令和五年「卯月 月次祭」が執り行われる

4月9日に、令和5年4月の白川学館 月次祭が、オンラインとリアルの同時開催にて、電子祝殿にて執り行われました。祭祀後には、直会が開かれ、会員の皆様のお一人おひとりから、ご近況や、日々感じられたことをお話いただきました。式次第のお話として、七澤久子代表理事よりお話がございました。

4月は、春の季節を迎え、時が満ち、事始めの時期でもあるなか、様々なお話を共有されました。白川のおみちが甲府に受け継がれた、昭和57年4月18日に、甲府に白川のおみちがお伝えされ、継承されてきているなか、高濱浩先生から、「祓いに始まり、祓いに終わる」という言葉をいただいたことを、共有されました。

一音一音に神のおはたらきがあること、一音一音を神としてお祓いをすること、祓詞は、まずは自らが体感することの大事さをお話いただきました。そして、祓いの尊さを実感しながら、「祓いに始まり、祓いに終わる」ということを、お一人おひとりがお伝えするお役割を為していただくことの大事さを共有されました。今月4月は、様々な活動においての、事始めの月として、自らの体のなかに、言寿ぎをもって、日々、生活していくことの新たな時期となることをお話されました。

白川学館の横山さんからお話がございました。4月は、始まりの月であり、変化の多い時期でもあるなか、変化を恐れないことの大事さについてのお話を共有されました。「諸行無常」という言葉から、執着をすることが苦になり、創造・維持の、維持を生きながら、それを掴もうとして苦が生ずること、絵のキャンパスを例えとして、真っ白なところから自由に絵を描くことができることから、祓い・鎮魂・言霊をもって、一度、全てを祓い清めることで、創造・維持・破壊・帰趨がなされることのお話がございました。

当方からもお話をさせていただきました。白川のおみちは、宮中祭祀として執り行われてきたなかで、神々のおはたらきをお迎えすることがなされてきたことから、神々のおはたらきをお迎えすることを、民間の立場をもって、学ばさせていただく時には、五階層の学びが共有されていること、そして、神と人との産霊(むすび)において、人が霊止(ひと)という立場を自覚することが共有の学びとしてあることをお話させていただきました。

令和5年4月白川学館 月次祭におきまして、誠にありがとうございました 。

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