令和六年「霜月月次祭」が執り行われる

十一月十日に、令和六年「白川学館霜月月次祭」が執り行われました、。今月の霜月の月次祭におきまして、甲府の祝殿にご参列の皆様、オンラインからご参列されました皆様とご一緒に、祭祀を執り行わさせていただきました。

祭祀後には直会が開かれ、神人共食のもとに、ご参加された皆様からのご近況をはじめとする様々なお話が共有されました。祭祀の式次第のお話として、七澤久子代表理事からお話がございました。

「腹中有書(ふくちゅうしょあり)」という言葉をご披露されるなかで、知識は身体で覚えるということの大事さのお話を共有していただきました。心とともに身体で祓っていくことで、身体を通して知識を知るということ、そして身体に聞き、納得する過程がとても大事であることのお話が共有されました。

はふりのカレンダーの「未然に祓うことは祓いの極意である」というお言葉をご披露いただきましたなかで、自らの身体から発する祓いの言葉の音で、神々のおはたらきをお迎えすることの大事さのお話がございました。

高濱浩先生とのご修行において、高濱浩先生によりますお祓いの言葉の一音一音が神々のおはたらきとして、一つひとつが宝石のように廻るようなご修行場のご体感のお話が共有されました。静謐な空間において、居住まいを正して、毎日お祓いをあげるなかで、たおやかな、和らぎをもった生き方の大事さのお話がございました。

横山さんからお話がございました。ご近況のお話としまして、ご親族の方々がご訪問された時のエピソードの話をご披露されるなかで、とらわれの心のあり方を、ボールの例えのお話として共有していただきました。様々なボールのある世界を生きるなかで、ボールにとらわれないこと、そして、ボールを通じて内と外の世界があること。さらには、鎮魂のあり方の説明として、ボールの中にいる自分がボールの中心と繋がり、鎮まっていくことで、初めてボールの外に出ることができるということのお話を共有していただきました。そして、今日の時代の生き方においても、日々の祓い・鎮魂・言霊の実践が大事であることのお話を共有していただきました。

山口さんからお話がございました。白川学館の来年度の事業計画を本年に精査しているなかで、白川のおみちのあり方の確認を通じて、世界の雛形が日本であり、日本の雛形は祝殿であるということから、宮中祭祀を受け継ぐ白川のおみちの学びにおいて、公にお役立てさせていただくことの本義の自覚と、そして、公につながる意志を持って日々取り組んでいくことの大事さを共有していただきました。お祓いのおはたらきによるフラクタルな伝搬として、声になる前、さらには、言葉になる前には、言霊(げんれい)のおはたらきがあることを自覚することの大事さ、そして、言霊(げんれい)のおはたらきにある風を感じることの大事さのお話を共有していただきました。

当方からお話をさせていただきました。本年度の白川学館におきまして、「白川学館の学び、基礎講義」の講習が開催されましたことからのお話を共有させていただきましたなかで、「はふりめく」のお話から、利己的な遺伝子と、公の遺伝子のあり方、さらには、神と繋がる遺伝子が全人類には備わっているということのお話を共有させていただきました。

令和六年 白川学館 霜月月次祭におきまして、誠にありがとうございました。

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