令和六年「立春祭」が執り行われる

令和六年二月四日に「白川学館 立春祭」が執り行われました。令和六年度の白川学館 立春祭におきまして、甲府の祝殿にてご参列の皆様、オンラインのお立場から電子祝殿にてご参列の皆様とご一緒に、祭祀を執り行わさせていただきました。

白川学館 立春祭の献饌におきましては、立春祭にゆかりのある品々が、器の教えとして献饌されるなか、御神前の正中の御国体机には、水の祭祀を司る白川のおみちの公の御役割を顕わすおはたらきとして、天津水と結びつながる別天水が奉献されました。

祭祀後には直会が開かれ、神人共食のお立場のもとに、ご参加されました皆様からの様々なお話も共有されました。

立春祭の式次第後のお話としまして、七澤久子代表理事よりお話がございました。旧正月においての前日の節分の祭祀を経て、立春祭として新たな年を迎えましたことのご報告のもとに、春告げる草花の時期、そして、一年間の各季節毎の祭祀をもって予祝がなされることの、日本においての予祝の文化のあり方のお話を共有していただきました。

七澤賢治前代表のはふりのカレンダーのお言葉から、祓いの響きのもとに、より良く生きることの大事さと、祓いは、毎日毎日を新鮮に生きることにつながり、祓いを通じて日本の古来より続いていることは、これからの時代においても確信を持てる学びとなること、そして、御魂(みたま)が喜ぶことによって、お互いに共感・共鳴することになることの大事さをお話いただきました。

白川学館の山口さんからもお話をいただきました。AI、CHAT-GPTといった今日の機械技術の展開において、機械と対話することによっての客観視の学びにつながることのお話と、大霊神のおはたらきが顕現された年に、神令(じんれい)、和論語と、各学びも共有されてきたなかで、慢心しない、謙虚になることの大事さと、「奉る」自覚が、神の階層を迎える条件となる学びであることのお話を共有されました。

2月17日に開催されます、白川学館一日講習・懇親会におきましては、現地会場においても、御榊を立てて、お祀りさせていただきますことで、白川のおみちの学びのあり方を一つひとつ学び合う場となりますことのお話がございました。

当方からお話を共有させていただきました。立春祭におきましては、前日の節分で罪穢れを祓い、そして翌日の立春祭におきまして、「春立ち返る」という祝詞の言葉から、立ち返りながらも、同時に、創造するということの、日本語の和語としての言葉のあり方と意義のお話と、そして、立春祭は、季節としても、様々な生命が息吹き、芽出、イキイキと張り、拡がり渡る、始まりの時期でもあることからの祭祀の御役割のお話を共有させていただきました。

令和六年 白川学館 立春祭におきまして、誠にありがとうございました。

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