令和六年 「春季皇霊祭」が執り行われる

三月二十日の春分の日に「令和六年 白川学館 春季皇霊祭」が執り行われました。本年の春季皇霊祭におきまして、甲府の祝殿にてご参列の皆様、オンラインからご参列いただきました皆様とご一緒に、祭祀を執り行わさせていただきましたことを、感謝御礼を申し上げます。

令和六年の白川学館の歳時記にての春季皇霊祭におきまして、民間の立場をわきまえさせていただきますなか、歴代の御皇霊と御皇族の方々の御霊を、厳粛に鎮魂・慰霊をさせていただきました。春季皇霊祭におきましては、白川学館の雅楽顧問として、そして、白川学館の活動にご尽力をいただいております、西原祐二先生、西原貴子先生より、宮中雅楽の御奉演を賜りました。

祭祀の後には、神人共食のもとに、直会が開かれ、ご参加されました皆様が親睦を深められるなか、様々なお話も共有されました。ご参加されました会員のお方からは、石川県能登半島の被災地の現状の御報告も共有されました。

式次第後のお話としまして、七澤久子代表理事からのお話がございました。ふとまにの里におきましての、今季の様々な風景模様をお話いただきましたなか、本年度の春季皇霊祭におきましてお感じになられましたことを共有されました。七澤賢治先生のカレンダーにおきましての【一つひとつが一期一会】というお言葉を共有していただき、歴代の御皇霊の御功績のお一つおひとつが一期一会として執り行われてきたことのお話がございました。

そして、真(まこと)の心をもって、真の道に向かうことの大事さをお話いただきました。自らの体に備わっている真の道は、「ゆずり葉」の道にも結び繋がることのお話をされるなか、お正月の献饌としての器の教えとしての「ゆずり葉」は、御先祖様代々に譲り繋がることを表わしていることのお話の共有がございました。そして、真の心と真の道をもって、自らの種(たね)が温まり、満開の花を咲かすことになることの自覚の大事さをお話いただきました。

白川学館の山口さんよりもお話がございました。宮中におきましては、平安時代から黒戸の御所の御祀りと、そして春・夏の季節におきまして、皇霊祭が執り行われてきており、神仏の両方のお祀りにおきまして、御皇霊の御供養が丁重になされてきたことのお話を共有されました。そして、白川のおみちは、御先祖を大事にすることのお話を共有されるなか、白川学館におきましては、デジタルとアナログの統合のもとに、言霊(げんれい)をもっての祓いにより、御先祖様の御供養を丁重に行わさせていただきますことのお話がございました。そして、皇恩感謝のもとに、御先祖を御供養させていただきますことのお話を共有していただきました。

当方からもお話を共有させていただきました。毎年の春季と秋季の皇霊祭におきまして、祝詞を奏上させていただきますなか、「天津日御魂(あまつひのみたま)」の働きにおきましてのお話を共有させていただきました。歴代の御皇霊の御功績を厳粛に感謝申し上げさせていただき、国体を護持なさられてきている御皇霊のおはたらきのもとに、公の平安清明がもたらされてきていますことを、お話として共有させていただきました。

令和六年 白川学館 春季皇霊祭におきまして、誠にありがとうございました。

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