令和四年「師走 月次祭」を執り行う

令和4年12月11日に執り行いました「白川学館 師走 月次祭」の活動のご報告となります。今月の月次祭は、オンラインとリアルの同時開催により、電子祝殿にて皆さまとご一緒に執り行わさせていただきました。祭祀後には直会が開かれ、ご参加者の方々から、ご近況のお話や、日々お気づきになられたことをお話いただきながら、懇親の場を共有させていただきました。

式次第におきまして、祭員の横山様よりお話を賜りました。今日の時代において、人間の業(わざ)ではどうにもならない、あるいは間に合わない時代に来ていることから、神の業(わざ)を迎える時代が来ているのではないかということのお話を共有いただきました。

一方で、様々な人や物に頼りやすい時代でもあるということから、一人修行の意義を見い出すことの大事さ、そして、自らが神のおはたらきを迎える器としての、真球のあり方を目安とする時の、見落としやすい祓いのあり方についてのお話をいただきました。

そして、当方よりもお話を共有させていただきました。今月12月に大祓祭祀が控えているなかで、毎年の6月と12月に大祓の儀が執り行われ、長らく日本の神祇文化としても認識されてきたなかで、一日にお正月と大晦日があるということから、日々、毎日お祓いを執り行っていただいているお立場の方々もいらっしゃることのお話をさせていただくなかで、縄文時代においては、一人ひとりが神々のおはたらきと産霊(むすび)を起こしていた時代もあったということを、今日の時代において、あらためて実証する活動の大事さについてのお話を共有させていただきました。

12月は納(おさめ)の月次祭として執り行われましたなかで、年末の大祓祭祀、そして年が明けましての元朝祭、各時期の祭祀と、各一年間を単位として、歳時記に沿って、皆さまとご一緒に執り行わさせていただきますなかで、公の祭祀としての役割を継承されてきている白川のおみちの学びの意義を、今日の時代において確認させていただきながら、世の中にお役立てさせていただきたく存じます。

よろしくお願い申し上げます。(斉藤)

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