学館御田植祭におきまして、甲府の祝殿にてご参列された皆様、そして、全国の各ご自宅からご参列された皆様と、電子祝殿にて中今に産霊(むすび)繋がるなか、祭祀を執り行わさせていただきました。
御田植祭にゆかりのある献饌の品々とともに、本年度の玉苗が奉献されるなか、公の平安清明と五穀豊穣がお祈りされました。そして、雨天により翌日となりました御田植の御作業が、ふとまにの里の御田にて執り行われました。
式次第後のお話として、七澤久子代表理事よりお話がございました。御田植祭の日の朝に、ふとまにの里の清らかに澄み渡る自然の情景のお話とともに、玉苗の一つひとつが花を咲かせ、稲の実を実らせることから、本日の御田植祭において、皆様とご一緒に、予祝をさせていただきましたことのお話がございました。
先日の五月二十八日に、二所ノ関部屋の大の里関が横綱になられましたことの伝達式にご参加された時のご様子をお話いただきました。そして、二所ノ関部屋のお土地と御部屋全体が清らかな場であることのお話において、清らかに整えられた場の大事さのお話がございました。
二所ノ関親方が、稀勢の里として横綱になられる時に、「結果の確信」の言葉のもとに御精進されていたことのお話が共有されました。七澤賢治元代表が、公の場として、ふとまにの里を創造なされ、そして、御訪問された農業関係者の御方のお土地のお米が、大嘗祭においての悠紀田、主基田の献上米として御選定されることとなったエピソードのお話が共有されました。
謙虚な気持ちで生きることが、おみちの神髄であること、そして、公の場としての御田においては、日本全国が守られますようにとの気持ちをもって、一苗一苗を皆で共に植えることが、全国に伝わることのお話を共有していただきました。
令和七年 白川学館御田植祭におきまして、誠にありがとうございました。